久保田麻琴と夕焼け楽団 『ラッキー・オールド・サン』('77)
b0061611_15455276.jpg昨年の音楽感謝@拾得のときに直枝さんが歌った「ラッキー・オールド・サン」が忘れられなくて、それ以来ずっと探していた一枚。一応CD化はされているものの、もう随分前に廃盤になっているし、中古屋を探し回っても全然見つからなかったので、ほとんど諦めかけていた・・・すると、つい先日、斉藤哲夫さんのレコード目当てにレコ屋巡りをしていたら、『ラッキー・オールド・サン』のアナログ盤がふと目に飛び込んできた。しかも、ご丁寧に棚の最前列に置いてあって、それはまるで「けすいけくん、ここにおるやん、早く見つけてくれよ!」と言っているかのようだった。もうめちゃくちゃ嬉しくて、斉藤哲夫さんのこともすっかり忘れてしまった。まぁ本当に好きなものに出会う時というのは得てしてこんなものだ。

ニューオリンズ、カントリー、ハワイアンなどをごちゃ混ぜにしたいわゆるチャンプルー・ミュージック、でも、決してリゾート気分満載ではなく、土にまみれ泥にまみれ埃にまみれ汗水たらし大地をしっかり踏みしめ放浪している感じ。そう、人生は旅だよ。そして、やっぱり「ラッキー・オールド・サン」は本当に良い曲だ。ルイ・アームストロングやレイ・チャールズなども歌っているアメリカのスタンダードナンバーに拾得のマスターであるテリーさんが日本語詞をつけた(訳詞かな?)のだけど、この詞が実に味わい深く素晴らしい。男の人生の悲哀をこんなに美しく切なく表現した詞はないと思う、いやホント泣ける。直枝さんのカヴァー(大西ユカリと新世界のも)を聴いた時から思っていたけど、世界一好きな歌かもしれない。麻琴さんの細野さんと慶一さんを足して2で割ったような歌声がまた渋くて良いし、他に収録されている曲もしっかり聴き応えのあるロック魂に溢れたポップな名曲ばかりで、これは他の人からすると全然違うのかもしれないけど、自分の中ではカーネーション『LIVING/LOVING』と重なって聞こえる。つまり、僕の人生にとってすごく大切な盤ということである。とりあえず、無人島には持って行こうかな。
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by kesuike6 | 2005-07-01 17:12 | ALBUM(SINGLE)
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