カテゴリ:SUPER ZOO!( 13 )
12.「RUNNIN' WILD」
b0061611_0231717.jpg「魚藍坂横断」で本編終了。エンドロールが流れ始める。BGMは「RUNNIN' WILD」。ソウルフラワーユニオン奥野真哉氏の入魂ピアノプレイが光るザ・バンド風男気ロックナンバー。

力強く優しく。一歩一歩。今まで辛いこともたくさんあった、これからもきっとあるだろう。でも、行くしかない。夜が明ければ必ず朝が来る。昨日・今日・明日。人は未来を次々に経験しながら生きている。ほら、そこには光が見えているぜ。大きくても小さくても。光があるからこそ暗闇ができる。暗闇を知るからこそ光が眩しい。

 真夜中を今日もくぐりぬけて 真夜中を今日もくぐりぬけて
 真夜中を今日も走りぬけて 真夜中を今日も走りぬけて


カーネーションはこれからますますやってくれそうです。未来は明るいっ!どこまでもついて行きますぜ!

※「SUPER ZOO!」全曲レビュー終了しました。お疲れさまです。九段会館ライヴまでになんとか終わらせようと、最後の方は尻つぼみになっちゃったかも・・・。とにかく、『SUPER ZOO!』はめちゃくちゃ素晴らしい作品なので、できるだけ多くの人に聴いてもらいたいです。売れる売れないは別にして、聴かれるべき作品だと思います。
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by kesuike6 | 2004-12-12 00:31 | SUPER ZOO!
11.「魚藍坂横断」
b0061611_23364990.jpgおいらの最近の鼻歌。

おいらはアビーロードの前に、魚藍坂を横断してみたい。

ながめはゆるやか 高架線と太陽 なんとかなるさうまくゆくはず

おいらもそんな気がしてきた。

※矢部さん作ほのぼのカントリー。実質上のアルバムラストナンバー。
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by kesuike6 | 2004-12-11 23:41 | SUPER ZOO!
10.「ANGEL」
b0061611_2211534.jpgカーネーション未来のスタンダードナンバー「ANGEL」。ボク個人的には2004年度NO.1ソングだと自負しています。素晴らしいです。傑作です。もう理屈でどうこう言う次元じゃないですね、これは。メロディー、歌詞、歌唱、演奏、グルーヴ、どれをとっても完璧だと思います。

特に、メロディーが素晴らしい。とにかくストレートでシンプルで美しくて強いメロディー。これほど素直にメロディーに酔いしれるという感覚は、ひょっとすると最近あまりなかったかもしれない。60年代や70年代にはたくさん溢れていたあの色褪せないメロディーが、この曲にはある。80年代以降、機材や技術が急速に向上していく中、それをどう生かすかということに躍起で、より本質的なメロディーを忘れてしまってるような気がする。少なくともボクはそう感じている。メロディー受難時代。そういう流れの中で、この「ANGEL」という名曲が世に出てきてくれて、いち音楽ファンとして素直に嬉しいのです。本当に聴きたかったのは、これだよ、これっ!

オーバー40が描くにはあまりにも青臭い歌詞。けれど、直枝さんが歌うと不思議と恥ずかしくならない。青春を回顧するのではなく、未だ青春真っ只中。いい意味で、オトナになりきれてない。乙女座でB型で晩年型で。そんな直枝さんにボクは憧れます。

 迷うこともないね この胸をうちぬいたすべてに花びらを

※「ANGEL」に関しては、以前も書いたことあるので、ついでにそちらもどうぞ。
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by kesuike6 | 2004-12-11 22:13 | SUPER ZOO!
09.「十字路」
b0061611_2248763.jpg先行シングル『スペードのエース』にも収録された、王道を突っ走るオトナのロックンロール。トリオでのライヴの定番曲でもあるのですが、このスタジオバージョンでは渡辺シュンスケ氏の軽快なピアノがプラスされ、かなりポップに仕上がっています。ボクはこの曲を聴いた時、山下達郎さんが最高にロックンロールした感じ、あるいは、ワイルドな佐野元春「Young Bloods」という印象を持ちました。

ボクにとって、この曲は何といっても最後の直枝さんの風を切り裂くようなシャウトに尽きます(稲葉浩志もビックリ!)。そこに、強い決意みたいなものを感じます。やっぱり、ロックンロールはシャウトしてナンボです。ポール・マッカートニーみたく60過ぎてもシャウトし続けて欲しいと思います。

 弧を描き 舞い降りた 十字路の孤独な黒い鳥 くたばるなよおれも同じなんだ

ファンのみなさんは、このフレーズに涙してることでしょう。もちろん、ボクも泣きました。
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by kesuike6 | 2004-12-09 22:49 | SUPER ZOO!
08.「Miss Cradle」
b0061611_18405181.jpg矢部さん作曲のヘヴィーでサイケな・・・こういう曲ってどう形容したらいいのかわからないな。けど、とにかくカッコイイっす(笑)。すんません、ボキャ貧で。

「レインメイカー」もそうだけど、淡々と流れていく曲調が今回の矢部曲の特徴なのかな。コチラの場合は、一歩一歩ガシッと地を踏みしめて進んで行く力強さを感じます。ボクは基本的にこういう重ためのビートが好きなので、かなりキてます。おまけに、カーネーション特有の気だるさも復活という感じで、いいっすよ。この気だるさ、矢部さんのラップスティールですよ。なんか勝手にラップスティールってハワイアンで陽気なイメージしかなかったんですけど、こういう怪しいムードも出せるんですね。艶かしい音。そう。この曲は、直枝さんの声の色気をクローズアップさせるというより、バンドのアンサンブル全体で色気を出そうとしている気がします。だから、ここでの直枝さんのヴォーカルは、どちらかというと楽器の一部という感じです。いやぁ、エロイです。

 踏み切りを横切った ゆりかごという名の台風 誰よりも黒い髪 きみの無限の証明

※初回特典のDVDには、この曲の各パートのレコーディング風景が収められています。メンバーお三方、かなり苦戦しておられます。いやはや、レコーディングって気の遠くなるような地道な作業ですね。でも、楽しそうだなぁ。
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by kesuike6 | 2004-12-07 18:42 | SUPER ZOO!
07.「カウボーイ・ロマンス」
b0061611_0402674.jpg「あの日どこかで」泣きました。穏やかな気分になりました。カーネーションありがとう!・・・なんて感傷に浸っている場合ではないのです。『SUPER ZOO!』はまだ前半戦が終わっただけなのです。即ち、ボクの全曲レビューもまだあと半分残っているのです・・・結構大変なのです。

ということで後半戦1発目は、アルバム随一華やかで煌びやかでゴージャスなアッパーチューン。シャキーンと目が覚めます。いやぁもう、このあっけらかんとした突き抜け方はハンパじゃないですね。ていうか、このストリングスアレンジやトランペットの音色、思いきり後期ビートルズだもんなぁ。しかも、かなりベタなとこ。むふふ。いいなぁ、このやりすぎな感じ。結構、こういうのって恥ずかしくてやらなかったりするんだろうけど、ここまでやっちゃうと痛快だなぁ。またもや、宮川弾グッジョブ!あなたは日本のジョージ・マーティンです。

ある種の諦念と、開き直り。ここでの、直枝さんの言葉もアッパーです。もう行くしかねえ。

 大事なことならば だいたいココに入ってる
 だとすりゃへっちゃら つまり本当の自分でいい

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by kesuike6 | 2004-12-07 00:41 | SUPER ZOO!
06.「あの日どこかで」
b0061611_12423054.jpgこのアルバムを前半・後半、もしくはアナログちっくにA面・B面と分けるならば(『L/L』も同じような造り)、A面の最後を飾るのは号泣必至の超名曲「あの日どこかで」。何度聴いても涙腺が・・・。

超名曲といっても、そんな力が入ったようなものではなくて、あまりにも自然で穏やか。世に溢れかえるバラードは、泣かしてやろうという意図が見え隠れするものが多いが、「あの日どこかで」にはそういう邪念が一切無く、ただ美しいメロディーに身を任せて歌うだけという、直枝さんの言うところの“てらいのない”歌が、聴く人の心の奥底にスーッと滑らかに入り込んでくる。とにかく、この軽やかさが泣ける。やっぱり、こういう穏やかさ・優しさは、人生の酸いも甘いも経験してきた人でないと出せないものだと思う。そんじゃそこらの若造には出せないですよ。

直枝さんの言葉も自然で切ない。この曲の素敵な歌詞について話したいけど、歌詞カードを何度も読んでいると涙が出てきて困る・・・。“悲しいほどの晴れだった”同じ青空でも、その時の気分によって見え方が変わる。今、遠くの透き通った青空を見上げて、爽やかで明るい気分になる人もいれば、やるせない切なさを感じている人もいる。なんかそういうのって素敵やと思います。

 いつも同じものを手にとって 驚きや感情をぶつけあって
 世界はなんて大きな箱だと 笑いながら海を目指した


※直枝さん曰く、『ある日どこかで(Somewhere In Time)』という映画がモチーフになっているそうです(これを指摘したリスナーは鋭い、スゴイ)。ボクはまだ観たことがないので、いつか観てみたいと思います。詳しくは、こちら
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by kesuike6 | 2004-12-06 12:47 | SUPER ZOO!
05.「El Soldado(フリーダム!フリーダム!フリーダム!)」
b0061611_2481829.jpg先行シングル『ANGEL』にも収録されていた、セクシー・ヴォーカリスト直枝政広が思い存分堪能できるスウィートソウル。何度も繰り出されるエロいファルセット・ヴォイスが下半身を直撃します。女性なら即妊娠級。こういう世界観って、カーネーションならではというか、カーネーションにしか出せ得ないような気がします。

ボクの場合、シングル『ANGEL』を聴き始めて最初の頃は、やはりその表題曲「ANGEL」のあまりの眩しさにクラクラしたんだけど、何度も聴き込んでいくうちに、この「El Soldado」の艶かしさにヤられていきまして。ある時期、「El Soldado」ばかり聴いていたこともありました。でも、結構そういう人多いんじゃないかなぁ。隠れた名曲とでもいいましょうか・・・いや、隠れてない?

直枝さんのイメージの放流みたいな歌詞も独特で面白い。意味があるようでないような、伝えたいメッセージがあるようでないような(どことなくジョン・レノンぽい)。きっとこの曲から抱く風景は聴く人によって全く違うんだろうな。そういうリスナーの想像力に委ねる詩って、すごく素敵だと思います。もはや直枝さんは作詞家ではなく、詩人です。

 青い空を描く はじまりからどこまでも 昨日の余韻が 突然炎になる
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by kesuike6 | 2004-12-06 02:48 | SUPER ZOO!
04.「気楽にやろうぜ」
b0061611_1151107.jpgもう他のはいいから、『SUPER ZOO!』の各曲レビューを早くアップしてくれよっ、とカーネーション・ファンの方たちに思われてそうなので・・・ま、気楽にやろうぜ。

前曲「スペードのエース」の残り香芳しい、「LOVERES & SISTERS」路線の肩の力の抜けたソウルナンバー。これまたカーネーション十八番という感じで、文句なく素晴らしい。もう言うことないです。

「気楽にやろうぜ」。まるで自分たちに言い聞かせているかのよう。カーネーションは決して順風満帆な音楽人生を歩んでるバンドではない。常に何らかのしがらみと闘いながらも、全力で音楽と向き合い最良の作品を生み出し続けて20年、当然これからもまだまだ続いていく・・・。彼らのそのような真摯で泥臭い生き様に惚れ込んでいるファンも多いのではないか。そして、カーネーションのそういった紆余曲折を共にしてきたファンにとって、あるいは、彼らと同じような人生の苦味を経験している人たちにとって、直枝さんの歌う「気楽にやろうぜ」という言葉は心に響くにちがいない。カーネーションの突き進む「The Long And Winding Road」の行き着く果ては「気楽にやろうぜ」。泣ける。

 だけど
 だれもが自らの恐れや悲しみを作り出してしまう
 もうちょっと・・・
 だれもが昨日までの雨の冷たさだけ思い出してしまう
 もうちょっと気楽にやろうぜ

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by kesuike6 | 2004-12-04 11:51 | SUPER ZOO!
03.「スペードのエース」
b0061611_1113375.jpg先行シングル曲。スカパラホーンズが参加したゴキゲンなゴージャス・ファンク。アッパーさでいえば、過去最高かもしれない。

そぼ降る雨のような「レインメイカー」のしっとりしたフェードアウトから、突然雷鳴のごとく鳴り響くスカパラホーンズによるド迫力のイントロ。めっちゃカッコイイけど、アンタ、心臓に悪いよ(笑)。曲の方は、もうこれはカーネーションお得意って感じで、徹頭徹尾キャッチー、どこを食べても美味な味付け、しなやかでタフなグルーヴ、挙句の果てには直枝さんお得意のインチキラップまで飛び出す、サービス精神旺盛なナンバー。これで踊れない奴は、どうかしてる。

また歌詞に猫が出てきた・・・ホント直枝さん猫好きだねぇ。この曲も素敵なフレーズ満載で、詩だけを読んでもウキウキワクワク楽しいです。↓Hey Yo!みなSUMMER、ラップしてみまSHOW!

 つまりほんの少しだけど それはおれの生きる証 やがて雨に沈む そんなレンガ路の枯葉よ・・・

ダウンロードMD、CCCD、アナログ、このCDDA、と様々なフォーマットで聴いてきた「スペードのエース」(&「十字路」)。なかなか住所が定まらず、さぞかし落ち着かなかったことだろう。2004年は、音楽の在り方についていろいろ考えさせられた一年だったな。
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by kesuike6 | 2004-12-01 11:14 | SUPER ZOO!