カテゴリ:日々レコード( 4 )
あれよあれよでティン・パン・アレー
b0061611_0362640.jpg林立夫の小粋なドラミングに胸を躍らせ、豪華な細野晴臣ボックスに頭クラクラ、鈴木茂のますます鋭くとんがった轟音ギターに熱く大興奮!・・・となると、これはもうしょうがない、我が家では今ティン・パン・アレー旋風が吹き荒れております。その証拠として、ここ最近買った邦楽LPは以下の4枚(ちなみに、参考書はロック画報14~特集ティン・パン・アレー)。

吉田美奈子 『FLAPPER』(’76)
・・・ティン・パン・アレーを語る上で絶対外せないだろう傑作。とはいえ、村上ポンタ秀一、高水健司、松木恒秀らのフュージョン組も大活躍(A-3,4,B-2,5)していて、二組の火花を散らしたガチンコ勝負が実にスリリング!これが本当に30年前のレコードなのか!?おそろしく完成度の高いオトナなサウンドに腰抜かしました。フュージョン組の洗練の極み本格的な演奏に比べて、ティン・パン・アレーは洗練の中にもどこか茶目っ気があるというか、素敵にチャーミングな演奏に頬が緩みます。ワンモアコカコーラ!ノーサンクス!そして勿論、こんな凄すぎるバックを従えて、表情豊かに堂々とソウルフルに歌い上げる吉田美奈子さんの歌力に改めて脱帽、素晴らしいの一言です。ワンモアコッカコーラ!!・・・クレイジー・・・。

吉川忠英 『こころ』(’74)
・・・アコースティックギターの名手、吉川忠英さんのファーストソロアルバム、おそらく未CD化。ジェームス・テイラーに通じる緩やかフォーキーソウルな世界。ここでのティン・パン・アレーはゴージャスな『FLAPPER』とは真逆のイナたーく素朴な演奏、出汁のよく浸み込んだおでんの大根のごとく滋味深いサウンドにほんわか心が温かくなります。「古い時計の」は思い切り「恋は桃色」なしんみりと良い曲なのですが、それだけに(?)細野さんのベースの歌いっぷりが泣けるほど素晴らしいです。そして、不似合いなほど妙にアッパーな「今だけは」はご愛嬌ですかね(笑)。

ブレッド&バター 『レイト・レイト・サマー』(’79)
・・・アルファレコード移籍第1弾アルバム。眩暈がするほど絢爛豪華なゲストミュージシャンが大挙集結し一気に洗練と親しみ易さ倍増、これは間違いなくシティポップスの名盤(コロンビア時代って結構マニアックだったんだなぁと)。タイトルの通り、夏の終わりのちょっぴりセンチメンタルな黄昏気分満載のレコード、ていうかブレバタはいつもそうか。ユーミンの「あの頃のまま」も良いけど、一番のお気に入りは細野さん作の「The Last Letter」ですね。これは確か林立夫セレクション『NON VINTAGE』にも収録されてますが、立夫さんの叩き出す独特の粘っこいリズムが失恋をひきずる男の何とも言えない倦怠感を演出しています。間奏の(おそらく)茂さんのツボを押さえたさりげないギターソロがまた渋くてグッときますなぁ。情けなくも切ない名曲。あと、細野ボックスの後に「ゆううつ」を聴くと、どうしてもマリンバの音色にニヤリ。

久保田麻琴と夕焼け楽団 『ベターデイズ・オブ・サンセット・ギャング』(’7?)
・・・トリオレコーズ時代のベスト盤。これはもう「バイ・バイ・ベイビー」(細野さん作曲)のシングルバージョン目当てで買ったようなもの。で、そのシングルバージョンというのは、東京録音で細野さんプロデュース&アレンジでバックがハックルバック!ズシリと軽快なリズム隊、アラン父さんこと佐藤博さん専売特許のニューオリンズな弾むピアノに心ウキウキワクワク、何だかハンドクラップが止まらない。茂さんのゴォゴォ吹き上げる蒸気機関車の煙のごとく豪快スライドギターも聴き所。それにしても、つくづく細野さんは良い曲書くなぁと。しかも、ベーシストらしくまずリズムありきのポップなメロディーという曲構造が実にユニークなのです。
[PR]
by kesuike6 | 2007-03-14 00:39 | 日々レコード
2007年も日々レコード
b0061611_1802488.jpgなんだか一昔前のセリフですが・・・
皆様、明けましておめでとうございます!
本年もヨロシクお願いいたします!

それにしてもご無沙汰しております、お元気ですか?僕はなんとか元気です。というか、有言実行!?ブログ更新率はホンマに亀のよう(それでもいつもチェックしてくれてる方、ありがとうございます・涙)で精力減退気味ですが、実は僕の音楽に対する欲求、音楽欲は益々お盛んでございまして、なんやかんやいろいろ観聴きして随分と楽しんでおります。ということで今回は、そんな相変わらずの日々レコードライフ'07をドバーッと報告したいと思います。

Susan Tedeschi 『Live From Austin TX』(DVD)
・・・2007年初DVD。これは思い切り青山陽一氏の影響、ちゅうか今頃?って感じですが、いなせなブルーズ姐さんスーザン・テデスキの2003年のライヴ映像。サインだらけの可愛らしい水色のテレキャスターで決して弾きまくるわけではないけど、美味しいツボを的確に押してくるギタープレイがまぁ素敵。そして、素晴らしく超ソウルフルで力強いボーカルとは裏腹な妙にキュートな喋り声にヤられた。ハモンドオルガンのウィリアム・グリーンのダンサブルな演奏も必見。

Doug Sahm And Band 『Doug Sahm And Band』(CD)
・・・2007年初CD。いなせなテキサスロックンロールカウボーイ、ダグ・サームとその仲間たち(ボブ・ディランやらドクター・ジョンやら)によるワイワイガヤガヤ超ゴキゲンなレコード('72)、すっげー楽しい。めんたんぴんが日本語カヴァー(訳詞は拾得テリーさん)してる「Dealer's Blues」収録、めちゃイカす。私的に2007年はより一層バック・トゥー・ルーツ、とりわけカントリーがキそうな予感、つまり、ますます世間と離れていきそうな悪寒・・・。

Sir Douglas Quintet 『Live From Austin TX』(DVD)
・・・という流れで、いなせなテキサスロックンロールバンド、サー・ダグラス・クインテットの1980年のライヴ映像。最高にルーズで粋なダサかっちょいい砂埃ロックンロール、ダグ・サーム兄貴はやっぱりイカしてるし、オーギー・メイヤーズのオルガンの音色がまた黄昏まくっていて素敵すぎる。そして、客席最前列で5歳くらいのちいちゃな女の子がバンドのノリノリの演奏に合わせてピョンピョコ跳ねてるのが、なんとも微笑ましい。ゴキゲンなロックンロールにオトナもコドモも関係ないんだぜ。

NRBQ & The Whole Wheat Horns 『Derbytown Live 1982』(DVD)
・・・ゴキゲンなロックンロールと言えば、やっぱりどうしてもNRBQ。これはそのタイトルの通り、1982年のホーンセクションを従えたライヴ映像。'82年と言えば、以前チラッと紹介したジョン・セバスチャンをゲストに迎えた超ミラクルなライヴ盤『Live At Wax Museum』と同じ年、ちゅうことは最高潮にノリにノッてる時期のQのライヴ映像なわけで、当然サイコー!と叫ばずにはいられない。オリジナルもカヴァーもジャンルも関係ナッシング、突然狂暴になったり突然ハートウォーミングになったり、そりゃあもうハチャメチャで楽しすぎて身体がムズムズじっとしてられなくなる。Qのメンバーみんな演奏個性的でスゴイけど、トム・アルドリーノのドラムありゃあ尋常じゃないぞ、驚愕。

NRBQ 『Tiddly Winks』(紙ジャケCD)
・・・その勢いで翌日購入(紙ジャケシリーズ全部揃えなければ)、'80年通算8枚目のオリジナルアルバム。Q最高傑作の呼び声高い作品ということで、さすがに曲は粒揃い、頭にドがつくポップなレコード。特にアル・アンダーソンがチャーミングに冴えまくっていて、名曲名唱名ギター演奏連発すんばらしい。音楽は廻るよ廻る。

Kenny Rankin 『The Kenny Rankin Album』(米オリジナルLP)
・・・2007年の初レコード。チョウさんのライヴ前に時間が少しあったので、会場近くの直枝さん行きつけのハンキーパンキーで購入。この流れでなぜにケニー・ランキン?あまりにゴキゲンなのが続いたのでちょいとクールダウンしたいと思ったのか?それとも外があまりに寒かったからなのか?自分でもよく分からないけど、久しぶりに訪れたハンキーパンキーで何か一枚ということで、妙に目に留まったのがどこでも見かけるケニー・ランキン・アルバム。本当に欲しいのは『Silver Morning』だったりするけど(笑)、これからじっくり聴き込もう。

チョウ・ヒョンレ&ガジェット 『シンガーソングナイターVol.5』(LIVE)
・・・2007年の初ライヴ観戦は、1月12日、チョウさん企画のイベント「シンガーソングナイターVol.5」@大阪心斎橋カフェ・コロンビア。いやぁ、すごく愉快だった。なんといっても、ゲストのガジェットにもってかれた。ガジェットはハーモニカ、ギター、ウォッシュボード、ウッドベースという4人組ジャグバンド、超ノスタルジックでありながら超ゴキゲンな演奏と酔いどれMCがすこぶる可笑しかった。そのインパクトがあまりに強力だったので、次のチョウさんのソロコーナーが若干もの寂しく映ってしまったり(ペースも狂わされ気味!?)・・・ただ、ラストのチョウさんとガジェットとのセッションコーナーがもう凄まじかった!な、な、なんと!当初「狼の好物は迷える子羊」1曲の予定だったのが、客席ととりわけガジェットのメンバーが盛り上がっちゃって、タジ・マハールとオールマンズのブルースナンバーを即興で演奏するという、まさに文字通りのセッションが目の前で繰り広げられたのだ。しかも、それがもうとんでもなく泥臭くて痺れるほどカッコ良くて、今って確か2007年だよな?ここは本当にニッポンなのか!?本気で疑うほどだった。大感動、大興奮!勢いでこのメンツで録音しちまいましょう。ホンマええもん観させてもらいました、こりゃあ春から縁起がいいですわ。

ついでに。ライヴ告知の時にチョウさん、会場の名前を忘れてしまっていたようだったので、「エル・ラティーノ!」と叫んだのは僕でした。西村哲也応援団員としては、ここはやっぱりちゃんと言っておかないと(笑)。ということで、2月11日(日)は京都のメキシコ料理店エル・ラティーノで、西村哲也&チョウ・ヒョンレのライヴがありますので、粋で素敵な歌が聴きたい方は是非行っときましょう!

加藤千晶 『おせっかいカレンダー』(CD)
・・・来たる3月の加藤千晶さん関西ライヴに備えて、ようやっと買いました(遅すぎるとpopholicさんに怒られる!?)。そして、びっくらこいてしまいました、こりゃもんのすごい名盤ですね。あっという間に僕もメロメロです。オモチャ箱をひっくり返したような、とは、この作品の為にあるような言葉じゃないでしょうか?コロコロよく転がるメロディーとピアノ、ユーモラスでキュートでちょいと切ないポップセンス、胸キュンものです。ほんわか芳しい古き良きボードヴィルな匂い、僕はニルソン『ハリー・ニルソンの肖像』を思い出したりしました。時にヤンチャに鳴るクラヴィネットはNRBQのテリー・アダムスのようでもあります(Qのメンバーが千晶さんの熱烈なファンというのもよぉく分かります)。天然ぽいようで実はよく練り込まれた絶妙なアレンジ、それぞれの楽器の音色も温もりのあるとても美味しい音で、本当に素敵なレコードです。やっぱり、2005年の私的ベストアルバムはもう一度考え直さないといけないようです、ものすごく良い作品がわんさか出てました。

Paul Williams 『Here Comes Inspiration』(英オリジナルLP)
・・・昨年末のポーク・パイ・ハッツ拾得ライヴの時に、ゲストのワンダーさんが「西村さんの楽曲を聴いていると、ポール・ウィリアムスを思い出すんですよね。」と仰って以来ずっと僕の頭の片隅にはポール・ウィリアムスがいる。それで、2007年初めて訪れたいつもの元町ハックルベリーでこのLPを見つけ即購入。'74年作、通算4枚目のオリジナルアルバム。ジャケットはちょっと怖いけど、中身はとても穏やかで美しくてロマンチックなポップス集(カーペンターズで有名な「Rainy Days And Mondays」のセルフカヴァー収録)。オーケストラをふんだんに取り入れているけど決してドラマチックすぎずささやかに、ポールの歌を存分に生かしたアレンジが心地好い。ポールの歌声は鼻にかかって風変わりでアクが強く、好き嫌いが結構分かれそうだけど、僕は大好き。人間の物悲しさや可笑しみがない交ぜになったような歌声とでも言うのかな、僕にはすごくリアルに胸に響いてくる。そういう点でも、西村さんと通じるところがあるような気がするなぁ。

Early Times Strings Band 『Live At Kobe 1973』(CD)
・・・昨日なんか面白いCDないかなぁ~とNU茶屋町タワレコをブラブラしていると目に入ってきた渋すぎるジャケット、これや!アーリー・タイムス・ストリングス・バンドとは、渡辺勝、村上律、松田幸一、今井忍、竹田裕美子、高橋至による6人組カントリーロックバンド、73年にたった1枚シングル残しただけで解散、97年の再結成以来ぼちぼち活動してるそうな。これはつまり若かりしアーリーの発掘ライヴ音源、神戸と言っても会場は芦屋ルナホール。客席からコソッと隠し録りしたような音質だけど、当時の雰囲気やサウンドが生々しく伝わってくる。なんとものほほんとユルユルとした演奏がクセになりそう。喫茶ロックで一際良い曲だと印象に残っていた「僕の家」はライヴでもやっぱり良い曲だった。ボーナストラックには、「煙草路地」が。

とまぁ、こんな感じで年始早々金欠です(笑)。
[PR]
by kesuike6 | 2007-01-19 18:17 | 日々レコード
日々レコード2
b0061611_2022851.jpgQ列車で行こう、線路は続くよどこまでも・・・。

NRBQ 『NRBQ』('69・アメリカ盤LP)
・・・NRBQの記念すべき1stアルバム。当時は5人組だったので、NRBQのQはカルテットではなくクインテットの略。A面頭のエディ・コクランからサン・ラへという破天荒な流れ、この頃からQはQだった。基本的に60年代らしくビートの効いた痛快で活きのいいロックンロール集ではあるけれど、スティーヴ・ファーガソンのヒリヒリとしたギターの音色のせいなのかどこか物憂げでもあり。変ちくりんだけど妙にクセになる「Ida」やスティーヴのちょっぴり情けない小曲群もお気に入りだけど、最高に素敵なのはテリー・アダムス作の「Stay With Me」!ロンサムなピアノの響き、調子っぱずれなボーカルにラララ大合唱、切な過ぎてハンカチ何枚あっても足りません。カーネーション「I Want You」のルーツはこの曲にあるのかもしれないと思ったり。

NRBQ 『All Hopped Up』('77・アメリカ盤LP)
・・・5thアルバム。ドラムにトム・アルドリーノが加入、Q黄金期第1作目となる作品ですが、こりゃあもう大傑作!大大大好き!敢えて例えるなら、スウィンギーな中期ビートルズといった感じでしょうか、これでもかと次から次へと僕のポップのツボを的確についてきて、いやはや参っちゃいます。アル・アンダーソン作「Ridin’ In My Car」はポップの魔法を信じる人たち皆とびっきりの笑顔になってしまう超名曲ですが、僕は「It Feels Good」「Cecilia」「Doctor’s Wind」「Things To You」「Queen Talk」「That’s Alright」あたりが大好物です(て、ほとんど全部やん)。これは墓場にまで持って行きたいレコードです。ちなみに、僕が買ったLPはオリジナル盤ではないので曲順が相当変わってるのですが、こっちの方がオリジナルより流れがいいような気がする、なんて負け惜しみを言っておきます。

NRBQ 『Kick Me Hard』('79・アメリカ盤LP)
・・・7thアルバム。『Kick Me Hard』と言えば、カネマニア的には「なにかきみの大切なものくれるかい」ですかね。Qのレコードはどれも節操無くあらゆるジャンルの音楽を取り込んだごった煮アルバムですが、これはその極めつけと言った感じでしょうか、文句無く楽しいです。僕のお気に入りは、しゃがれたアルのボーカルがイカすレゲエ調の「It Was A Accident」、なんてことない曲なのにブラス隊が絡んだ途端めちゃくちゃカッコ良くなる「I Want To Show You」、ソウルフルな熱唱とトリッキーなギターソロとピアノソロの掛け合いが素晴らしい「Don’t You Know」、本気ジャズな「Tenderly」など。・・・ていうか僕が買ったLP、ありゃ?「Wacky Tobacky」が入ってない!確実に裏ジャケットにはA面1曲目にそのタイトルが載っているのだけど、聞こえてくるのは2曲目の「Don’t She Look Good」、しかも、4曲目には本来B面4曲目の「Don’t You Know」が、そして、そのB面4曲目にはどうでもいい謎の曲が入っていて・・・汗。ひょっとして、「Wacky Tobacky」がドラッグを歌ってる曲なので、セカンドプレス以降カットされたのかなぁなんて考えるのですが、どうなんでしょうか?

NRBQ and the Whole Wheat Horns with special guest John Sebastian
『Live at the Wax Museum』('03・日本盤CD)
・・・超ミラクルな発掘ライヴ盤、82年にワシントンのワックス・ミュージアムで行われたショウを収録したもの。何と言ってもポップの魔法を信じるロマンチスト代表ジョン・セバスチャンと黄金期のQの共演ライヴだよ、そんなの最高に決まってるじゃない!まるで夢の中にいるような一時、僕ぁ幸せだなぁ。「心に決めたかい?」「ラヴィン・ユー」「うれしいあの娘」「魔法を信じるかい?」「ダーリング」言わずもがな後半のジョンとQとのセッションが一番の聴きどころ泣きどころだけど、序盤のQ単独のパフォーマンスもこれまたとんでもなく良いのです。頭のゴキゲンでファンキーなカヴァー3連発はいつ聴いてもウキウキするし、耳からこびりついて離れない奇妙なインスト「Tragic Magic」やモータウン・スタンダード「My Girl」が聴けるのもめちゃくちゃ嬉しい。こんなライヴが体験できたら死んでも悔いは無いなと思えるような大切なレコード(記録)。ありがとう。

Bonnie Raitt 『Green Light』('82・アメリカ盤LP)
・・・なんだQじゃないやん!おっと、それはとんだ早とちり。このボニー・レイトのレコードにはQのカヴァーが2曲しっかりと収録されております(「Me And The Boys」「Green Lights」)。どちらもQに負けず劣らずゴキゲンにロックンロールしてます。バックバンドはフェイセズのイアン・マクレガン率いるバンプ・バンド、小原礼がブイブイとベース弾いてます。「Green Lights」でのボニーのスライドギターソロが最高!

Jesse Colin Young 『Together』('72・アメリカ盤LP)
・・・ここ最近のお目覚めレコード。ヤングブラッズまともに聴いたことないのですが、ジェシ・コリン・ヤングは名前の響きなのか何故か妙に気になって、レコード屋さんに行く度に必ず彼のLPを手に取っていました(そして、戻すという日々)。それで先日、いつものレコード屋さんにいつものように行くと、このLPが面出しで飾られていて、その割には値段も安かったし、適当なイラストのジャケットにも惹かれたので、ボニーのLPと一緒に買いました。どことなくジェームス・テイラーにも通じる陽だまりフォーキー・ソウル、こういうのはやっぱりどうしても好きですねぇ。

The Rutles 『All You Need Is Cash(4人もアイドル!)』('05・日本盤DVD)
・・・ビートルズの歴史をまるごとパロディ化した愛と笑いのテレビ映画('78)。タワレコのポイントカードが貯まったのでDVDを一枚、ということで直枝さんがライナーを書いているQのライヴDVDを買うつもりだったのだけど、念の為いろいろ物色してみるとこのDVDが目に入ってきて、そう言えば、モンティ・パイソンを研究していたUくんがビートルズ好きなら『All You Need Is Cash』は観たほうがいいよと言っていたことを思い出して、やっぱりこっちにしようと。いやもうまさにUくんの言う通り、ホント可笑しくて素晴らしくて、テレビ画面が寂しくなるたびに観てます。細部の細部まで研究し尽くしたそのマニアックな徹底ぶり、偽物が本物を超えた!と感じる瞬間が何度もあって、僕もビートルズ大好きだけど、彼らのビートルズ愛には到底かなわないです。だからこそ、ミック・ジャガーやポール・サイモンがあんなに大真面目(爆笑)にラトルズについて語り、おまけに本物のジョージ・ハリスンがチョイ役で出ちゃってるのでしょう(爆笑)。でも、よくよく考えてみれば、当のビートルズも偽物が本物を超えちゃったようなバンドですよね。
*ザ・ラトルズの詳細が知りたい方はこちら

Lonesome Strings 『CANDELA』('06・日本盤CD)
・・・ムーンライダーズも大変気になりますが、『DEADLINES』以来久しぶりに聴いた新譜はこれでした。昨日買ったばかりなので、まだまだ聴き込む必要はありますが、それでもめちゃくちゃスゴイです。激しくロックです。このレコードを聴けば、途端にどこの国だって行ける、そんな気がします。ライヴ行きそびれたのが、とにかく悔やまれます(泣)。
[PR]
by kesuike6 | 2006-11-06 20:07 | 日々レコード
日々レコード
『DEADLINES』だいぶ落ち着いて聴けるようになったけど、といってもアオヨーマジックはここからが本番、今度はじわりじわりじわりじわりとキとります。季節はすっかり秋らしいですが、いやむしろおセンチな秋ゆえなのか、今は「夏らしい」がとりわけ沁みますなぁ。ちょっぴりぎこちないスライドギターの響きが私の心の空模様をメロウ色に染めるのです。

b0061611_13253248.jpgで、そんな『DEADLINES』をノリノリで聴きながら、ここ最近買ったレコードはこの3枚・・・
 ①NRBQ 『Wild Weekend』(’89・ドイツ盤LP)
 ②NRBQ 『Tokyo』(’96・’99年版日本盤CD)
 ③Orleans 『Orleans』(’73・アメリカ盤LP)
わわわっ、モテないMr.レイドバック若年寄ロック愛好家よろしく、しかも、見事にルーツ・オブ・青山陽一な感じのセレクション。そうなんです、僕はわかりやすい奴なんですよ、ホントは。

①は青山陽一「水に浮かぶダンス」の元ネタ(という言い方は怒られる?ベスト盤『Songs To Remember』セルフライナーノーツ参照)「The One & Only」収録の相変わらずめちゃゴキゲンでめちゃラヴリーなポップンロールアルバム。「It’s A Wild Weekend」「Little Floater」「Boy’s Life」「If I Don’t Have You」「This Love Is True」などめくるめく名曲連発、さっきから胸がキュンキュンしっぱなしです。そして、例の「The One & Only」はもちろんポップなんだけど、どこかヘンテコなメロディーで謎めいたアレンジ、青山さんが気に入るのもよぉく分かります(笑)。ともかくポップ好きには超オススメですが、廃盤・・・。

②はNRBQの初来日公演2days@渋谷ON AIR WESTのベストテイク17曲を収めたライヴアルバム。なんたってQは世界屈指のライヴバンド、そんなの悪いわきゃない、至極当たり前にサイコー!のライヴです。で、これまためくるめく名曲連発なのですが、中でも僕は「Everyone Thinks I’m Crazy」という曲にいたく感動、目から鱗、さっきからこればっかり聴いてます。どことなくオトナの哀愁漂い無性に切なくて渋カッコイイ!(特にトム・アルドリーノのジャジーなドラミングがもうたまらん・泣)、私的ポップロック理想の1曲と言えます。そして、なんとまぁ青山さんもこの曲お気に入りですって(笑・なかにしさんのサイト参照:Others⇒青山陽一のライブ探訪⇒NRBQ)。次はこれのスタジオ版が収録されている『Message for The Mess Age』かな、つうかそれも廃盤・・・。

③は「Dance With Me」で知られるオーリアンズの痺れるほど男前なデビューアルバム、これも青山さんのフェイヴァリットです(またまたなかにしさんのサイト参照:Others⇒青山陽一の「名盤探訪」。ホント勉強になります)。このレコード、『DEADLINES』で燃えた人は間違いなく燃えます、アッチッチ大火傷です。(青山さんがギターを貸したことのある)ジョン・ホールとラリー・ホッペンのそれはもうお見事!としか言いようがないエレキギターアンサンブルと鉄壁のリズム隊が生み出すぶっとくしなやかなグルーヴはファンキーの極致、腰がムズムズ踊りまくり。ルーツはディープなアメリカ南部にありながら生まれてくる音楽は決して泥臭くなりすぎず都会的で洗練された粋なロック、つまり、アオヨーフリークは必聴の一枚!と大声で言いたいところだけど、ひょっとしてこのレコードCD化されてない!?

BGM:It All Comes Back Again / Orleans
[PR]
by kesuike6 | 2006-10-02 13:28 | 日々レコード