ラリーパパ&カーネギーママ 『Good Times Are Comin'』('01)
先日のハイドパークフェスでも堂々のパフォーマンスを見せてくれたらしいラリーパパ。さすがやね。春一番やロジャー・ティリソンや茂さんや青山さんとか、もうすでにたくさんスゴイ人たちと共演しているバンドやからね。こちら関西では人気のあるラリーパパ、これを機に東の方面の人たちにももっと気にしてもらえるようになったらええなぁと思います。いやぁでも、あのライブ観たら誰でも惚れちゃうでしょ?



b0061611_11415584.jpgこれはラリーパパの記念すべきデビューミニアルバム。僕は2nd『dreamsville』を聴いた後に買ったと思うけど、前からバンドの名前はよく知っていた。実はこのミニアルバムが出た頃の音楽感謝で直枝さんとラリーパパが共演してた(この日の直枝さんの日記で、ラリーパパを褒めていた)のだけど、京都に住んでいたにも関わらず当時はライブハウス恐怖症(?)で行かなかった。ただ部屋に貼っていたそのチラシを眺めているだけだった。嗚呼、大後悔。そういえば、僕の部屋にライブハウスに通いつめてる友だちが遊びに来たとき、そのチラシを見て彼女が、「ああーラリーパパ出るんだ。ラリーパパ&カーネーギーママってどういう意味かわかる?ラリパッパに勝手気まま、から来てるんだよ。確かベースの女の子、R大の子だよ。」と教えてくれた、へぇーそうなんやぁ。彼女、もう随分連絡取ってないけど、元気にしてるのかなぁ。

この頃のラリーパパは現bonobosで活躍中の森本夏子さん(b)と辻凡人くん(ds)が在籍していた(もっと前には蔡くんもメンバーだったそうで)。でも、bonobosの人気ホント凄いですよね、フィッシュマンズの再来みたいな感じでめちゃくちゃ盛り上がってます。確かにいいバンドだけど、僕は断然ラリーパパ派です。ていうか、やってることが全然違うから比べてもしょうがないか・・・。で、このミニアルバム。もうなんかね、このもくもく煙を吐く機関車のジャケットを見ただけでも、只者じゃないなと思うわけです。『Good Times Are Comin'』なんてタイトルも然り。で、音を聴くとこれまたぶったまげる。1曲目「冬の日の情景」。まるでこの機関車のようにグイグイ前に突き進むグルーヴィーで力強いナンバー、名刺代わりの一発としては最適だろう。僕はこの曲を聴いてすぐさまはっぴいえんど「抱きしめたい」を思い出した。別に曲調がそっくりというわけではないけど、空気感や肌触りがすごく近い。しかも、決してそれは単なる憧れで真似をしようとした不自然な音ではなく、骨身から染み出たナチュラルな音だということはすぐにわかった。嗚呼、ええ曲や、ええバンドや。ちなみに、この曲には別のバージョンがあって、それはグレイトフル・デッドみたいなちょっぴりサイケで果てしなく広がってゆく朝靄のような雰囲気で、これまた素晴らしいのです。ゆるくてふわふわ気持ちいい「ふらいと」、ファンキーグルーヴ炸裂の「まちとまち」、この対称的な世界観をしっかり表現できるのがラリーパパの強み。そして、ラスト曲「風に乗って」。はちみつぱい「塀の上で」にも負けない超がつく名曲。この深い歌心、とても20代そこそこの若者のものとは思えないが、とにかく感動的。穏やかなんだけど物凄く熱い。最後のガンホさんのギターソロ、胸が締めつけられ涙腺にキてもう泣かずにはいられない。号泣必至。この曲も別にもっとゆるいバージョン(『LIVE』)がありますが、僕はこっちの方が好きだな。それにしても、こういうバンドが21世紀に出てきてくれたというのが嬉しくてたまらないよ。

サックス浦さんの日記を読んで。とにかく単純に羨ましい、自分に音楽の才能があればなぁ・・・。
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by kesuike6 | 2005-09-07 11:50 | ALBUM(SINGLE)
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