ハミングキッチン 『虹色ソーダ』('05)
いよいよ間近に迫ってきました、「Roots is One~歌うギタリスト達の宴~」@大阪シャングリラ。何と言っても、田中拡邦!に青山陽一!!に鈴木茂!!!それぞれの世代を代表するスーパーなエレキギタリストがいっぺんに観れる、長くて短い人生、こんな贅沢なライヴってそうそうないぞ!最前列かぶりつき、限界の限界まで眼を見開いてその雄姿を一コマ一コマ焼き付け、血が出そうなくらい耳の穴かっぽじってそのサウンドを一音たりとも逃すことなく鼓膜に擦り付ける、そんな激烈な意気込みで臨む所存でございます。そして、バックを務めるのはハモンドオルガン伊藤隆博!にドラムス中原由貴!目下日本最強の呼び声高いThe BM’sですから、そのしなやかで艶めかしくでも途轍もなく骨太な強力グルーヴを全身に浴びてしっかり踊りたいと、いや、踊らざるをえないんでしょう。嗚呼、想像しただけでムラムラしてきた・・・。おっと、なんだかアホみたいに興奮してしまったので、ちょいとクールダウン。

b0061611_1422966.jpgと、そんな時にこんな素敵な音楽はどうでしょう。前記事でフューチャーした林立夫さんと交流があり(林立夫&一樹親子+ハミングキッチン=システムキッチンだそうです)、青山さん主催のライヴシリーズ“怪しい隣人”にも出演したことのある湘南、横浜を中心に活動する雑食系男女ユニット、ハミングキッチンの『虹色ソーダ』2005年作。男女2人組と言えば、エゴ・ラッピン、ハンバート・ハンバート、ビューティフルハミングバード、さかな、ふちがみとふなと、レムスイム・・・とりあえず今パッと思い浮かんだ名前を挙げてみましたが、流行なのか結構いますね。しかも、いずれも実力派であり且つ非常に個性的なグループばかりで改めて驚いたのですが、ハミングキッチンもそこに堂々と割り込んでくる素晴らしいグループです。

このレコードを聴く前は何となくフォークデュオっぽいのかなとイメージしていたのですが、ところがどっこい、ティン・パン・アレーを彷彿とする卓越した演奏力と洒落たセンスのファンキーなシティポップス集でビックリ!めちゃくちゃ良い意味で裏切られました。ブラジル、ニューオリンズ、ソウルなどのグルーヴィーな音楽を無理なく取り込む様は湘南の先輩ブレッド&バターを思い起こさせ、ボーカルのイシイモモコさんの伸びやかで力強くソウルフルな歌唱はまるで吉田美奈子さんのよう。そんな風に70’sのアノ匂いをプンプン漂わせているところが僕にはやはりグッとくるポイントですが、もちろん決して懐古主義的ではなく、その自由奔放なポップ感覚はあくまで現代的。眞中やすさんの紡ぐ黄昏時のオーシャンブリーズのごとくメロウで美しいメロディーも人を選ばないと思うし、こういう音楽がヒットチャートを駆け抜けてくれると僕は嬉しいんですけどね。是非ともライヴが観てみたい(やっぱり神戸が似合うかな)、立夫さんドラムで超ファンキーな「アヒルグライダー」聴けたら最高だなぁ。
※試聴などは⇒http://airlymusic.net/profile/humming.html
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by kesuike6 | 2007-02-23 01:44 | ALBUM(SINGLE)
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