カテゴリ:日々想ふ( 13 )
ネタ探し中
あまりに更新が滞っているので(汗)、とりあえずここ最近のmixi日記でお楽しみください。

11月19日 幕末太陽傳
b0061611_21591318.jpg前からどうしても欲しかったDVD、川島雄三監督『幕末太陽傳』コレクターズ・エディションを勢いで買う。1957年の日活映画、鬼才川島雄三監督の代表作であり日本映画史上にも燦然と輝く大傑作である。なんて堅苦しい紹介は置いといて、とにかく途轍もなくエネルギッシュで粋で楽しい映画だ。

時は幕末文久二年、品川の遊郭「相模屋」で巻き起こる痛快ドタバタコメディ。ストーリーは主に古典落語「居残り佐平次」をベースに、さらに「品川心中」「三枚起請」など様々な落語をサンプリングしているそうで、もちろん落語に詳しい人の方がより楽しめるのだろうけど、落語に疎い僕でも十分楽しめた。というのも、出てくる役者がみな活き活きしていて躍動感があって腕利きの芸達者で、しかも超個性的なものだから、ただ画面に映る人間を見ているだけでもウキウキしてくる。とりわけ主人公の居残り佐平次演ずるフランキー堺の緩急自在で小粋なリズム感は本当にスゴイ、さすがジャズドラマーである(太鼓の華麗なバチ回しも見れる)。他にも、間抜けな貸本屋の金造扮する小沢昭一の爆笑必至の怪演、南田洋子と左幸子の艶かしい美しさ、芦川いづみの胸キュンもののキュートさ、菅井きんの舌を巻く名脇役ぶり、そして若かりし石原裕次郎や小林旭や岡田眞澄の初々しさ(笑)、みんなしっかり演じながらもしっかり生きている。

人前では常に陽気でお調子者の佐平次だが、一人になると途端に表情が曇る。肺結核を患っており、おそらく彼自身死期が近いことを十分知っている。というように、ただ単に可笑しいだけでなく、随所に陰の要素を忍び込ませ、決して軽薄な喜劇で終わっていない。実に深い。

「ええーい!地獄も極楽もあるもんけぃ!俺ぁまだまだ生きるんでぇ!」

川島監督曰く、この作品のテーマは「積極的逃避」だそうだ。そうかぁ、なるほど。そういう意味でも、もし川島監督の思い描いたエンディング(走り去る佐平次が幕末から昭和へワープする)が実現していれば、さらに素晴らしい作品になっていたに違いないと僕は思う。

特典のオーディオコメンタリーがまた興味深かった。その中でいい話だなぁと思ったのは、川島監督にすっかりホの字になった南田洋子が、ある日監督の大好物の梅干をお土産に監督が住んでいた日活アパートを訪れると、出てきた監督の奥さんがものすごく綺麗な人だったので、それが大ショックでお土産を渡すのが精一杯アパートの階段を降りるのも大変だった、という酸っぱい思い出話。

BGM:Edo River / カーネーション
※『ロック画報24』P.35<N's Scraps 21>参照

11月18日 サッカーチームか?
ROCK LOVEがえらいことになっとります!今回はなななんと11人編成!!カーネーション+お馴染みの西池&シュンスケ+お久しぶりスリルのホーンセクション+女性コーラス隊に、そして、ななななんと長見順!!!なんといっても僕のブルースアイドルだ。東京だしどうせ行けないし敢えて我関せずなふりをしていたけど、これはさすがに・・・くそお、でも無理だ。とにかく絢爛豪華な楽しいロックパーティーになること間違いなし、5人時代の曲がいつもより多く聴けそうだし、行ける人はホント羨ましいぞ!
http://www.carnation-web.com/rocklove/

BGM:あなたのあたま / 長見順バンド
(↑DVD『ライヴ!超スローブルース』は必見!)

11月17日 注目すべきは転び方
b0061611_220122.jpg最近の愛読書、高野秀行『ワセダ三畳青春記』。約3分の1読み終えたところで、これはアカン、おもろい、おもろすぎる。お昼休みに食堂で、耳にはiPodお口にはチープで身体に悪そうなパン時々缶コーヒーという状態でこの本を読んでいるのだけど、あまりにおもろいので笑いをこらえるのに必死、それゆえ相当ヤバイ顔になっていると思う。

先週のビーバップハイヒールにゲストで出ていた秘境探検家の高野さんに妙に興味が湧き、翌日には本屋にいた。『幻獣ムベンベを追え』『巨流アマゾンを遡れ』『怪しいシンドバッド』『異国トーキョー漂流記』『ミャンマーの柳生一族』など、男の子の僕はワクワクしてしょうがないタイトルばかりだけど、ひょっとして一番の秘境は高野さん自身じゃないかと思い、彼の青春記を買うことに決めた。1966年生まれの高野さんが22歳から33歳まで(1989~2000年)過ごした、早稲田大学の正門から徒歩5分のところにあるオンボロアパート野々村荘(家賃一万二千円三畳一間風呂無し共同便所共同台所、まさに秘境)でのモラトリアムな日常生活が面白可笑しく描かれているのだけど、高野さん含め彼が所属していた早稲田探検部の部員や野々村荘の住人たち出てくる人出てくる人が皆奇人変人ばかり、でも何だか魅力的な人間ばかり(友達にはあまりなりたくないけど)で、呆れつつも心がほんわか温かくなる。世の中にはいろんな人間が生きてるんやなぁと思うと(笑)、ちょっと勇気が出てきたりもする。子供たちよ、やっぱり生きてた方がおもろいで。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4087476324/

今度は今日から3連休、さあて何をしようか?とりあえず、寝よ。

BGM:100人中99人 / コモンビル
(↑ここんとこコモンビルが目に沁みてます、ええわぁ)

11月13日 鼻紙
ご無沙汰してます、お元気ですか?僕は鼻水が止まりません、側にはティッシュの山がそびえ立っています。先月末から某制度導入のせいでハードスケジュール化、ようやくそれも落ち着いたところで、風邪ですか、そうですか。そりゃあ疲れが出ますわな、普通の人間ですから。今日明日と久しぶりの連休ですが、たぶんぼんやり過ごすのでしょう、ていうか、過ごしてます。

二度寝三度寝の結果、目覚めたのが昼の1時過ぎ、ごきげんよう終盤戦・・・。野放図に散らかった部屋を少し片付け、レコードが聴き易くなったので、LPを数枚片面だけ聴きました。トラフィック『ジョン・バーレイコーン~』A面、カーネーション『ラブスカⅡ』B面、伊藤銀次『デッドリー・ドライヴ』A面だったかな。それにしても「OH MY GOD!」はなぜゆえラブスカから外されたのか?かなり好きな曲なんですけどね。関西のゆるい番組ちちんぷいぷいを観る、角さん面白いですが、僕は八木早希アナのファンです。ブラインドサッカー凄いの一言、日本代表頑張ってもらいたい。2年前くらいにNHKでやっていた『ピーター・バラカン音楽紀行』を観返す、ロンサム・ストリングスの演奏感動的に素晴らしいので、MDに録音し何度も聴く(このテイク、雨音や鳥のさえずりも聞こえてきて素敵)。近くのスーパーに夕飯の買出し帰宅後、すぐに夕飯。でもって、睡眠に最適ニール・ヤング『オン・ザ・ビーチ』を流しながら1時間ほど夕寝。そして、このどうでもいい日記を書いていると。

BGM:Jessica / Lonesome Strings
↑桜井芳樹さんも太田和彦の全国居酒屋紀行のファンだったのですね、嬉しい。飲兵衛にとっては最高の癒し番組ですから。

10月23日 PORK PIE HATS@はちはち
というわけで行ってまいりました、はちはち。あ、ご心配なく、前回の反省を猛烈に生かして、実にスムーズに辿りつけました。ていうか、あまりにスムーズだったので、早く着きすぎてしまい、なんだか中からリハの音が漏れ聞こえてくるし、これじゃあんまりだと適当にその辺をブラブラ散歩して時間を潰す始末でした。そんなこんなで到着したのは開始30分前、先客は若いカップル1組(結局お客さん10人ちょっとくらいだったでしょうか)。今日は随分久しぶりに知ってる人が誰もいなかったので、ライブ始まるまでやや緊張気味落ち着かない感じ、隣の楽しげにお喋りするカップルにけっこう嫉妬しつつ、とてつもなく旨いパンをビールで流し込むことで何とか凌ぎました。トイレから戻ってくると、直前まで居なかったはずの西村さんがスタンバイしていてビックリ。ライブがおもむろに始まりました。最初は西村さん単独で5曲アコギ弾き語り、その後ベース中島さんとキーボード大前さんが加わりポーク・パイ・ハッツでグルーヴィーに計1時間半、いい曲満載、ゆるいMC満載、ヒジョーにキモチええライブでした。前回のアバンギルドで強く印象に残っていた西村さんにしては異色作なめちゃくちゃファンキーなナンバーは「ひまわり」という新曲でした、もちろんアコースティックでもめちゃくちゃファンキー。グレイトフルデッドばりに怪しくジャムって始まる「スノーバード」痺れたぁ。「Hey Hey」やっぱり盛り上がるなぁ、聴いたことあろうがなかろうが誰だって瞬時に熱くなる、もぉ最高!大前チズルさんボーカルではっぴいえんど「風をあつめて」のカヴァーとても良かったですが、その時のMCで西村さん「はっぴいえんどは中学の頃にすごく流行ってて、みんな聴いてたんですけど、僕は四人囃子に夢中で、はっぴいえんどには全然興味なかったです」(笑)。ポーク・パイ・ハッツを結成するきっかけの一つに、西院ミュージックフェスティバルに出たい(http://saifes.dip.jp/index.php)、というのがあったらしく、実際音源を実行委員に送ったそうですが、なんと落選したとのこと(笑)「僕らそれなりにキャリアあるんですけどねぇ。ルックスが悪かったんですかね?」「いやぁでも、写真送ってないしなぁ・・・。」どこのどいつや実行委員!と怒りたくなるほどポーク・パイ・ハッツええバンドです。まさか拾得でワンマンライブが出来る日が来るなんて・・・感無量です、としみじみ語っていた西村さん、12月8日は皆さん是非絶対に来て下さい!絶対に行きます。

BGM:Snowbird / PORK PIE HATS
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by kesuike6 | 2006-11-20 22:07 | 日々想ふ
あれから
b0061611_2340425.jpg福岡史朗&レムスイム@阿波座カフェ・マーサから1週間とちょっと経ちましたが、未だに瞳を閉じれば瞼の裏にはあの素敵だった一夜の光景がまざまざと・・・。嗚呼、本当に楽しかったのです。マーサに一歩踏み入れた瞬間からマーサを後にする瞬間まで、色んな人に出会い色んな話をしてもちろんライヴは最高に素晴らしかったし、なんかもうめちゃくちゃ濃くて幸せな時間でした(それだけにライヴレポをどう書いていいのか分からない)。以来、気がつけば史朗さんとレムスイムのレコードばかり聴いています。さっき、僕のiTunesのトップ25を見てみたら、レムスイムの「スマトラマンデリン」が1位でした(おめでとうございます!?)。思えば史朗さんの歌を僕は高校生の頃から聴いているわけですが、約9年経って初めて史朗さんの生歌生演奏(これぞパブロック!)を観て聴いて感じて、僕は真に開眼したというか、史朗さんの歌がもう心の奥底から好きで好きで堪らなくなってしまいました(こりゃあ直枝さんと並んじゃったかも)。それまでも十分グッときていた『Sandal Blues』と『Sun Tiger』が、ますます五臓六腑に沁み込んできて、ホント参っちゃってます。そうそう、この前ボブ・ディラン&ザ・バンド『地下室』のレコードを買ったのですが、あのリラックスした雰囲気や楽器がガチャガチャ鳴ってる感じ、ややくぐもった人肌サウンドなどが福岡史朗&BOXCOXの世界観と相通じるものがあるなぁと僕は感じました(クリサブさんはブリンズレー・シュワルツ『Silver Pistol』とおっしゃってましたが、なるほど確かに!)。嗚呼、またライヴが観たい・・・。

popholicさんに欲しいと思ったときに買った方がいいよ絶対と言われたので、とうとう1972春一番BOX買ってしまいました。ただでさえ今月は財政難だと言うのに、清水の舞台から思い切り飛び降りました、即死。18,900円、タワレコのポイントがWポイント効果で軽く振り切れました。これでタダで『WILD FANTASY』が買えます(直枝さんに怒られる)。それで春一番BOXですが、なんせ10枚組ですからねぇ、まだ全然深くは聴けて無いですけど、それでも、汗水たらしてただひたすらに一生懸命歌う若者たちの渦巻く凄まじいエネルギーはガンガンに感じてます。そうです、僕のロマンがここに全てあるのです。はつぴぃえんどになりたいのに、関西人特有の照れなのか、どうしてもおちゃらけてしまう“ごまのはえ”(これが初ステージ、演奏ヨレヨレ)がなんか妙に愛しい。そして、小坂忠とフォージョーハーフは最高だなぁ。【mixi日記より転載、横着】

それでも音楽欲は果てしない。昨日友人Sに飲みに誘われたので大阪に出向いたついでに、ついふらふらとレコード屋へ・・・行ったらおしまい、そりゃあ欲しいものがあるに決まってるのです。ということで我慢できずボックス・トップスの『Cry Like A Baby』を購入。帰宅して早速聴いたのですが、どうもなんかおかしいなと、ジャケットに書いてある曲時間と合ってないようだしそもそも曲数が違うぞと、なのでちゃんとレコードを見てみるとなんとタイトルが『Nonstop』!ああーやられたぁ(汗)。と言いつつも、この『Nonstop』がまたカッコよくてねぇ、まぁいいかと、まぁこういうこともあるさと(僕は寛大だなぁ・笑)。それにしても、10代のアレックス・チルトンの歌声は太くて凛としていてめちゃくちゃソウルフル!凄いの一言。まぁ今のヨレヨレボーカルはもっと凄いですが(笑)。

さぁ明日はカーネーション『WILD FANTASY』だっ!

BGM:Choo Choo Train / The Box Tops
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by kesuike6 | 2006-07-24 23:36 | 日々想ふ
7月かぁ。
mixiで書いた日記をそのまま載せときます。

「ラリパッパで勝手気まま」

やなぁ、ホンマ。ラリーパパ&カーネギーママが解散しました。また僕の大好きなバンドがひとついなくなった、やっぱりどうしても残念です。続けることで自堕落になっていくバンドもいますが、続けることでますます輝いていくバンドもよく知っているわけで・・・うーん。でも、ラリパパのことだから、いつの間にか気付いたら再結成してたなんてこともこの先あるかもしれないなぁと。なので、今までお疲れさま、とか、感動をありがとう、とかそんな言葉は言わないでおきます。どうしたって伝説のバンドにしておくのは勿体無さすぎるよ。とりあえず、メンバー個々の活動を楽しみにええ歌をいっぱい聴かせて欲しいです。

そして続いてるのはヨシンバなのですが。あまりに新作『4』の出来が良く喜び勇んでブログでは全曲解説やったりしたのですが、いかんせん反応が無い・・・(めんちかつさんは密かに反応してくれてますが・涙)。僕にとっては、カーネーションが白ご飯ならヨシンバはお漬物のような存在なのだけど、いかんせん誰も知らない(知らんことは恐ろしなあ)。ホンマええバンドやのに。カーネーションの5人時代もやっぱり捨てがたいと思ってる人には結構気に入ってもらえるかと、そういや今作は『booby』にちょっと雰囲気が似てるかも。あ、そうだ、ヨシンバHPでたくさんの人が『4』への素敵なコメントを寄せていますね。林レイナ(みみずくず)、ハマナカサオリ、林邦洋←彼のシングルを直枝さんがプロデュースした時にヨシンバがバックをやってた、石垣窓(フリーボ)、岩見十夢、青木和義(葡萄畑)、森川アキコ、土橋一夫(Surf's Up Design代表/『Groovin'』編集長)、斉藤哲夫、福島幹夫(KILLING FLOOR)←ジャック達、松尾清憲←シネマ、キン・シオタニ(イラストレーターとか)、cana(canappeco)、渡辺祐(編集者/J-WAVEナヴィゲーター)←タモリ倶楽部、リクオ、河村博司(ソウル・フラワー・ユニオン)。大御所から期待の若手まで豪華ですなぁ。『ハズムリズム』の時は、鈴木博文さんやイノトモや初恋の嵐の西山達郎くんもコメントしてたし、萩原健太&能地祐子夫妻も大変なヨシンバ好きだし、音楽人にファンはたくさんいるのです。
http://www.yoshimba.com/comment.html

マダム・ギターこと長見順さんのライヴDVD『ライヴ!超スローブルース』観ました。いやもぉサイコー!ぶっ飛んでます。

今日から3連休、わぁ。

BGM:ヨシンバ / 背中

追記:さっきヨシンバのHPで過去のライブ記録を見ていると、いろんな人と対バンしたりいろんな人をサポートしたり、改めてスゴイなぁと。その中には、レムスイムのバックだったり、ジャック達やBOXCOXとも対バンしてるし、結局つながってるんですね。
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by kesuike6 | 2006-07-01 17:21 | 日々想ふ
26→27
W杯、日本代表は苦戦を強いられてますなぁ。まぁ十分予想されたことなので、いちいち落ち込みませんけど。それにしても、チャンスは結構作るんですけどねぇ、いかんせんフィニッシュが決まらない。最後の最後の最後でピントがブレちゃう、ここ一番で優柔不断な日本人の国民性を見ているかのようで何とも切ない気持ちになったりして・・・。予選最終戦は対ブラジル、あまりに力の差がありすぎるので、逆に日本は伸び伸びプレーできるのではないでしょうかね。ちなみに、僕が応援してるチームはメキシコと韓国、スーパースターはいないけれどディス・イズ・チームプレイ素晴らしいサッカーだと思います。

最近の昼休みの読書はもちろん『ロック画報』カーネーション特集、何度読み返しても相変わらずグッときてサンドイッチ食いながら泣きそうになることもしばしばです。そんな愛に溢れた記事の中で、僕がすごく興味を持って読んだのは、松本亀吉さんと湯山玲子さんの文章ですね。お二方とも直枝さんの歌詞を分析しているのですが、男性と女性の感じ方の違いが如実に分かってかなり面白いです。男の僕は気が付けば亀吉さんには「そうそうそう!」、湯山さんには「へぇー、そうなんだぁ」を連発していました。(冴えない)男にとって直枝さんの詩の世界が胸に沁みて仕方が無いというのは実感を持って非常によく解るのですが、女性がどんな風に捉えているのか結構謎だったんで、たいへん勉強になりました。兎に角、どれもこれも読み応え十分なので文句の付けようの無い特集なのですが、ただひとつ贅沢を言わせてもらうなら、勝手に我が師匠、ロック漫筆家の安田謙一さんが直枝さんへのインタビューだけでなく一本記事を書いてくれれば完璧だったかなぁなんて。あ、そう言えば、先日の音楽感謝、安田さんとキングジョーさん(「ハイウェイ・バス」があんなにロマンチックな歌詞だったなんて!)も観に来られてましたよね?あとそうだ、付録サンプラーCDについてなんですけどね。何と言ってもやはり、今回の目玉はカーネーションの前身バンド“耳鼻咽喉科”と直枝さんが高校生の時に組んでいたフォークユニット“麻呂”の音源でしょう!耳鼻咽喉科は無茶苦茶に変態バンドという噂を聞いていたのですが、この「月世界紳士」という曲は想像に反してすごくポップな手触り、違う意味でびっくらこきました。妖しげな色気ムンムンのエロチックロック、一発で好きになりましたよ。そして、麻呂。これはヒドイ(笑)。なんだか今の直枝さんより遥かに老けてる演歌フォーク、しかも17歳で曲のタイトルが「皮肉」って・・・確実に不健全。飛び散る汗!爽やかな恋!キラメク青春!なんて無縁の暗黒世界にいたであろう直枝さんはやはり偉大です。

と、そうこうしているうちに、どうやら僕は27歳になったようです。

b0061611_4174558.jpgでは、27歳になりたてホヤホヤの僕が今何を聴いているのかと言うと、久保田麻琴と夕焼け楽団『サンセット・ギャング』でして。ここ最近、僕の中で久保田麻琴と夕焼け楽団ブームがまたもや猛烈に吹き荒れていまして、ついに三日前いわゆる大人買いってやつで一気に夕焼け楽団のLPが揃い、それから引っ切り無しに取っ替え引っ換え聴いてまして、そりゃあもう全てが名盤で参っちゃうんですが、そんな中で最もグッときて仕方が無いのが『サンセット・ギャング』(’74)。名義は久保田麻琴ソロとなっていますが実質夕焼け楽団の1stアルバムで、ド迫力のゴジラのジャケットで有名ですね。このレコードには僕が一番心地好いリズムとサウンドとメロディーと歌心、そして僕のありとあらゆる感情が全て詰まってるような気がして、これはもう僕そのものだなぁと。こういう想いにさせられたのはカーネーションの『GIRL FRIEND ARMY』以来でしょうか。気だるくグルーヴィーなリズムに濃厚な歌いっぷり、夏3部作あたりのカーネーションって実は夕焼け楽団の影響もあったのかもしれないなぁと想像してみたり。で、たった今僕のテーマ曲に決定したA面1曲目「たそがれのメイク・ラヴ・カンパニー」の歌詞に“レイジーブルー”という言葉が出てくるのですが、まさにそれなんですよ!僕の最大の弱点は。

BGM:久保田麻琴と夕焼け楽団 / いとしのマリー

※その久保田麻琴と夕焼け楽団、憂歌団、小坂忠&ウルトラ、オレンジカウンティ・ブラザーズらが出演したイベント『Showboat Carnival 1976@日比谷野音』の模様が収録されたDVDを観て、髭もじゃ軍団のあまりのカッコ良さに打ち震えたのですが、同じ年に直枝さんは麻呂だったというわけですか・・・。
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by kesuike6 | 2006-06-20 04:20 | 日々想ふ
IKO IKO
さぁ、いよいよ迫ってきましたよ!

 音楽感謝~unplugged~
 2006年6月11日(日)
 開場:6:30PM 開演:7:00PM 
 会場: 拾得
 出演 : 直枝政広/チョウ・ヒョンレ/二階堂和美
 前売 : 2500円 (ドリンク代別途要)

三者三様素晴らしい歌を聴かせてくれること必至、素敵な一夜になることでしょう。もし3人でセッションなんかあるのなら、この個性的なメンツで一体どうなっちゃうのだろうか?興味津々なのです。

レムスイム「OLマフィア」からか、あるいはザ・ディランⅡ「プカプカ(みなみの不演不唱)」、いや、もうちょっと前の青山陽一ライヴDVDでのココナツ・バンク「東京マルディグラ」からだろうか、そりゃあまぁもちろん決定打はエルヴィス・コステロ&アラン・トゥーサン『The River In Reverse』なのだけど、今の気分はなんだかニューオーリンズ。そんな流れで、グルーヴィーキーボード奏者“アラン父さん”こと佐藤博さんの新作『AMAZINGⅡ』を買ってみると、想定外のクールな打ち込みバックトラック実にナウいサウンドだったので面食らったけども(まさにアメージング!)、さすがにアナログ時代から活躍している方なのでしっかり深いところで聴かせてくれます。そう、極上のオトナのR&Bポップアルバム、めちゃくちゃ気持ちイイです。それでもニューオーリンズっぽい音楽の旅はまだまだ続くよ、今日は久保田麻琴と夕焼け楽団『ハワイ・チャンプルー』を聴いておりました。この何とも言えないトロットロ感はいつ聴いても堪りませんなぁ、最高。ひょっとすると70年代のバンドで一番好きなのは久保田麻琴と夕焼け楽団かもしれない。そんなことを思いながら帰宅途中、紀伊國屋で麻琴さんの著書『世界の音を訪ねる-音の錬金術師の旅日記』(岩波新書)を買いました。明後日、直枝さんまた「ラッキー・オールド・サン」歌ってくれないかな(チョウさんと一緒にってのもいいかも)。

おお、今日からW杯が始まるんだった。ああ、寝不足の日々が始まる・・・。

BGM:久保田麻琴と夕焼け楽団 / いつの日お前は
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by kesuike6 | 2006-06-10 00:40 | 日々想ふ
ロック阿呆
b0061611_0541063.jpgちょっと前、だいぶ前にTSUTAYAで借りてMDにダビングしていたローラ・ニーロの2枚組ベスト盤をようやくちゃんと聴いていたら、「Money」という曲のライブバージョンがめちゃクールでめちゃ熱い演奏とんでもなくカッコ良く、気が付けば部屋で一人“うごごごーっ”と唸り声をあげていた。と同時に、先日の青山陽一&The BM’sオルガントリオの熱狂ライヴが脳裏に浮かんで仕方なく、気になって調べてみると、ここで青山さんが“この中の「マネー」という曲がしょっちゅう頭の中で鳴る”とおっしゃっていて、やっぱりそうか!僕はほくそ笑み止まらなかった(その勢いで『Season of Lights-Complete Version-』を買ったのは言うまでもない)。とりわけ、ジョン・トロペイの艶かしくファンキーなギタープレイはアオヨーギターフリークにはたまらんのではなかろうか?

来月発売『ロック画報』でカーネーションが大特集されるというニュースで、久しぶりにカーネーション熱が復活してきた。正直、新アルバムの発売やツアー日程が発表されても全く興奮しないくらいカーネーションに対するテンションが下がっていた(ふてくされていた?)僕だけど、このニュースは何だかものすごく嬉しかった。そもそも僕がちょっとしたカーネーションのファンサイトやこのブログを始めたのも、どうせ音楽メディアなんてカーネーションを大きく取り上げることなんてないだろうし、それならもう自分でやるしかない、そんな使命にも似た想いからだったわけで、ひょっとしてそういう想いが今回の『ロック画報』につながったのかもしれない、と勝手に思い込み勝手に喜んでるという(笑)。でも、ホント、僕がサイトを始めた頃(3年近く前)に比べると、カーネーション好きを公言する人も増えてきて、mixiのカーネーションコミュだって目下817名もいるし、なんやカーネーション人気あるやん!実感できるようになってきて、しみじみ良かったなぁと縁側でお茶をすするのです・・・いやいや、まだまだ、ですな。

そんなわけで『SUPER ZOO!』を聴いているのだが、いやぁもうこれはめちゃくちゃ素晴らしいアルバムだ!って、おまえ今更何を言ってるんだという感じだが、久しぶりに聴いた『SUPER ZOO!』は初めて聴いたとき以上にガツンと胸に響いてきた。こんなにポップでしなやかでタフな作品を他に知らない。やっぱりカーネーションのアルバムは常に最新作が最高傑作なんだなぁと改めて思った。とうことはつまり、7月26日にリリースされる13枚目のニューアルバム『WILD FANTASY』への期待が否が応でも膨らんでくるというわけだ。良いのは当たり前、どれだけ想像を超えてくれるのか?すごく楽しみだ。そういえば、18日のロボピッチャーのイベントで初披露された新曲「オフィーリア」のタイトルを聞いて僕が思い出したのはザ・バンドだった、「MAGIC」はパイロットかな?

b0061611_0543568.jpg今日はBOXCOX『BOXCOXBOX Vol.1』を購入した。福岡史朗『サンダル・ブルース』収録曲のスタジオライヴバージョンだが、これがもう震えるほどカッコイイのだ!ボックスコックスは間違いなく今日本で一番危険な音を出しているバンドだと思う。ロック好きはみんな聴いたほうがいい。

BGM:BOXCOX / ラスク
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by kesuike6 | 2006-05-22 00:56 | 日々想ふ
おひさしブルース
おっと、ぼやぼやしてたら一週間以上が経ってしまった・・・嗚呼。このままだと“あいつひょっとして死んだんじゃないか?”みなさんに心配されること必至なので、とりあえず更新しときます(笑)。とは言っても、ガッツリ書く気合いが若干量不足しているので、今回は最近の音楽話をちょこちょこつらつらと。

前回取り上げたレムスイムが予想以上に反響大きくて、僕はレムスイムじゃないけどちょっと嬉しいです。さりげなくカッコイイ名盤、まだ聴いてない方は是非!ということで、僕は相変わらず『アンダースロウ・ブルース』に夢中なのですが、その中に「北はどっちだ!」という曲がありまして、これは方向音痴を詠った歌、店から出た途端に“あれ?どっちから来たっけ?”大抵反対方向に行ってしまう大変な方向音痴の僕はやっぱり共感してしまうのです。北がどっちか分かれば苦労しないよ!嫌犬家で方向音痴、なんだか由希さんと気が合いそうです。

b0061611_2251486.jpgレムスイムを聴いていると、福岡史朗さんの歌が聴きたくなるわけで。久しぶりに『TO GO』を引っぱり出して聴いたら、あまりに凄すぎました。史朗さんは物真似ではなく正真正銘本物のブルースマンです。まぁブルースのことなんて何も分かっちゃいないですが、僕にとってのブルースは史朗さんなのです。史朗さんが三四郎と名乗っていたグリーディグリーンの1stアルバム『MW』をリアルタイム18才の時に買った、僕はイケてる高校生でした(でも、モテませんでした・笑)。

そんなレムスイムと史朗さんが7月に大阪にやってくる!そりゃあアナタこの2組で悪いわけがない、ていうか最高の夜になるに違いない!関西で観れる機会もそうそう無いでしょうし、みなさん行っちゃいましょう!ちなみに、会場の阿波座カフェ・マーサは40人入るそうです、いやぁ埋まってほしい。

7/14(金) 大阪 ダイニングカフェ+雑貨 マーサ
18:00開場 19:30開演 料金: 予約\2,000 / 当日\2,500 (ご飲食代別途)
〒550-0002 大阪市西区江戸堀3-8-16 Tel&Fax/06-6446-2314

その後、岡山・福岡・熊本とツアーは続くそうですよ!詳しくは、クリサブログさんで。

なんだかすっかりブルースづいてきたので、今日は有山じゅんじさんの『Thinkin’ of You』を購入しました。肩の力の抜けた人間味溢れるありやまなラグタイムブルースにほろ酔い、ええ気持ちやわぁ。

b0061611_22471534.jpgああそうだ、その数日前に買ったのは徳永憲の新作『スワン』と伊藤銀次『Deadly Drive』のアナログ盤。『スワン』はジャケットが黒田硫黄という時点で気合入ってますが、内容も気合十分聴き応え十二分、予想以上に力強く堂々としたポップロックアルバムで素晴らしい出来です。これについてはまた後日、詳しく。『Deadly Drive』はずっと探してた一品で、ついに見つけたのでちょっと高かったけど即購入しました。どうしてもシュガーベイブよりもイナタくなっちゃう感じが銀次さんらしい、もちろん大好きです。

ところでアンタ、タイツはどうなってるの?うーむ、途中まで書いてるんですけどねぇ・・・もうすでにmoonlightdriveさんが熱く語ってらっしゃることですし、のんびり書きますわ。

BGM:福岡史朗 / SHOOT IT OUT
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by kesuike6 | 2006-05-16 22:44 | 日々想ふ
カウンターパンチ
b0061611_0272360.jpg昨日の夜、最寄り駅から我が家に向かう帰り道、ふとあの娘を思い出した。そう言えば、あの娘元気にしてるかな?随分久しぶりに思い出した。すると、その日の夢の中であの娘が出てきた。が、なんと思い切りあの娘にフラれる夢だった、しかも、少しばかり凝ったフラれ方で。あの娘、僕がせっかく思い出してあげたのに、その仕打ちはないだろう。別にあの娘に恋心を抱いているわけではないが、それが夢でもフラれるのはやっぱり辛い。そうやって、朝、胸がチクチクしながら目覚めた。たまたまかかっていたBGMがエイミー・マン『The Forgotten Arm』で、これがまたいけなかった。なんかちょっと泣きそうになった。このアルバムはこれまで何度も聴いてきて大好きな作品だが、これほど切なく心に響いたことはなかったかもしれない。沁みた。

話は変わって、WBC。先日の韓国戦の負けにめちゃくちゃヘコみ、翌日のメキシコ勝利のニュースに狂喜乱舞。アップダウンの激しい今日この頃。たなぼたの準決勝進出だと言われているが、そんなことは全然ない。とにかく明日の韓国戦、なにがなんでも勝ってもらいたい。いや、勝たなあきません。僕は全力で応援予定なので、今日は早く寝よう。

BGM:Aimee Mann / Goodbye Caroline
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by kesuike6 | 2006-03-19 00:28 | 日々想ふ
sNOW
3月13日(月) 曇り時々雪

実家にて。朝6時に起床、もちろんWBC日本VSアメリカ戦を観る。前日仕事8時半終わり直接2時間かけて実家帰ってきてぐったり疲労、飯食って風呂入って寝たのが1時、まだ存分に眠かったがイチローの先頭打者ホームランで目が覚める。アンチ巨人と言えども上原の粘投しっかり応援、ヤングメン西岡&川崎の伸び伸びプレーに唸り、ガッツ小笠原の横っ飛びに興奮。そして、例の8回表は俺も大激怒。あんな豪快な誤審初めて見た。現場の一番近くにいた二塁審判の判定セーフを遠くでぼんやりアバウトに眺めてた主審の判定アウトに覆るだなんて、まったくもってありえん!ましてあの主審はアメリカ人だし、そこには何かの陰謀があると思われても仕方ない、ていうか、アメリカ人審判がアメリカ戦でジャッジをしている時点で既に大問題だろ。どうなっとんねん、亜米利加。なんだかもう呆れ果てて失望した。ただ、続く8回裏そんなダウナームード最高潮な中での藪田の力強い三者凡退ナイスピッチングは感動的すらあり、救われた気がした。日本人ナメんなよ野球ナメんなよ、そんな気合いを感じた。なんとか2次リーグ突破してもう一度アメリカと対戦して勝ってほしい、じゃないとなんかスッキリしない。

実は9回表終了でタイムリミット、後ろ髪を引かれつつ父と一緒に家を出る。外は季節外れの雪、今日は母の手術の日。命に関わるとかそういう大きなものでは無いので心配無用だが、それでも手術は手術、心配は心配である。手術を目前に控えた母はいつものようによく喋っていたがやはりどこか不安げである。そんな母に息子として何か気の利いたことでも言いたいが何ひとつ思い浮かばない。相手が大切な人であればあるほど、かける言葉が出てこない。何とも情けないが、それはきっと他人事だと思えないからで、軽はずみなセリフなんて言えない。親戚は「頑張って!」と声援を送っていたが、一番頑張って欲しいのは医者である。待っている時間は随分長く感じられたが、2時間後に母は手術室から出てきた。手術は母が眠っている間に順調に進行し無事成功、すぐに母とも普通に会話出来た。とりあえずホッと一安心。次はリハビリ約6週間後に退院だそうだ、まだまだ先は長いれけど何とか乗り切って欲しい。一方、父は父で母が入院している間は寂しい独り暮らしなわけで、こちらも何とか乗り切って欲しい。それにしても、父も母ももう若くはないなぁと。それを思うといろんな意味で切なくなる。

病院を出た後、そのまま電車で神戸に戻ってきた。

BGM:荒木一郎 / 君に捧げるほろ苦いブルース
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by kesuike6 | 2006-03-14 11:36 | 日々想ふ
オレンジロード急行どこへゆく。
昨日録画しておいた映画『オレンジロード急行』を今朝起きてすぐに紅茶を飲みながら鑑賞。大森一樹監督のメジャーデビュー作、78年公開。自動車泥棒を繰り返し旅をする老カップルとトレーラーに乗ってパトカーに追いかけられながら非合法海賊ラジオ番組を発信する若者たちとの不可思議な交流を描いた青春ロードムーヴィー。タイトルからして既に最高だけど、いやぁこれがもう、どうしようもなく可笑しくてどうしようもなく切なくて。でも、痛々しくって・・・。このままじゃいけないと頭では理解していてもビシッと終止符を打つ勇気が無くて価値があるんだかどうだか分からないようなラジオ番組をただなんとなくズルズルと続ける若者たち、そんな意気地なしの情けない奴らにあまりにもリアルに共感してしまう自分・・・。果たして20年後にこの映画を再び観た時に、「嗚呼、そう言えば、俺にもこういう時期があったよなぁ」と懐かしく思えているのだろうか。それとも、某政太郎さんが歌っていたように“20年後もぼくはこのままなんとなく”なのだろうか。いずれにしても、とどのつまり自分次第ということ。この作品が公開された時、大森監督26歳、僕と同い年か・・・。

b0061611_22312461.jpgオレンジと聞いて僕が真っ先に思い出す曲はウォーターメロン砦の「キッチン・ミュージック」だ。この曲を聴くと、途端にいつか見た濃いオレンジ色の広大な夕空が目の前に広がる。そう言えば、一昨日からほとんど西村哲也さんの歌声しか聴いていない。『ヘンリーの憂鬱』と『ウォーターメロン砦』が交互にコンポのCDトレイに乗っかっている。それにしてもこの2枚のアルバム、なんたる傑作なのだろう。西村さんの音楽にはそれこそ『オレンジロード急行』のような素敵なロードムーヴィーで感じる埃っぽく香ばしい匂いがする。やっぱり僕はこの匂いが一番落ち着く。そしてさらに、西村さんの音楽を聴くとなんてことない日常がちょっとだけ色鮮やかになったり、ちょっとだけ熱を帯びたり、ちょっとだけ切なくなったりする。決してドラマチックにではなく、あくまでも“ちょっとだけ”なのだが、その“ちょっとだけ”変えられる感覚が実に心地好い。“ちょっとだけ”はいつ何時どんな心情でもフィットしてくれる、だからこそ時代を超えるのだと僕は思っている。20年後の自分の姿は全く想像できないけど、西村さんのレコードを聴いているということは想像できる。相当タフなロックンロール。

Shuggie Otis『Inspiration Information』の中古重量盤LPを購入。気だるいメロウファンキーなグルーヴがめちゃくちゃクール。さりげなくアヴァンギャルドなのもカッコイイ。

BGM:西村哲也 / 牛の群れになって走る

※顔面アップになった時の若かりし小倉一郎さんがジェームス・テイラーとそっくりだった。
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by kesuike6 | 2006-03-09 22:36 | 日々想ふ