カテゴリ:SONG( 31 )
grandfathers 『BBB』('91)
b0061611_2334619.jpg青山陽一、大田譲(現カーネーション)、西村哲也による伝説(?)のロックバンド、グランドファーザーズ。噂によれば、80年代後半の東京のライヴハウスシーンではオリジナル・ラヴと人気を二分してたとかしないとか(青山さんと田島さんがユニットを組んでたという話も聞いたことがある)。ちなみに、90年くらいの某大学の学園祭で、グランドファーザーズ、カーネーション、ピチカート・ファイヴという組み合わせでライブがあったらしい。ボクからすれば、これ以上ない贅沢なラインナップ・・・。

そんなグランドファーザーズのセカンド・アルバムでありラスト・アルバムでもある『BBB』は、バラエティに富んだ素晴らしいシティ・ポップ・ロック・アルバム(そんな言葉があるのか!?)です。「ROUGH MIXのテーマ」「WILD FRIENDS」、「東京モノリス」、「異常な夜、貴重な月」、「TRAVERING MOOD」・・・ああ、面倒臭い。一言で言っちゃえば、全曲名曲なんですよ。はい。

そんな中でも、ボクが一番好きなのは、「2つの魚影」という曲です。個人的に、青山さんの曲の中では1、2を争うくらい好きです。いやぁ~ホントいい曲なんですよぉ。ちょっぴり切ない美しいメロディ、プルンとした艶やかなサウンド、都会的な洗練されたアレンジ、青山さんのとろけるような歌声・・・はぁぁ(溜息)。曲の途中で、一瞬、フッと静寂が訪れるのですが、そこがいつ聴いても涙腺にキます。ひょっとして、青山さんの曲では珍しく、泣ける曲かもしれないですね。これほど完成度の高いオトナのポップスは、それこそ、トッド・ラングレンの「I Saw The Light」と比べても遜色無いですね。あと、「2つの魚影」なんていう言葉のセンスもやはり素晴らしいです。

この頃から、青山節はもうすでに完成されていたわけで、なんでもっと早くメジャーデビューできなかったのか不思議でしょうがない。インディーズで15年近くやっていて、メジャーデビューした人って青山さんくらいしかいないんじゃないだろうか?つまり、今になってようやく時代が青山陽一に追いついたということか・・・いや、追いついてるのかね?
[PR]
by kesuike6 | 2004-11-12 02:36 | SONG
CHICAGO 「I'm A Man」('69)
b0061611_10592233.jpgボクがガツンと気合いを入れたい時に必ず聴くのが、この曲。スペンサー・ディヴィス・グループのカヴァーなのかな?長尺だけど、暑苦しい歌声と暑苦しいギターソロ、絶妙の間を感じさせてくれるリズム隊、燃えます。特に、互いが互いにぶつかり合う間奏は見物。ドカドカしたドラム最高だな。

この曲が入ってる『Chicago Transit Authority』って、デビュー・アルバムでしょ?当時は、ブラス・ロックとかジャズ・ロックとか言われたんだっけ?まぁそんなことはどうでもいいんだけど、シカゴのアルバムはたくさんありすぎて、どれ買ったらいいか迷ってる人は、とりあえずこれを買ったらいいのでは?ていうか、これだけでいいんじゃない?ってくらい凄いんですけど(実際、ボクはこれしか持ってないし、他のを買う気もあまりない)。ボクには聴く前は漠然とシカゴってなんか売れ線AORのイメージがあったのですけど、そういうイメージでこれ聴いたらぶっ飛びますよ。すんごいロックです。

前にカーネーションの矢部さんがシカゴのTシャツを着ていたんですけど、あのTシャツ欲しいよぉ。
[PR]
by kesuike6 | 2004-11-11 11:00 | SONG
HALCALI 「ストロベリー・チップス」('03)
b0061611_1235508.jpgHALCALI、可愛E。それだけでEじゃない。

ある意味、J-HIPHOPの理想K。
[PR]
by kesuike6 | 2004-11-03 12:32 | SONG
Steve Miller Band 「Take The Money And Run/Rock'n Me」
b0061611_11451785.jpg相変わらずカーネーション『LIVING/LOVING』を毎日のように聴いているのですが、まったく飽きません。昨年の8月27日にリリースされたのでもう1年以上経つのですが、未だに初めて聴いた時の感動がそのまま続いているというまさに奇跡的なアルバム。墓場に持って行きたいアルバム最有力です。果して今秋11月にリリース予定のニューアルバム『SUPER ZOO!』が『L/L』を超えられるのか?正直、ちょっと心配なんですよね。どーなんでしょーか?直枝さん、大田さん、矢部さん。もしボクが彼らの立場なら、あんな凄いアルバム作っちゃったら、間違いなく途方に暮れていますね・・・まぁ所詮、凡人の考えることですけど。でもね、今年発売された2枚のシングル『ANGEL』『スペードのエース』が最高にゴキゲンだったので、実際のところは期待のほうが大きいんですよ。はい。

あっ、今回は『L/L』の話じゃなかったですね。スティーヴ・ミラー・バンドでしたね。ただ『L/L』を製作する上で、あるいはカーネーションがロックトリオとしてやっていく上で大いに参考になった作品であるのは間違いないです。「あらくれ」「COCKA-DOODLE-DO」「BLACK COFFEE CRAZY」のような今までのカーネーションじゃなかなか聴かれなかったストレートなロックンロールがまさにそれです。

スティーヴ・ミラー・バンド。恥ずかしながらボクは直枝さんの口からその名前を聞くまで存在を知らなかったのですが、どうやら70年代に大ブレイクしたらしいです。特に『The Joker』とこの『FLY LIKE AN EAGLE』が有名ですね(あと『Sailor』もかな)。ボクはこの『FLY~』はアナログ盤で持っているのですが、ただひたすらB面の1、2曲目ばかり聴いています。とにかく最高にイカしたロックンロールに痺れまくり。1曲目「Take The Money And Run」ではたった3つのコードでザクザクとギターカッティングでグイグイ押し切るその男気に脳天をかち割られ、2曲目「Rock'n Me」でのブルースフィーリン溢れる超キャッチーなパワーポップに頚椎をやられ腰砕け(ポールマッカートニー「Junior's Farm」と双璧)。ロックンロールの一番いいエキスを味わえます。スティーヴ・ミラーのギターも然ることながら、強靭だけどスッカスカのドラムとベースのグルーヴも素晴らしい。それに彼の歌声もなかなかに味わい深いのです。最高。きーぷおんろっくんみーべいべ♪
[PR]
by kesuike6 | 2004-09-10 11:43 | SONG
シュガー・ベイブ「今日はなんだか(Live)」
b0061611_11303968.jpgというわけで、お次はシュガー・ベイブ。山下達郎、大貫妙子が在籍していた伝説的ポップロックバンド、シュガーベイブの最初で最後のアルバム『SONGS』(75年)は日本のポップス史に燦然と輝く大傑作。「DOWN TOWN」や「パレード」なんかは皆さんもどこかで聴いたことがあると思います。どこをきっても素晴らしい、これまた今もって全く古さを感じさせない普遍的なエネルギーを持ったポップソングがズラリ。

そんな完成度の異様に高い『SONGS』なのですが、実はボクが一番好きなのはボーナストラックの「今日はなんだか」のライヴバージョンだったりするのです。76年の解散コンサートのテイクなのですが、これが最高にロッキンでカッコイイ。ヘッドフォンで爆音で聴くとものすごく気持ちいい。踊れます。特に若き達郎氏の荒削りで魂のこもった歌がめちゃファンキーで熱い!途中のドラムソロや最後のギターソロなんかも燃えます。当時、シュガー・ベイブは硬派なロックバンドから「軟弱だ」と相手にされていなかったようだけど、いやいやそんなことはないよ。だいぶ前の話だけど、達郎さんが「最近聴いている日本のバンドはイースタン・ユースだね。」なんてラジオで言ってたのを思い出す。達郎さんイカすねぇ。そう言えば、それを聞いてイースタン・ユースのCDを買った記憶が・・・(ボクも何故かイースタン・ユースは好きなんですよ)。

このライヴテイクのイントロを聴くと、思わず「ほこりにまみれて暮らした太郎さん♪」と歌ってしまうのはボクだけでしょうか?ルーツ・オブ・「Edo River」かも・・・。カーネーション・ファンの方は是非一度聴き比べてみて下さい(そのときは意見を聞かせて下さいね)。
[PR]
by kesuike6 | 2004-08-10 11:28 | SONG
Ron Sexsmith「Wishing Wells」
b0061611_11222896.jpg孤高の天才シンガーソングライター、ロン・セクスミスの通算6枚目『RETRIEVER』は2004年を代表する作品であることは間違いない。時代の移り変わりなんてものを軽々と超越してしまう普遍的なグッド・メロディーの数々。なぜ彼の音楽がもっと高く評価されないのか(高くは評価されているが、まだまだ足りないと思う)、なぜこれほどまで知名度が低いのか、さっぱりボクには分からない。ロン・セクスミスを聴かずして、一体何を聴くというのだ?(傲慢モード)

エリオット・スミス亡き(ホントに無念でならない)今、ロン・セクスミスにかかる期待は大きい。しかし、本人は至ってマイ・ペースに、ただ単純にいい歌をいい声で真心込めて歌っているだけだ。それでOKだし、ボクはそれ以上のことを望んではいない。変化しないことの強さ、美しさ、切なさ、ロンの歌はいつもそんなことを教えてくれる。人間なんて生き物は表面上は変化しても本質的なことは変わらない。そういう本質的な部分をぶっとくて揺るがない強固なものにしていくことの方が大事なような気がする。最近、ボクはそんなことばかり考えている。

名曲ばかりが詰まった傑作『RETRIEVER』の中で、最も涙腺にキたのが「Wishing Wells」という曲。ひたすらコードストロークでザクザクと力強く鳴り響くエレキギター、これでもかというくらい切ないメロディー、サビに向かってグイグイと盛り上がっていく構成、熱を帯びたロンの狂おしいヴォーカル・・・号泣必至。悶絶。素晴らしい。カーネーション「ANGEL」と双璧だな、これは。

※ちなみに、日本盤はCCCDなので、US盤を買うことをお勧めします。
[PR]
by kesuike6 | 2004-07-19 11:21 | SONG
荒井由実「ひこうき雲」
この曲、ボクのココロのベスト10に確実に入ります。素晴らしすぎる名曲。

言わずもがなユーミンの傑作1stアルバムの冒頭を飾るタイトル曲。イントロのピアノを聴いただけで、とんでもない名曲だと感じずにはいられない。いつ聴いてもゾクゾクする。自殺をテーマにしたこの曲は発表当時かなり物議を醸したそうだが、そんなヘヴィーなテーマをこんなにも美しく切なく描くのはある意味罪ではないか。反則だ。また、荒井由実のたよりなくも儚げな歌声が妙にリアリズムを生んでいる。決して巧いシンガーではない。でも、単に巧ければいいという問題でもないのだ。そして、そんな天才のバックを固めるキャラメル・ママ(細野晴臣、松任谷正隆、鈴木茂、林立夫)の演奏も非の打ち所がない。洗練されたアレンジ、優れたリズム感、絶妙の間の感覚、押し引き・・・素晴らしいとしか言いようがない。

ユーミンは1954年生まれである。つまり、この作品をリリースしたときはまだ19歳ということになる。10代後半の女の子がこんなにも成熟した音楽を生み出し、またそれが多くの若者たちに受け入れられたと思うと・・・今、巷で流れているJ-POPなんて聞けたもんじゃない。オレンジレンジ、大塚愛・・・いいのか、それで?歌う側も聴く側もなんでこんなにも幼稚になっちゃったのだろう?ボクの場合は、高校の頃からオトナのロックバンドと言われるカーネーションとかGREAT3とか普通に聴いてましたからねえ、周りの人たちとはかなり違和感がありました。やはり聴いている音楽って結構人格形成に影響を与えると思うんですよね(特に若い頃)。なので、ボクは高校の頃から考え方も老けてました(笑)。そして、今も・・・。
[PR]
by kesuike6 | 2004-07-19 11:18 | SONG
The Beach Boys「I Just Wasn't Made For These Times」
b0061611_1185767.jpgおととい6月20日に25回目の誕生日を迎えたけすいけです。どーもです。・・・ということで、生誕25周年を記念してですね、今回はですね、ボクと同じ誕生日のブライアン・ウィルソンさん率いるビーチ・ボーイズの曲をフューチャーしようかなと思います。ボクはビーチ・ボーイズは大大大好きで、大大大好きな曲もたくさんあるのですが、その中でも特に大大大好きなのが「I Just Wasn't Made For These Times」という曲なんですよ。

何が良いってねえ、まず日本語タイトルがイイ。だって「駄目な僕」っすよ。最高に情けないですね。実も蓋もないタイトルですね。いったい誰がつけたんでしょうか?このタイトルをつけた人と会ってガッチリ握手したい、そんな気分です。で、歌詞の内容も結構シリアスで、なかなか時代と溶け込めないブライアンの苦悩が切々と語られております。なんていうんですかね、天才がゆえの孤独感ていうんですか。あぁーでも、確かにブライアンは音楽家としては天才だけど、それ以外は結構普通の人間だったりするんじゃないかなあ。なんかそんな気がするなあ。だって、根っからの天才はそんなちんけな孤独感にいちいち苦しまないだろうし。ビーチボーイズの音楽はそういう普通の人間臭い部分と天才的な芸術性がイイ塩梅で調合されているような気がするし、そういうとこが最大の魅力だと思う。ビートルズ然り。

流麗なメロディー、美しすぎるハーモニー、練りに練られたサウンドプロダクション、なにをとっても完璧だと思います(誉れ高き名盤『Pet Sounds』に収録されている曲はどれも完璧ですがね)。そして、間奏のヨレヨレなテルミンが最高にチャーミングです。

以上。25歳にもなって、相変わらず「駄目な僕」道を突っ走るけすいけでした。
[PR]
by kesuike6 | 2004-06-22 11:04 | SONG
岩見十夢「キスしようBaby」
b0061611_10574836.jpg一昨年に発売された名コンピ盤『Smells Like Teenage Symphony』の収録曲の中で、カーネーション以外にビビビッときたのが岩見十夢の「コヨーテ」という曲。なんとも摩訶不思議な浮遊感のあるフォークソングで・・・なんとも言えない独特の雰囲気を醸し出していて・・・無性に気になる存在でした。

そんな無性に気になる岩見十夢のセカンドミニアルバム『カモン・ダーリン』がつい先日出ました。相変わらずなんとも言えない独特の雰囲気のフォーキーな名曲が並んでおります。

その中でも、最もボクの琴線に触れた曲が「キスしようBaby」です。曲調がビートルズ「OH! DARLING」まんまやん!と突っ込まれそうですが、そんなことはどーでもいいです。だってイイ曲なんだもん。「この曲ってさあ、あの曲のパクリでしょ?」とか言って、自分の音楽知識をひけらかす人がいますが、ボクはそういうのあまり好きじゃないんです。好きか嫌いか、それだけです。ボクは「OH! DARLING」も大好きだし、「キスしようBaby」も大好きです。

そんなことはさておき、「キスしようBaby」です。なんとストレートなタイトル。“キスしよう Baby 甘い甘いキスで さみしい夜を すべて溶かしてやるのさ”なんとストレートな歌詞。いいなあ。潔くて。なんかあの手この手を使って婉曲的に愛を表現するまどろっこしいラヴソングよりも、最近は、ストレートに愛をぶつけるあられもないラヴソングの方がボクはグッときます(カーネーション「ANGEL」然り)。泣けます。なんででしょうかね?

そんなストレートな愛の言葉を、これ以上なくストレートに熱く歌う岩見十夢。泣けます。決して歌が巧いとは言えないけど、ちょっぴり頼りない歌声だけど、熱いハートがあればそれで万事OK。聴く人に伝わらなければ、そんなもん歌じゃありません。岩見十夢はイイ歌い手だと思います。

まさかボクより年下のシンガーにこんなにシンパシーを感じるとは思いませんでした。「彼女が出来てから、急に曲が作れるようになった。」とインタビューに答えていたのにも、なんか好感が持てます。

※あ、あと、元コモンビルの“さすらいのギター番長”こと玉川裕高氏のザックリとしたギターもいいなあ。
[PR]
by kesuike6 | 2004-06-09 10:55 | SONG
サニーデイ・サービス「あじさい」
b0061611_10551871.jpg6月。祝日がない、梅雨、じめじめ・・・きっと6月が大嫌いな人はたくさんいるのでしょう。でも、ボクは好きです6月。一応、ボクが生まれた月ですから。そのせいかどうかは知りませんが、6月らしい物にはなんとなく愛着があります。雨(なんといっても雨男ですから)、雨に打たれたアスファルトの匂い、相合傘、レインコート、雨蛙、かたつむり、そして紫陽花。友達によると、紫陽花の花言葉は“移り気”だそうです(色が移ろうかららしい)。ドキッ。いや、ぼくはそんなあ・・・一途ですよ。

嗚呼、そういえばサニーデイ・サービスの『東京』というアルバムもよく聴いたなあ。はっぴいえんどなんて全く知らなかった高校時代、このアルバムとの出会いはそれはそれは衝撃的でした。なんだか繊細な音だなあ。なんだか綺麗な日本語だなあ。なんだか美しい風景が目に浮かぶなあ。嗚呼、こんな淡い恋がしてみたいなあ。などと、思春期真っ只中(今もですが)のボクはこのアルバムを聴いて、恋に恋していました(今もですが)。コーヒーと恋愛、嗚呼、なんて素敵なんでしょう。

そんな大好きなアルバム『東京』の中で、最も好きな曲が「あじさい」です。流麗なストリングス、ネオアコを通過した繊細なアコギの音、ゴリゴリとしたベース、そしてなんといっても曽我部氏の青臭くも艶やかな鼻にかかる高音ヴォイス。“さいだぁのストロオに細い指をからませて”のところの曽我部氏の歌い方が絶品なんです。“あじさいの花がひとつ咲いていました”ボクには薄紫色の紫陽花が見えます。がく紫陽花ではなく、普通の紫陽花です。中くらいの大きさで、雨に濡れて葉が艶っぽく光っています。“可愛いひとがひとりきり立っていました”さあ、誰でしょうね・・・あの娘かな。

昨日学校の帰り道に見た青色の紫陽花が綺麗でした。
[PR]
by kesuike6 | 2004-06-04 10:53 | SONG