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Aimee Mann 『live at St. Ann's Warehouse』('04)
b0061611_227545.jpgなんの飾り気もないライヴなのに、なぜこんなに素晴らしいのだろうか?それはそのままエイミー・マンの音楽にも言えることなんだけど、なんとも不思議だ。彼女は決して顔を歪めて熱唱するということはない。飄々としていて、実にクール。しかし、彼女の歌にはなにか強い意志みたいなものをひしひしと感じる。地力のある歌、これはなによりも強い。

それにしても、エイミー・マンのギターを持って歌う姿は美しいし、カッコイイ。惚れ惚れする。僕はこういう女性に弱いです。いや、女性なら誰でも弱いか・・・。

※これは同じライヴを収録したDVDとCDがセットになったものです。DVDとCDでは少し選曲が違っていますが。輸入盤だし、結構お買い得ですよ。

※エイミー・マンは鈴木祥子ファンに是非聴いて欲しいですね。きっと気に入ってくれると思います。エイミーの方が少し年上です。
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by kesuike6 | 2005-02-27 02:56 | ALBUM(SINGLE)
Neil Young 「The Loner」('69)
b0061611_1021742.jpgこれだよ、

このヒリヒリするようなギター、

これだよ。

from 『NEIL YOUNG』
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by kesuike6 | 2005-02-25 10:31 | SONG
Matthew Sweet 『In Reverse』('99)
b0061611_143956.jpgマシュー・スウィートといえば『Girlfriend』('90)が有名だけど、これもそれに負けず劣らずの名盤だと思います。ていうか、僕はこれのほうが好きかな。『Girlfriend』は名曲がいっぱい入ってるけど、それが前半に集中してるから、後半ダレちゃうんだよなぁ。それに比べて、このアルバムは最初から最後まで一気に聴ける流れのよい作品だと思います。

サウンドはそれまでのザックリとした骨太な音作りとは趣が異なり、エコーをふんだんに効かせた浮遊感溢れるフィル・スペクター風サウンド。ただマシュー特有の荒々しい男気ギターはそのままだから、なんとも不思議なバンド・サウンドに仕上がっている。まぁ強引に言ってしまえば、ニール・ヤングが『ペット・サウンド』をやったとでもいうか。さすがマシュー、一筋縄でいかないミュージシャンだよなぁ。

もちろん彼はメロディーメイカーとしても優秀だし、このアルバムは先にも言ったように特に素敵な曲が満遍なく揃っています。こてこてのバラードあり、エッジの効いたギターロックありと曲の振り切れ具合もいいですね。その中でも僕の一番のお気に入りは、「What Matters」。ただでさえ泣きメロ胸キュンな名パワーポップなんだけど、エンディングのリック・メンク(from Velvet Crush)のドラムの連打がもうヤバイです、目頭がじわっと熱くなります。ドラムで泣けるのはカーネーションの「OOH! BABY」とこの曲くらいですな、今のとこ。
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by kesuike6 | 2005-02-24 01:44 | ALBUM(SINGLE)
カーネーション 「シケイロスのように」('04)
b0061611_0343074.jpgギターでいえば、なんだかんだ言って、やっぱりニール・ヤングなんだよな。一番熱くなれるのは。生き様がそのまま乗り移ったかのような歪みまくった轟音ギター、あの音を聴いているだけで涙が出そうになる。これって、なんなんだろう一体!?

日本人であのギターを鳴らせるのは、まずはやっぱり直枝さんだろうな。トリオ以降、ますますニール・ヤング化してきてますよ(存在としても)。この「シケイロスのように」なんて、その最たる曲だろう。ヒックスヴィルの中森さんとのギターバトルがとにかく見物の熱い曲なんだけど、テクニカルな中森さんとは対照的に、直枝さんはグシャグシャとコードを力強くかき鳴らしている。そのひしゃげ具合がもうニール・ヤングそのものというか。とにかく、凄まじいの一言。そして、男泣き。ロックの定義なんてよく分からないけど、少なくともこの曲はロックだと思う。いや、ロックとしか言いようがない。

 街で生き抜いて 溢れる孤独抱いて 見つめ続けたって 何も始まらない

※他にも、元コモンビルの玉川さんやフリーボの石垣さんのギターにニール・ヤング魂を感じます。当然、大好きなギタリストです。
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by kesuike6 | 2005-02-17 01:18 | CARNATION
バンバンバザール 「Suge Ban Ba!!」('02)
b0061611_2491690.jpg嗚呼、いい歌を聴いたなぁ・・・。

そんなあまりにも単純な感想をつい漏らしてしまう、ホントにホントに素敵な作品です。歌う喜びに溢れた福島さんの明るくて優しい歌声と人情味のある豊かな演奏を聴いていると、こっちまで嬉しくなります。なんか小難しい余計なことを考えずに、素直に自然体で聴ける彼らの音楽は僕にとってとてつもなく貴重なのです。だから、この作品についていちいち薀蓄を語る必要なんてないのです。とにかく良い歌がここにある。それ以下でないし、それ以上でもない、でも、それが何より素晴らしいのです。

 まっすぐ伸びる道でさえ つまづく時もあるのさ (「FREE」)

たった一度きりの人生、回り道したっていいんですよね。と、自分に言い聞かせる。
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by kesuike6 | 2005-02-16 03:16 | ALBUM(SINGLE)
Sloan 「I Can Feel It」('94)
b0061611_2330979.jpg隠れたパワーポップの名盤『Twice Removed』より。

今日はバレンタインデーですが、いつも通りの平凡な一日を送っているけすいけです。そんなのは毎年のことなので、なんてことないですが(自慢にならない)。そんな寂しいバレンタインデーを過ごしている方も幸せ絶頂な方も、とりあえずこのチャーミングなラヴ・ソングを聴いておきましょう。

スローンにしては珍しく女性ヴォーカリストを入れて、ほぼデュエット状態です。メロディーは特にドラマチックに盛り上がることなく淡々と流れていきますが、とにかくスウィートで美しい。スーッと滑らかに心に沁み込むメロディーです。まるでとろけるチョコレートのようです(すいません、強引ですね)。何もラヴ・ソングだからといって必ずしもドラマチックである必要なんてないのです。確かに恋愛はドラマチックなイメージがありますが、それはエンターテイメントの世界のお話で、現実は割と淡々としているものです(て、お前が恋愛を語るなっつうの!)。

“僕は彼女に思いを寄せている、そして彼女もきっと僕に思いを寄せている。アイ・キャン・フィール・イット、僕はそう感じるんだ。”おそらく彼の思い込みなんだと思います(笑)。ていうか、こういう場合、願望がかなりこもってるんですよね。彼女はきっと僕に思いを寄せているに違いない、と。“君が幾千の嘘をついても、僕は全部真実だと思って信頼する”ああーあぁ、これは危ないですね。“嘘をついても”ってことは、それが嘘だと理解した上で真実だと思い込むわけだから。よくないねえ、こりゃ。ついてもいい優しい嘘なんてものがありますが、それでも嘘は出来るだけつかない方がいいし、つかれない方がいいですよね。嘘つきは泥棒の始まりと言うでしょ。なんて、歌詞の意図はそういうことじゃないことは分かってます。それくらい彼女を思っているということを言いたいんですよね。男はやっぱりダメですね。女性には頭が上がりませんよ。これって世界共通なんですかね。

・・・て、この歌についてほとんど語ってないですね。とりあえず、とても素敵な曲であることは間違いないです。ちなみに、次のアルバム『One Chord To Another』のボーナストラックにこの曲のパーティー・バージョンが入ってるのですが、それもなかなかイイ感じです。
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by kesuike6 | 2005-02-14 23:35 | SONG
カーネーション 「頭の中の傷」('88)
b0061611_252854.jpg最近、カーネーションは1st『Young Wise Men』(勝手に通称:靴底アルバム)をよく聴いている。今更ながらこのアルバムのクオリティーの高さに驚くばかり。果たして88年当時にこんなにイカした音楽をやってたバンドはいくついたのだろうか?捻じれとキャッチーが両立した頭抜けたメロディーセンス、毒とユーモアに溢れた歌詞、卓越した演奏力、洒落たアレンジ・・・もうこれ以上ないパーフェクトなギターポップアルバムだと思う。おまけにこのジャケットだからね。そりゃあ、最高と言わざるを得ないでしょう。僕の小さな夢は、このアナログ盤を手に入れて部屋に飾ること。

当然のごとくこのアルバムの曲は全部好きだけど、一番好きなのは「頭の中の傷」かな。最も直枝さんらしいというか、直枝さんならではのメロディーの捻じれ具合と心地良い気だるさ、あと歌いっぷりがね、やっぱりいいんすよ。この感覚は「からまわる世界」とか「My Little World」なんかに繋がって行くような気がするんですがね。それと歌詞ね、これまた直枝ワールド全開のダメダメ感が大好き。

 Oh Last Night 傷を数えてたら
 今朝も床に倒れたまま
 陽が目にささる頃
 僕は涙こらえる

僕がもしカーネーションのカヴァーをするならこの曲を選ぶと思います。
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by kesuike6 | 2005-02-11 03:24 | CARNATION
Chains 『CHAINS』('99)
b0061611_0315244.jpgChainsを知ったのは確か・・・ロッキングオンJAPANの後ろの方に小さくインタビューが載っていたのを見て何故か気になり、店でこの1stミニ・アルバムを手にとってみると、なんと帯に書いてある推薦文が元カーネーションの棚谷さんで、こりゃ買うっきゃないと思ってすぐにレジに持って行った。あれは京都のHMVだった。たぶん、いや、きっとそうだ。

家に帰って早速聴いてみると、これがなかなかにソウルフルでグルーヴィーで実にカッコイイ。京都の日本語ロックバンド、Chains。おそらくこのバンドもはっぴいえんどチルドレンだと言えるのだろうけど、その中でもこれほど力強くて地に足の着いたサウンドを鳴らせるバンドはいないと思う。しかも、ファンキー。例えば、酩酊ファンク「先祖返」なんかは小坂忠さんの匂いがするし、ヴォーカル志村氏の艶やかで渋い歌声はどことなく田島貴男っぽい。インディーズらしからぬ(?)スケールの大きさといい、本格的な黒っぽさはGrapevineなんかを思い出したり。ああ、いいバンドが出てきたなぁなんて偉そうにも思ったものです。

僕は「いつか見た景色」という曲が好きで、なんとなく春っぽい和テイストなキーボードのアレンジが胸キュンです。この曲を聴く度に、その時日常を過ごしていた京都のことを思い出します。嗚呼、もう一度京都で暮らしたいな。

※Chainsは立命館大のロックコミューン出身でくるりやキセルの先輩ですね。
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by kesuike6 | 2005-02-10 01:24 | ALBUM(SINGLE)
小谷美紗子 「嘆きの雪」('97)
b0061611_2104925.jpg女版レオン・ラッセルではないけど、小谷美紗子というシンガーの歌声は強烈だ。彼女の感情剥き出しの言葉とそれにも増したエモーショナルな歌声を聴いていると、胸がチクチク痛い痛い。一応ポップス然りとしたアレンジが施してあるが、僕は彼女の歌声に一点集中、他はあまり聞こえてこない。まさに情念オンリーの歌。彼女の歌がイースタンユース始めパンクスたちに圧倒的な支持を受けるのも無理はない。

「嘆きの雪」は彼女の記念すべきデビュー曲にして、どこまでも衝撃的な名曲。デビュー曲がこんなに暗くていいのかと思わず心配になるくらいのヘヴィーな曲だけど、悩みもがいている人たちの心に間違いなくガツンと響く素晴らしい曲だ。僕の中では、荒井由実の「ひこうき雲」にも匹敵するくらいの名曲。しかも、これが20歳の時の曲だと言うから驚き。

  同情まじりの優しさは ダイヤモンドを切り刻むナイフのよう

  凍りついた彼の中で 私だけが あどけなく死んでゆく

・・・痛い。

その後、Coccoとか椎名林檎のような情念系女性シンガーが出てきたけど、まさしく小谷美紗子さんはその走りだと思う(もう少し前には鈴木祥子さんがいますけど)。ただやっぱり彼女らに比べると、小谷さんは地味なのかなぁ。それだけで聴かれないのなら、寂しい限り。ただ良い歌を真っ当に歌うその当たり前の姿が眩しすぎるのかな。
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by kesuike6 | 2005-02-09 02:11 | SONG
Leon Russell 「Bluebird」('75)
b0061611_045180.jpg『WILL O' THE WISP』収録曲。とてもじゃないけどジャケ買いはまずありえない怖いジャケット、しかも邦題が『鬼火』。これがレオン・ラッセルの作品じゃなければ、まず聴くことはないだろうな・・・。

僕はロック仙人(僕が勝手に命名)ことレオン・ラッセルがホント大好きで。自分でもなぜだかよく分からないんだけど、好き。お世辞にもボーカリストとして上手だとは言えないし、声もひどいダミ声で美声とは程遠い、なのに彼の歌が好き。彼の描くメロディーはあっちこっち動きまくって、やたらにドラマチック、その上、例のアクの強い歌声で熱唱するもんだから、なんだかもうとにかく過剰で濃厚で暑苦しい。実はポップなメロディーなのに、全くポップに聞こえないんだよな。これぞ男の浪漫、仁義なき闘い。

特に、「Bluebird」という曲はこの世で一番といってもいいほど好き。非常に美しいメロディーラインに荘厳なピアノとゴスペル風味の女性コーラス、そして、レオンの魂のこもった優しい歌声は、どことなく神々しく感じられ、ポップスという枠を超えて何か賛美歌のように聞こえる。僕はこの歌を聴く度に、心が浄化された気分になるのです。て、こんなことを言っていると、なんだかレオンが仙人じゃなく、神様に見えてきたような・・・。

※「Bluebird」は、かせきさいだぁの「冬へと走りだそう・再び」のサンプリング・ネタだったりします。
※あと、このアルバムには「Lady Blue」という名バラードも収録されていて、それも最高です。
※ちなみに、カーペンターズの「Superstar」「A Song For You」「This Masquerade」といった名曲はレオン・ラッセルが作った曲なんです。
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by kesuike6 | 2005-02-08 01:10 | SONG