JELLYFISH『SPILT MILK(こぼれたミルクに泣かないで)』
b0061611_11401959.jpgいやぁ~ホント音楽が好きで好きでしょうがないんでしょうな、この人たち。オタク根性丸出し、丸裸。イイネ!普段ほとんど音楽を聴かないってミュージシャンがいるみたいだけど、ボクはそういうミュージシャンをあまり信用していない。音楽聴いてないのにいい音楽を生み出すことができるわけない、とボクは思う。昔、ロッキー・チャックってバンドの人が「ボクは名曲しか聴いていないから、名曲しか作れない。」なんて言ってて、随分と傲慢なこと言うなぁ~って呆れたとこもあるけど、でも、それはあながち間違いじゃないような気がする。イイ耳持ってる人はやっぱりイイ音楽が作れますよ。というより、もしそのミュージシャンが音楽に対して妥協のない人なら、イイ音楽を聴けば聴くほどスタンダードも上がって行くわけで、その基準を超えた曲しか出さないとなれば当然名曲しか世に出ないことになる。それが妥協しちゃう人なら、基準を超えない曲でも平気で出しちゃうんだろうけど。何を言ってるのか自分でもよくわからなくなってきたけど、少なくともこのジェリーフィッシュは一切妥協を許さないバンドなんだろうなと、この作品を聴いていてひしひし感じる(まぁちょっとやり過ぎかなと思うとこもあるけど、それはご愛嬌ということで)。

このジェリーフィッシュというバンド、何やら「ポスト・ビートルズ」とか「90年代のビートルズ」なんて言われてたらしいけど、「ポスト・クィーン」「90年代のクィーン」の方が近いんじゃないかな。もちろん、ビートルズ(とりわけ、ポール・マッカートニー)やら、10cc、バッド・フィンガー、ELO、XTC、トッド・ラングレン、とかそういう60~70年代の捻れたグッド・メロディーを受け継いでるのは確か。でもね、尋常じゃないコーラスの重ね方がね、クィーンそっくりなのよ(ハーモニーの練習に4時間も6時間もかけていたそうです!)。あとアンディ・スターマーの声質もフレディ・マーキュリーにどことなく似てるし。そういえば、このジェリーフィッシュって当時本国アメリカではさっぱり人気がなかったみたいだけど(時はグランジ・ブームでしたから)、ポップス好きの日本では結構人気者だったらしく、その後逆輸入のような形でアメリカでも火がついたみたいです(日本人はセンスのいい耳してますよ、チープ・トリック然り、タヒチ80然り)。そういう意味でもクィーンに似てますよね。

あとパワーポップの代名詞みたいに言われるけど、そういうのよりもっと幅広い音楽性を持っていると思います。この2ndアルバム(実質上のラスト・アルバム)もおもちゃ箱をひっくり返したようなポップス万華鏡が存分に楽しめます。ホント楽しいアルバムです。ポップス愛好家は買って損はないと思います(ていうか、必須アイテムです)。一家に一枚、どーでしょうか?

※ジェリーフィッシュの中心人物、アンディ・スターマーはPUFFYの名付け親ですね。ここのところずっと奥田民生やパフィーとばかり仕事をしているけど、早くアンディのソロ作品を出してくれないだろうか?ものすごく楽しみにしてるのに・・・。
[PR]
by kesuike6 | 2004-09-04 11:38 | ALBUM(SINGLE)
<< Shea Seger『the ... The Beatles『Wit... >>