grandfathers 『BBB』('91)
b0061611_2334619.jpg青山陽一、大田譲(現カーネーション)、西村哲也による伝説(?)のロックバンド、グランドファーザーズ。噂によれば、80年代後半の東京のライヴハウスシーンではオリジナル・ラヴと人気を二分してたとかしないとか(青山さんと田島さんがユニットを組んでたという話も聞いたことがある)。ちなみに、90年くらいの某大学の学園祭で、グランドファーザーズ、カーネーション、ピチカート・ファイヴという組み合わせでライブがあったらしい。ボクからすれば、これ以上ない贅沢なラインナップ・・・。

そんなグランドファーザーズのセカンド・アルバムでありラスト・アルバムでもある『BBB』は、バラエティに富んだ素晴らしいシティ・ポップ・ロック・アルバム(そんな言葉があるのか!?)です。「ROUGH MIXのテーマ」「WILD FRIENDS」、「東京モノリス」、「異常な夜、貴重な月」、「TRAVERING MOOD」・・・ああ、面倒臭い。一言で言っちゃえば、全曲名曲なんですよ。はい。

そんな中でも、ボクが一番好きなのは、「2つの魚影」という曲です。個人的に、青山さんの曲の中では1、2を争うくらい好きです。いやぁ~ホントいい曲なんですよぉ。ちょっぴり切ない美しいメロディ、プルンとした艶やかなサウンド、都会的な洗練されたアレンジ、青山さんのとろけるような歌声・・・はぁぁ(溜息)。曲の途中で、一瞬、フッと静寂が訪れるのですが、そこがいつ聴いても涙腺にキます。ひょっとして、青山さんの曲では珍しく、泣ける曲かもしれないですね。これほど完成度の高いオトナのポップスは、それこそ、トッド・ラングレンの「I Saw The Light」と比べても遜色無いですね。あと、「2つの魚影」なんていう言葉のセンスもやはり素晴らしいです。

この頃から、青山節はもうすでに完成されていたわけで、なんでもっと早くメジャーデビューできなかったのか不思議でしょうがない。インディーズで15年近くやっていて、メジャーデビューした人って青山さんくらいしかいないんじゃないだろうか?つまり、今になってようやく時代が青山陽一に追いついたということか・・・いや、追いついてるのかね?
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by kesuike6 | 2004-11-12 02:36 | SONG
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