ふゅーちゃりんぐ林立夫
b0061611_16353647.jpgレムスイムのドキュメンタリー映像『剛速球DVD』にて、それはライヴのリハーサル中、ドラマーでもある大久保由希さんがバンドメンバーに「林立夫ってスゴイよね!」と言っている場面が、僕はなんだかわからないけど妙に引っ掛かって、それ以来、林立夫の大ファンです・・・て、それ以来ってことはないですね、それ以前からも林立夫はスゴイ!というのは十分存じていたわけですが、夕焼け楽団に出会ってからじわじわとここ最近は特にニューオリンズっぽいものがすこぶる心地好くなってきて、そこから自然とリズムそしてドラムに興味が湧いてきて、どんな音楽を聴くにしても耳はいつも以上にドラムに集中、おかげで手足はバタバタ身体は揺れ揺れ、そんな風にいろいろ聴いて研究していく中で、僕の場合、最も自分のリズムや感性にピターッとくるドラマーは林立夫ではないかという結論に達しまして。決して歌を邪魔しないジェントルさを持ちつつも、よく聴いてみると、アイデアてんこ盛りでさりげなくスゴイことをやっている、しかも異様にファンキー!そんな粋でオトコ前なドラマー林立夫。ということで、今回はフューチャリング林立夫、最近のお気に入りの3曲を紹介しようかと思います。

DEVIL WOMAN / ブレッド&バター
・・・『マハエ』(’75)収録、Bass小原礼。ブレバタで林立夫と言えば「ピンク・シャドウ」に決まってるだろっ!とツッコまれること必至ですが、敢えてこの曲。いや、ひょっとして「ピンク・シャドウ」を凌駕してるかもしれない滅茶苦茶ファンキーなこの曲(「ピンク・シャドウ」に対抗して「グリーン・ルージュ」というタイトルでも良かったりして)。立夫さんの粘っこくシャープなドラミングと小原さんのブリッブリッのファンクベースとのガチンコ真っ向勝負は実にスリリング!あわや失禁もののカッコ良さ、外人も踊り出す強力なグルーヴに痺れまくり。いつか青山陽一&The BM’sでカヴァーしてくれないかなぁ。それにしても、このDEVIL WOMANは相当の悪女ですな、おお怖っ・・・。

流星都市 / 小坂忠
・・・言わずもがなの超名盤『ほうろう』(’75)収録、Bass細野晴臣。この曲は立夫さん自ら選曲した林立夫セレクション『NON VINTAGE』にも入っているので、立夫さん自身もかなりのお気に入りだと思うのですが、いやぁでもホント、曲といい歌といい演奏といい三位一体、これはマジで素晴らしいですよ(涙)。洗練の極みアダルティなメロウグルーヴにメロメロ、これぞ正真正銘のシティポップス。とは言え。細野さんの口数は少なくとも雄弁なしなやかなベースプレイにうっとりしつつも、背後から聞こえてくる立夫さんのドラムに耳を向けてみると、なぜだか尋常じゃなくテンションが高い!そ、そ、そんなに熱くならなくてもと止めたくなるほど、一人だけ荒くれてる(笑)。終盤のキック連打とか壮絶。おかげで、単にオシャレで終わらない何だか不思議な暑苦しさのあるロックな名曲に仕上がっております。

星くず / 久保田麻琴と夕焼け楽団
・・・『DIXIE FEVER』(’77)収録、Bass恩蔵隆。これもメロウでとてもロマンチックな名曲ですが、夕焼け楽団の独特の土臭さとユルさは、都会というよりも南の島が似合う感じでしょうか。決して派手ではないけど、立夫さんのリムショットとバスドラのコンビネーションはホント絶妙で気持ちいいツボを確実に突いてきて、あっという間に夢見心地に・・・。ドラム演奏っちゅうのは叩くだけが能やない、何よりも間(ま)が大切なんやなぁと教えてくれる素敵なドラミングです。嗚呼、でもホンマ気持ちええ曲やわぁ、大好き。
 あ、余談ですが、先日のグレイトノスタルジア祥さんのこの記事を見て、カーネーションの「オートバイ」という曲がこの「星くず」にインスパイアされていたということに気付きました。僕らはみんな星くず~♪ですからね。

それゆえに細野ボックスのDVDで一番嬉しかったのは、今はもちろんゴキゲンに叩く若き林立夫の姿が見れたことです。ありがたや。
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by kesuike6 | 2007-02-18 16:49 | SONG
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