荒井由実「ひこうき雲」
この曲、ボクのココロのベスト10に確実に入ります。素晴らしすぎる名曲。

言わずもがなユーミンの傑作1stアルバムの冒頭を飾るタイトル曲。イントロのピアノを聴いただけで、とんでもない名曲だと感じずにはいられない。いつ聴いてもゾクゾクする。自殺をテーマにしたこの曲は発表当時かなり物議を醸したそうだが、そんなヘヴィーなテーマをこんなにも美しく切なく描くのはある意味罪ではないか。反則だ。また、荒井由実のたよりなくも儚げな歌声が妙にリアリズムを生んでいる。決して巧いシンガーではない。でも、単に巧ければいいという問題でもないのだ。そして、そんな天才のバックを固めるキャラメル・ママ(細野晴臣、松任谷正隆、鈴木茂、林立夫)の演奏も非の打ち所がない。洗練されたアレンジ、優れたリズム感、絶妙の間の感覚、押し引き・・・素晴らしいとしか言いようがない。

ユーミンは1954年生まれである。つまり、この作品をリリースしたときはまだ19歳ということになる。10代後半の女の子がこんなにも成熟した音楽を生み出し、またそれが多くの若者たちに受け入れられたと思うと・・・今、巷で流れているJ-POPなんて聞けたもんじゃない。オレンジレンジ、大塚愛・・・いいのか、それで?歌う側も聴く側もなんでこんなにも幼稚になっちゃったのだろう?ボクの場合は、高校の頃からオトナのロックバンドと言われるカーネーションとかGREAT3とか普通に聴いてましたからねえ、周りの人たちとはかなり違和感がありました。やはり聴いている音楽って結構人格形成に影響を与えると思うんですよね(特に若い頃)。なので、ボクは高校の頃から考え方も老けてました(笑)。そして、今も・・・。
[PR]
by kesuike6 | 2004-07-19 11:18 | SONG
<< Ron Sexsmith「Wi... 田中亜矢『朝』 >>