デキシード・ザ・エモンズ『S,P&Y』('99)
世界に誇る日本最強のカルトバンド、デキシード・ザ・エモンズ。こんなマニアックなバンドがメジャーレーベールに在籍していたなんて奇跡だ(この作品を最後にインディーズへ、そして最近またもやメジャーに復帰!なんかピークを過ぎたメジャーリーガーみたいだな)。そう考えると、日本もなかな捨てたもんじゃない・・・。

その偏執狂的にこだわりにこだわったサウンドは60年代以上に60年代。ライナーノーツで萩原健太氏も述べているが、一体どうやったらそんなドカドカボコボコしたドラムの音が出せるのか?一体どうやったらそんなモワモワグニョグニョなサイケデリックなサウンドになるのか?謎だ、ミステリーだ。そうそう、最近、何やら全世界的にガレージロックが盛り上がってるようだけど、そんなもんデキシーはとうの昔からやってるよ。まさに時代がデキシーに追い付いたのさ。いや、まだまだ追い付けてないよ。デキシーの二人は今もなお何食わぬ顔で先頭走ってるよ。

その独特なサウンドの他にも、意外とポップなメロディやアベジュリーのソウルフルなボーカル(「アイ・ガット・ユー」での初期和田アキコを彷彿させるファンキーな歌唱は凄さまじい)など聴き所満載の傑作アルバム。それまでは照れのせいなのかモンティ・パイソンゆずりのブラックユーモアが過剰に出ちゃってコミックバンドぽく受け取られがちだったのが、この作品ではそのイメージを覆すのに十分すぎるほど二人がこれまで以上に音楽にシリアスに立ち向かった本気と書いてマジな作品になった。もっともっと評価されるべき作品だし、もっともっと評価されるべきバンドである。海外で出した方がウケルんじゃないの?

そういえば、デキシーが最初に目をつけたスクービー・ドゥは今じゃえらい人気者ですな。なんだか切ないねぇ。デキシー頑張れ!て、売れるわけネエな(失礼)。

※まったくの余談ですけど、ボーカル&ギターのアベジュリーはボクと同じ誕生日、同じ身長、同じ体重、同じ足のサイズ、同じB型、同じ一人っ子、同じメガネっ子(最近はかけてないのかな)なんです。他人とは思えないのです。
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by kesuike6 | 2004-09-15 11:45 | ALBUM(SINGLE)
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