郷ひろみ 「ハリウッド・スキャンダル」(昭和53年)
b0061611_0114336.jpgいつも行く中古レコ屋にふらっと立ち寄る。今日はお金あんまり使いたくないし久しぶりにアナログのシングル盤にしようかしら、と思った矢先に目に飛び込んできたのがコレだった。郷ひろみ「ハリウッド・スキャンダル」。そう言えば、この曲は確か直枝さんがソロライブで何度か歌ってたはず。105円だし、よし買ってみよ。あ、でも、これ一枚レジに出すのなんか恥ずかしいし、カモフラージュにもう一枚…。ということで、側にあった西田佐知子「涙のかわくまで」を手に取りレジへ。帰宅後、早速「ハリウッド・スキャンダル」をターンテーブルに乗せ、針を落とす…。

絢爛豪華なイントロを聴いた途端、コレ、すげぇーイイよっ!イイっ!あっという間に興奮してしまった。なんだかわかんないけど胸が高鳴ってしょうがない、歌いたくてしょうがない、歌謡曲ってやっぱりこうでなきゃ。この曲は都倉俊一さんが作曲・編曲を手がけているのだけど、メロディーは素敵なボサノヴァ調だし、オーケストラ・アレンジもバート・バカラックみたく洗練されてるのに、なぜかお洒落一歩手前でダサい。つまり、歌謡曲として最高!だということなのだけど。じゃあなぜ一歩手前でダサくなるのか、それはもちろん郷ひろみという歌手のせいであって。彼の鼻にかかる高音ボイスはセクシーで華はあるけど、どうにも過剰で俗っぽい。おまけに、どんなに暗い歌でもシリアスに聞こえないだろうポジティブなオーラがある。言うなれば、天性の歌謡曲シンガー。「ハリウッド・スキャンダル」は、そんな彼の歌謡曲シンガーとしての才能がいかんなく発揮された、いや、違うか、歌謡曲シンガーとしての才能が存分に生かされた名曲だと思う。都倉さん、さすがの仕事ぶり。あと、阿木耀子さんの歌詞も煌びやかでドラマチックな曲調によく合っている。とは言うもののどこか変で。“あくびをしながら泣きじゃくってた”って、果たしてそんな状況ありえるのかな…けど、不思議としっくりくるフレーズだったり。

「林檎殺人事件」の次のシングルでチャート最高13位、中ヒットですかね。ちなみに、B面の「白夜のクイーン」もファンキーなディスコチューンでこれまたダサくてカッコイイです。なんだか70年代の郷ひろみのシングル全部集めたくなってきましたよ(笑)。
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by kesuike6 | 2005-12-13 00:14 | SONG
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