カーネーション 『SUPER ZOO!』('04)
b0061611_1261662.jpg前作『LIVING/LOVING』から1年3ヶ月、その間にバンド結成20周年を迎え、それに伴う2本のツアーを敢行、シングル2枚、ベストアルバム、アナログ盤、DVDと怒涛のリリースラッシュ、というかつてない精力的な活動の集大成として、通算12枚目(トリオになってからの2枚目)のニュー・アルバム『SUPER ZOO!』がついに発表されました!まぁこれまでの過程でゴチャゴチャしたことがあったけども、とりあえずは新作が然るべき形で世に出たことを率直に喜びましょう。・・・て、そんなこといちいち言われなくても喜んでるって?

『L/L』は、5人編成からトリオになってしまったというあまりにも大きすぎる地殻変動が前代未聞のフレッシュさをもたらした感動的な傑作だった。「カーネーションはこれからトリオでやってくからヨロシク!ていうか、トリオでも全然イケるでしょ?」という自信に満ちた名刺代わりのトリオ・デビュー作。その後の度重なるツアーでトリオでロックンロールする地盤をさらに強化、基礎体力が十分についたところでさぁ何が出来るか?その結果が、この『SUPER ZOO!』。

いやぁ、ホント力強い傑作だと思います。あまりにストレートだった『L/L』の延長線上にありながらも、また一味違った風味のポップでカラフルでそれでいて深みのある大人のロックンロール。ある意味『L/L』は手探り段階でいかにも力作という感じだったのが、トリオでのレコーディングを一度経験した余裕からか、『SUPER ZOO!』では肩の力がフッと抜けていて風通しがすこぶる良い(「気楽にやろうぜ」なんて歌ってるくらいだし)。ツアーの合間を縫って製作されたようだけど、ただ単にライヴの勢いだけでレコード作りましたという感じに仕上がっていないのが、大人の余裕というかカーネーションらしさというか(カーネーションの場合、レコードとライヴは全く別物ですからね)。1回目より2回目、今日より明日、1年後より10年後、聴けば聴くほど深く心に染み入ってくるアルバム。そういう意味でも、いかにもカーネーションらしい作品のような気がします。

『SUPER ZOO!』は現時点での最高傑作だとは思うけれど、これがキャリア最高傑作になるとは思えない。これからのカーネーションを期待させる傑作なんではないかと。『L/L』を聴いた時は、これを超えることは可能なのか?と随分心配したけれど、『SUPER ZOO!』は不思議とそういう気持ちは起こらないんですよね(あっ、念押ししときますけど、『SUPER ZOO!』が大したことないって言ってるわけではないですよ。『SUPER ZOO!』と『L/L』は全く違う地平にいて比べようがないし、両者とも傑作なんです!)。つまり、ボクはもうすでに次のアルバムが楽しみで楽しみで仕方ないのです。

※次回からは、1曲目から順に感想をゆる~くのんびり述べていこうかなと思っております。
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by kesuike6 | 2004-11-26 12:08 | SUPER ZOO!
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