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カーネーション 「幻想列車」('00)
b0061611_3231895.jpgひどくヘヴィーだ。
あまりにも美しいメロディが、突如として崩れる。
おおおおおお、魂の雄叫び。
“ジョンの魂”ならぬ“直枝の魂”とでも言おうか。
しばし呆然、立ち尽くすしかない。
美しさと破壊は表裏一体なのかもしれない。
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by kesuike6 | 2004-12-31 03:33 | CARNATION
June & The Exit Wounds 『a little more Haven Hamilton, please』('00)
b0061611_23524146.jpgボクはなんでこれを買ったのか、全く理由が解りません。大体ネオアコなんてお洒落で繊細な音楽は自分にとってホント縁遠い存在だし・・・なんでかなぁ?でも、デモ、DEMO、めっちゃくちゃ好きなんだよなぁ、困ったことに。自分でコンピレーションを作るときなんかは、必ずと言ってこのアルバムから1曲入れたい衝動に襲われます。なんでかなぁ?

ジャジーでビーチ・ボーイズでギターポップ。まぁありがちっちゃあありがちだけど、このトッド・フレッチャーという人のメロディーメイカーぶりと優しい歌声はなかなかのもんです。こんな音楽を聴いている女の子はきっと素敵だろうけど、たぶんボクみたいな人間を好きにはならないだろうな。なんとなく。て、そんな自虐的になるなよー。
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by kesuike6 | 2004-12-30 00:11
Rufus Wainwright 『RUFUS WAINWRIGHT』('98)
b0061611_148054.jpgElliott Smith『XO』EELS『electro-shock blues』、このRufus Wainwrightのデビューアルバムと、98年にDREAMWORKSから出たシンガーソングライター系のアルバムが何故か大好きで今でもよく聴きます。特に、最近妙によく聴いてるんですよね。冬だからかなぁ?年末だから?わかんないです。

このルーファス・ウェインライトのデビュー盤は、各音楽誌でやたら大絶賛されていたので買ったんだと思うけど、当時はその良さがあまりよくわからなくて、ずっと放ったらかしにしてました。で、この前、突然思い立って久しぶりに聴いたら、すごく良くてビックリ、それ以来嵌っております。ルーファスの音楽は、クラシックの要素とポップスの要素がごちゃ混ぜになった、厳かで格式高い絢爛豪華なポップスとでも言いましょうか。ライナーノーツによると、「モダン・スタンダード」とか「ポペラ(ポップスとオペラの合成語)」なんて言われているそうですが、なんとなくそのしゅっとした大人の世界みたいなのがとっつきにくかったのかなぁ・・・。ということは、最近ようやくボクも大人になってきたということか・・・しゅっとはしてないけど。

曲が素晴らしいのはもちろんだけど、やっぱり、ルーファスの上手すぎないボーカルがイイですね。グッときます。これがそれこそオペラ歌手みたいに完璧に歌い上げられちゃうと、全く好きにはなれないんだろうなぁ。ちなみに、ジョン・ブライオンとヴァン・ダイク・パークスがプロデュースしてます。これがまた素晴らしい仕事ぶりなんです。
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by kesuike6 | 2004-12-28 02:26 | ALBUM(SINGLE)
The Band 「Tear Of Rage(怒りの涙)」('68)
b0061611_18398.jpg25歳のボクがザ・バンドの本当の良さなんて理解っていないかもしれない。でも、ザ・バンドはなんかやっぱり好きだ。見た目も演ってる音楽もめっちゃ渋いけど、ボクにはなぜか妙にポップに聞こえる。聞こえるんだから仕方ない。

ザ・バンドはほとんど全員(ていうか、ガース以外全員)がリードボーカルをとることができる。しかも、みんなホントにいい声をしている。反則。ボクは基本的に歌ものが好きだから、ボーカリストの歌声はかなり重要である。せっかく曲が良くていい詩を書いていても、歌声が肌に合わないとそれだけでもうのめり込んで行けない。ボクが最も惹かれるのは、上手い(巧い)ボーカリストではなく、美味い(旨い)ボーカリストである。つまり、味のあるボーカリスト。はっきり言って、歌唱力なんてほとんど関係ない。むしろ、少し下手なくらいの方がグッとくる。味はトレーニングすれば出るようなものではなく、その人の人生や思想や音楽への愛情など目に見えない精神性が滲み出たものであると思う。ボクはやっぱり単なるBGMのようなものには興味がないし、いちいち心を揺さぶってくる目一杯うざったくて暑苦しいのが好きだ。

この曲は、そういう意味での究極だ。リチャード・マニュエルの魂の奥底から絞り出したかのような不安定な高音と耳に脳に心臓にベットリべとつく粘り気。ボクは痺れて動けない。そして、涙。こんな凄まじい名曲が1曲目に入っているデビュー作『MUSIC FROM BIG PINK』も当然素晴らしいアルバムなのだ。
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by kesuike6 | 2004-12-26 01:09 | SONG
ANATA☆PAPA☆60☆
2004年12月23日(木) PM6:00開演 @バナナホール

日本語を大切にした、でも、毛色は全く違う3組による楽しいイベントでした。オールステンディングで疲れたけど。客層若し。女子率高し。カーネーションのライヴに慣れているボクは逆に落ち着かない(笑・もっともっと若い奴らもカーネーション聴かなきゃ!)。たまに見かけるおじさまはおそらくラリーパパのファンだろう。

シガキマサキ(オープニングアクト)
熊本出身のシンガーソングライター。いい声をしているし、いい曲をかいていると思います。でも、それだけじゃ足りないというか・・・難しいですね、アコギの弾き語りっていうやつは。シンプルなだけに、余程何かが突出していないとキツイっていうか。何せボクの弾き語りの基準は直枝さんなもので・・・すんません。

ANATAKIKOU
個人的に大注目しているバンド。ライヴは1stシングル『リリー』のレコ発インストア@京都タワレコ(ものすごい数の人が観にきていてビックリした。メンバーに「ラリーパパの時より多いですよ」と言ったら、すごく喜んでた)しか観たことがなく、ライヴハウスで観るのは初めて。感想。いやもう、いいよっ!いいっ!気持ち悪くていいっ!彼らの音楽を無理矢理一言で言うと、XTCがフォークを歌った感じ(そういえば、出囃子がXTC「クロコダイル」だった。この曲大好きなんです)。初期のカーネーションぽくもあり。ホントこんなバンド見たことありません。最高の褒め言葉です。1月に初のフルアルバムが出るようなので、マストバイ。ワンマンも観に行こうかなぁ。あ、あとMCも気持ち悪くて最高に笑えます。(なんか気持ち悪いとしか言ってないけど、ゲテモノじゃないんでご心配なく。見た目は普通のお兄ちゃんです。見た目は)

ラリーパパ&カーネギーママ

1.まちとまち
2.メロウな新曲
3.枯葉のブルース
4.あの空は夏の中
5.どこへ行こう
6.新曲(黒猫)

このライヴを最後にドラムス辻凡人さんが脱退するということで、いささか感傷的になってしまうことも多々ありましたが、ライヴ自体は「まちとまち」から始まるいつも通りのラリーパパ、リラックスした中にも熱いロック魂が見え隠れする素晴らしいパフォーマンスでした(でも、どことなくいつもより気合いが入っていたように感じたのは、ボクの思い入れのせいなのかな)。2の新曲は個人的に初めて聴いたのですが、メロウなウエストコーストサウンドが心地よくてめっちゃ素敵で大好き。3,4,5と『LAST ALBUM』収録のズシリと地に足の着いたナンバーですこぶる良い気分。5は辻さんのドラムソロで始まるのですが、その時にチョウさんに「ドラムス辻凡人」と紹介されスポットライトを浴びた辻さんがニッコリ笑っていたのが、胸にグッときました。やはり、辻さんの叩くビートはパワフルであり優しいのです。ラストの新曲(黒猫)を聴くのはミナミホイール以来2回目ですが、前に聴いたときよりも衝撃度は強大でした。チョウさんとスチョリさん、それとガンホさん(!)のソウルフルなボーカルの掛け合いが絶妙で、果てしないロッキンなグルーヴが吹き荒れる力強い傑作。間違いなく新たなラリーパパの代表曲。いやぁ、素晴らしい。感嘆。

ライヴ終了後、カーテンコールのように辻さんを真ん中に5人が手を繋ぎ、客席に向かって照れながら一礼をして退場しました。なんとも彼ららしく、なんとも感動的な場面でした。ラリーパパはこれからも続いていくわけで、辻さんのドラマー生活もまだまだ続きます。ライク・ア・ローリング・ストーンです。いち勝手気ままなファンとして、これからの互いの活動に今まで通り期待と愛情を目一杯込めつつ、しっかりと応援していこうと思います。頑張りやー。

※アルバムレビュー⇒『dreamsville』『LIVE』

東京60WATTS
カーネーション「60wはぼくの頭の上で光ってる」を出囃子に使っているという噂を聞いていたので楽しみにしてたのに、普通に出てきた。残念。ライヴは、いやぁ~元気ですね、勢いありますね、盛り上げるのも上手ですね。すごくいいバンドだと思います。人気が出るのも分かります。でもねぇ、ヴォーカルの青臭さや歌詞の青臭さがねぇ・・・正直、苦手。キーボードの人の声のほうが好きだもんなぁ(この人、無頼庵のアルバムに参加してるんですね)。周りが最高に盛り上がってるのに、自分だけ乗り切れてないのが何だか申し訳なくて、途中で出て行きたくなりました(2回目のアンコールがあったみたいだけど、さすがにボクは会場を出ました)。たぶん、彼らのような音楽はボクらの世代がグッとくるはずなんだろうけど・・・やっぱり老けてんのかね・・・老けてんだよなぁ・・・老けてます。でも、彼らが売れてくれることは全然アリなので、どうか頑張って欲しいと思います。
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by kesuike6 | 2004-12-24 10:22 | LIVE
Ian Dury 「Something's Going To Happen In The Winter」('77)
b0061611_2542771.jpg先日届いた英国産ファンクの傑作イアン・デューリー『NEW BOOTS & Panties!!』があまりに素晴らしくて、ここんところ我が家のヘヴィーローテーションです。しかも、ボーナストラック付きの本体よりも、デモトラック集ばかり聴いています。名曲「Wake Up And Make Love With Me」のデモ、名曲「Sweet Gene Vincent」のインストヴァージョン、めっちゃカッコイイ!他には未発表曲も数曲含まれていて(ボクはこれがイアン・デューリー初体験なので、未発表のありがたさをよく分かってないとこがありますが)、これがまたいいんだ。

特に、「Something's Going To Happen In The Winter」という曲が素敵。Ian DuryとChaz Jankelのデュエットなんだけど、ハモルどころか、完全にズレてる。そのズレが、なんとも味わい深くて目に染みる。Winterだけあって、なんとも冬っぽい切なくてかわいらしい曲調で、どことなくクリスマスっぽくもある。ボクの感じる冬がこの曲にある。どうやら、ボクの今年の冬のテーマソングになりそうだ。
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by kesuike6 | 2004-12-21 02:57 | SONG
2004年度 けすいけが選ぶサイコー!!!な10枚
12月も後半戦に突入ということで、2004年を振り返ってみまSHOW!
今年買った数少ない新譜から印象に残ったアルバムを順に10枚挙げてみました。

1.カーネーション 『SUPER ZOO!』
2.Jonathan Richman 『not so much to be loved as to love』
3.青山陽一 『ODREL』
4.Jules Shear 『SAYIN' HELLO TO THE FOLKS』
5.ラリーパパ&カーネギーママ 『LIVE』
6.Alex Chilton 『Live In Anvers』
7.さかな 『LOCOMOTION』
8.Glenn Tilbrook 『transatlantic ping pong』
9.Ron Sexsmith 『RETRIEVER』
10.曽我部恵一 『STRAWBERRY』

・・・いかがなもんでしょう。予想通りですかね?詳しくは、こちらで。
もしよければ、みなさまのランキングも教えて下さいねー。
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by kesuike6 | 2004-12-16 19:39 | OTHERS
Marc Benno 『MINNOWS(雑魚)』('71)
b0061611_13303653.jpg靄がかったジャケットのせいか、冬のイメージがします。

ソフトでスウィートでソウルフルなマーク・ベノの歌声が素敵です。

全編漂うリラックス&メロウな雰囲気がどことなく冬っぽい。冬枯れ。

まぁ渋いけど。

※マーク・ベノは、70年前後にリズム&ブルース、ソウル、ゴスペル、ブルース、カントリーといったアメリカ南部のルーツ・ミュージックを基本にしたスワンプ・ロックを代表する人です。これはそのスワンプ・ロックの名盤のひとつだと思います。
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by kesuike6 | 2004-12-15 13:33 | ALBUM(SINGLE)
12.「RUNNIN' WILD」
b0061611_0231717.jpg「魚藍坂横断」で本編終了。エンドロールが流れ始める。BGMは「RUNNIN' WILD」。ソウルフラワーユニオン奥野真哉氏の入魂ピアノプレイが光るザ・バンド風男気ロックナンバー。

力強く優しく。一歩一歩。今まで辛いこともたくさんあった、これからもきっとあるだろう。でも、行くしかない。夜が明ければ必ず朝が来る。昨日・今日・明日。人は未来を次々に経験しながら生きている。ほら、そこには光が見えているぜ。大きくても小さくても。光があるからこそ暗闇ができる。暗闇を知るからこそ光が眩しい。

 真夜中を今日もくぐりぬけて 真夜中を今日もくぐりぬけて
 真夜中を今日も走りぬけて 真夜中を今日も走りぬけて


カーネーションはこれからますますやってくれそうです。未来は明るいっ!どこまでもついて行きますぜ!

※「SUPER ZOO!」全曲レビュー終了しました。お疲れさまです。九段会館ライヴまでになんとか終わらせようと、最後の方は尻つぼみになっちゃったかも・・・。とにかく、『SUPER ZOO!』はめちゃくちゃ素晴らしい作品なので、できるだけ多くの人に聴いてもらいたいです。売れる売れないは別にして、聴かれるべき作品だと思います。
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by kesuike6 | 2004-12-12 00:31 | SUPER ZOO!
11.「魚藍坂横断」
b0061611_23364990.jpgおいらの最近の鼻歌。

おいらはアビーロードの前に、魚藍坂を横断してみたい。

ながめはゆるやか 高架線と太陽 なんとかなるさうまくゆくはず

おいらもそんな気がしてきた。

※矢部さん作ほのぼのカントリー。実質上のアルバムラストナンバー。
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by kesuike6 | 2004-12-11 23:41 | SUPER ZOO!