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カーネーション 「コズミック・シーのランチ・タイム」('96)
カーネーション 「コズミック・シーのランチ・タイム」(\'96)_b0061611_12265091.jpg美メロ・ベーシストといえば、大田さんも負けていませんぞ。大田さんのベース、パワフルでポップで大好きです。正直、リズム隊に思わず耳が向いてしまうロックバンドって、カーネーションくらいしかいないんですよね。

ボクは『GIRL FRIEND ARMY』でカーネーションに嵌っていくわけですが、その理由は何だったのかと考えると、もちろん曲の良さや直枝さんの歌声なんかもそうですけど、リズムが心地よかったというのが大きいんですよね。生活リズムや歩くリズムだったり、自分のリズムとカーネーションのリズムがピッタリ合っているんですよね。リズムって、人間誰しも持っていて変わらないものだと思うし、人それぞれ微妙に違うだろうし、自分のリズムとピッタリくる音楽と出会えたら、これは長く聴いていけるというか。カーネーションのアルバムの中でも『GIRL FRIEND ARMY』が一番ボクのリズムに近いというか、そのものだと思うし、やはり未だに全く飽きずに聴いています(間違いなく、我が家の最多回転数です)。

その『GIRL FRIEND ARMY』の中でも、特に気持ちイイのが「コズミック・シーのランチ・タイム」。3分38秒。カーネーションとしては割と短い曲だと思うのですが、その短い時間にカーネーションの魅力がギュッと凝縮されているように感じます。ポップで、グルーヴィーで、肩の力が抜けていて、ムーディーで、オシャレで、ちょっぴり情けなくて、ちょっぴり泣ける。この曲は、いつどんな時にどんな精神状態で聴いてもニュートラルな気分にしてくれるというか、癒しに近いのかもしれないですけど、ボクにとっては一種の清涼剤のような曲です。爽やかだしね。そして、大田さんのベース大活躍です。文句なく素晴らしい!

  しなやかな雨を
  ながめてるだけでもいい
  なんとなく きみと


『喫茶ロック』のガイド本には、カーネーションの「駅前喫茶」が選出されていましたが、ボクは「コズミック・シーのランチ・タイム」の方がそのコンセプトに合っていると思います。ボクが喫茶店のマスターなら、絶対にかけたい曲なんです。
by kesuike6 | 2004-11-13 12:27 | CARNATION
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