MINAMI WHEEL観戦記―けすいけの場合―
●ラリーパパ&カーネギーママ@心斎橋BIGCAT
今回のお目当て・その1。この前観たのが9月はじめの西院ミュージックフェスティバルだから約2ヶ月ぶりか(あーあの時は一緒に出てたオーサカ=モノレールのホーンセクションも加わってなかなかレアだったよなぁ)。ラリーパパはBIGCATのトップバッターということで開演前は客数が少なく(終演後は人がいっぱいだった。やっぱ人気あるね)、自然とかなり前方に陣取ることになりました。実は音のバランスが悪くなるのであまり前には行きたくないのだけど、ラリーパパくらいの音の大きさなら大丈夫。チョウさんのギターの弾き方(エレキギターを抱えるように持って、ピックを使わずに指で弦をはじくのです)が大好きなので指がよく見える前方で良かった。

ザ・バンドの曲に乗せてメンバー登場。スペーシーなBGMと青色のライトの効果でなんだか宇宙からの使者がやってきかのようだった。あれ?トムさんが全身ガイコツの変な服着てる。ぷっ。あれ?ボンドくんの頭がジョーズに食われている。ぷっ。後方に陣取るリズム隊はとりあえず見た目で目立っとけ、ということなのか。それにしても彼らの衣装に対してメンバーの誰も突っ込まないのが笑える。トムさんなんてあんな間抜けな恰好なのに真顔でめっちゃ真剣に演奏してるんだから、おかしくてたまらない。でも、こういうお茶目さって余裕が出てきた証拠なんだろうかね。いや、ホント素晴らしいパフォーマンスでしたよ。当たり前なんだけど観るたびに上手くなってるというか、きっちり聴かせて見せてくれる素敵なライブなんです。初めて聴いた新曲2曲も軽やかだったり力強かったり、また新たなラリーパパの一面を見せてくれて感動した。マジで名曲だった。今回は5人だけで演奏した「どこへ行こう」では、完全にボクの頭の中でブラックボトムブラスバンドのホーンセクションの音が聞こえた(それだけ『LIVE』を聴き込んでるということです)。「夢を見ないかい?」でのスチョリさんのあらくれぶりが観るたびに増している。きっと楽しいんだろうな。やっぱり「冬の日の情景」はカッコイイ。機関車が煙をもくもくと吹き上げてゴォゴォ突き進む、そんなパワフルなリズムが心地よいのです。あー40分じゃ物足りない。

●ジェット機@心斎橋クラブクアトロ
ジュンスカ宮田氏とユニコーン川西氏率いる青春を過ぎた男たちの青春パンク(?)バンド、ジェット機。正直、次のカーネーションに備えるためにクアトロに移動しただけで、ジェット機が観たかったわけではありません。なので、ほとんど最後の方しか観てないし、入り口付近で遠目に観ていたので特にコメントすることもないんです。ああ、ジュンスカにユニコーン、懐かしいな(でも、ボクの世代ではない)。ああ、客が拳を振り上げてる。・・・てなもんです。申し訳ない。

●カーネーション@心斎橋クラブクアトロ
今回のお目当て・その2。約1ヶ月ぶりのカーネーション。この日がもう楽しみで楽しみで仕方なかった。カーネーションと関西のイベントといえば、5月のSWEET LOVE SHOWERでの客のあまりの興ざめぶりに愕然としたこともありちょっぴり不安だったけど、ミナミホイールは普通のイベントとは趣が違うので問題ないでしょ。ていうか、実際問題なかった。いつも通りシナトラ(あ、そういえばSLWの時は何故かボブ・ディランだった・・・)に乗せて、いつも通り黒のスーツに身を包んだイケメン(?)トリオはあの悪夢を吹き飛ばす熱いパフォーマンスを見せてくれましたよ。

今回は初っ端から「やるせなく果てしなく」というちょっと驚きのしっとりとしたスタートだったのですが、次の「Superman」(やってくれて嬉しかった)から徐々にギアが入っていき、「BLACK COFFEE CRAZY」以降は怒涛のロックンロールショウ、最後の「スペードのエース」まであっという間の40分。短い、短すぎるぞ、おい。その40分という限られた時間、SLWでメロウな曲をやって若者の受けが悪かった(ようにボクは思えた)こと、ジェット機とMOTORWORKSに挟まれたこと、そういった様々な要因で勢いのあるナンバーをチョイスしたのだろうけど、カーネーションは幅広い楽曲が売りだし、やっぱりそういうとこも見せて欲しかったというのがいちカーネーションファンの正直な思いです。でも、まぁしょうがないよな。そういうのはワンマンで期待すりゃいいことですね。あれ?なんだかあまり良くないライブだったように思われちゃいそうだけど、すごく良かったんですよ。久しぶりに聴いた「あらくれ」なんて最高だったもんな。「BLACK COFFEE CRAZY」は直枝さんホント好きなんだろうな。間奏のギターソロが毎回違ってて、相当弾いてて楽しいんだろうな。「SUPER ZOO!」はやっぱりカッコイイ、イイよ、イイ。明確なサビがなくて、もどかしいんだけどグイグイくる感じがなんかイイ、ていうかひょっとして全部がサビなのか?ともかく、早く新作が聴きたい!今回は直枝さんの声が本調子ではなかったようだけど、まぁそれもひっくるめてロックでしょ。2年前に観たポール・マッカートニーの大阪ドームライブで、60歳を超えたポールが多少声がひっくり返ろうとオリジナルのキーで30曲以上歌い切った姿を観てえらく感動したのだけど、直枝さんにもそうなってほしいんだな。ていうか、やってくれると確信してますけど。

おそらくMOTORWORKSに備えてカーネーションのライブを思いがけず観た人もたくさんいただろうけど、そういう人たちにカーネーションのライブはどう映ったんでしょうか。一人でもファンになってくれたら嬉しいな。SLWでも好きになった人がいたみたいだし、きっといるんでしょうね。是非CD買ってよね。迷ったら、まず手始めに『LIVING/LOVING』を買いましょうね。あとニューアルバム『SUPER ZOO!』が11月25日に出るんで頼むね。とりあえずオリコンのアルバムチャートにカーネーションの名前を復活させたいのです。

●MOTORWORKS@心斎橋クラブクアトロ
破格の新人バンド、MOTORWORKS。さすがに人気者、客が増えてきて二酸化炭素増量、若干酸欠気味、頭フラフラ。テレビで観たことがある人がステージに立ってるよ。「健ちゃーん!」女子の黄色い声援。おいおい、よく見てみろ、みんなそんなに若くないぞ。MOTORWORKSはビートルズやキンクスやフーなんかが大好きで80年代ヘヴィメタの洗礼を受けた人たちの集まり、サウンドはもうそのまんま。元々石田ショーキチがコピーバンドやりたくて気の合う友達集めて遊びで始めたバンドなので、なんかホント遊びの延長線って感じで楽しそうなんだよなー。石田ショーキチのギター弾きまくってる姿とか、黒沢健一のシャウトとか。ベースの田村さんなんてスピッツの時よりはしゃいでるんじゃないの?いいなぁ。さすがにカバー曲(ほとんどコピー)も多かったのだけど、マニアックな音楽好きが集まっているにも関わらずベタなロック・クラシックを選ぶあたりがちょぴりダサくてイイ。「You Really Got Me」に始まって最後は「Come Together」だもんなぁ。笑える。そして、MOTORWORKSのオリジナル曲も遊びのわりには良く出来てるし。企画物にしては勿体無さすぎるし、頑張って続けてほしい気も。あ、でも、“頑張る”くらいならこのバンドをやる意味無くなっちゃうね。適当に続けて下さい。
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by kesuike6 | 2004-10-23 12:07 | LIVE
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