Jonathan Richman 『not so much to be loved as to love』('04)
b0061611_18594799.jpgリリー・フランキーの『美女と野球』を読みながら聴いていたのが、コレだった。ジョナサン・リッチマンとリリー・フランキー。何気なく選んだ組み合わせだけど、バッチリだった。なんか部屋中が愛で満ち溢れたような気がした。優しい気持ちになれた。そういえばこの二人、なんとなく顔が似ている、と思うのは僕だけだろうか?眉がハの字の困り顔、気が弱そうで切なげで、でも愛らしい。すごくいい顔してる。そんなに羨ましくはないけど(笑)。



昨年はこのジョナサン・リッチマン『not so much to be loved as to love』に出会えたことが最高に嬉しかった。彼の名前はよく知っていたけど、それまで聞いたことがなかった。何がきっかけで買ったのか?岡村詩野さん編集の『KITTEN』という音楽誌で見たこのアルバムのジャケットが白黒とはいえあまりに美しかったから…かな。ジョナサンにしては珍しいタイプのジャケットみたいだけど、ホントにキレイだなと思ったし、このジャケで悪いわけないと変な確信もあった。その予感は見事的中、内容もジャケに負けず劣らず素敵だった。英語で歌ったりスペイン語で歌ったりフランス語で歌ったり、正直彼が何を歌ってるかは正確には解からないけど、とにかく愛を感じた。愛なんて抽象的すぎて言葉では説明できないけど、僕の感じる愛が全てこの作品にあるというのかな。基本的に歌とガット・ギターとベースと簡素なドラムセット(トミー・ラーキンスのドラミング最高!)というシンプルすぎる編成なので、ジャナサン・リッチマンという人間が曲にそのままリアルに記録されている。そこに余分なカッコつけや嘘偽りなんてない、素っ裸のジョナサン。僕がこの作品で愛を感じたということは、つまりジョナサン自身も愛に溢れた人だということであって。実際彼に会ったことはないけれど、そう言い切れる自信がある。あの朗らかで優しくてどこか物悲しい歌声を聴いていたら、誰だって解かるはず!

みんなホントいい曲ばかりで参っちゃうけど、タイトル曲と「My Baby Love Love Loves Me」という曲には、どんなに気持ちが塞ぎ込んでいても思わずニコッとしてしまう不思議な効能がある。音楽っていいなぁっていう当たり前のセリフを当たり前に吐かせてくれる名曲だと思う。

それにしても、“愛されることよりも愛すること”か…僕は贅沢者だからどっちも欲してしまうよ。

※ライヴDVD『Take Me To The Plaza』も必見。動くジョナサンを観たら、ますます好きになること間違いなし!今日も観よ。
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by kesuike6 | 2005-10-28 19:03 | ALBUM(SINGLE)
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