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Chris von Sneidern & the sportsmen 『spirited』('99)
b0061611_1435882.jpgやっぱり僕はこういうザックリしたライブ感溢れるバンドサウンドが好きだなぁ。

クリス・ヴォン・スナイダーンはどうやらパワーポップ界では割と知られている人みたいです。確かこれを買ったのも、パワーポップのガイド本を読んでいてふと目に止まったのがきっかけでした。でも、そこで紹介されてたのは『Wood & Wire』というアルバムだったと思うけど・・・なんでこれを買ったんだろ!?安かったからかなぁ。これは後で知ったのですが、このアルバムは3週間くらいで売り切れたらしく、最近リイシューされたようです。少し前に書いたウィリー・ワイズリーといい、知らぬ間にレアなものを買ってることがあるみたいです。

ということで、パワーポップというイメージでこの作品を買ったのですが、いざ聴いてみると全然違ってました。かなりソウル色が強いです。ていうか、ソウルです。クリスの歌声はジェームス・ブラウンに負けじと腹の奥底からシャウトしてるし、バックバンドの演奏のノリも実にファンキー。熱いです。カーネーション直枝さんは「OOH! BABY」をガレージ・ソウルと名付けていますが、このアルバムの雰囲気なんかもガレージ・ソウルという言葉があてはまりそうな気がします。あるいは、トッド・ラングレンがソウルを歌ってる感じに近いのかな。僕は彼の他の作品を聴いたことがないので、これは勝手な憶測ですが、ジャケットを見てもハンドマイクだし、彼はもう歌いたくて歌いたくてたまらなかったんでしょうね。なんかそういう歌う喜びみたいなものがダイレクトにガシガシ伝わってきて、いいですね。ホント潔くて、爽快です。買った当時の僕よりも、よりシンプルなものに惹かれている現在の僕の方が確実にグッときてます。

※このアルバムが出た当時、クリスはジョン・ウェズリー・ハーディングと一緒に初来日し、吉祥寺Star Pine's Cafeでライブを行なったのですが、その時のオープニングアクトを務めたのは青山陽一さんだったみたいです。なるほどね。
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by kesuike6 | 2005-04-30 02:57 | ALBUM(SINGLE)
カーネーション 『LIVING/LOVING』('03)
b0061611_347283.jpg『SUPER ZOO!』も確かに力のこもった傑作だけど、結局のところ僕の帰る家はやはり『LIVING/LOVING』なのである。この作品について何度語ったかわからないが、まだまだ語り尽くせない、いや、一生かかっても語り尽くせそうにない。それなら、もう語るのはよそうか、いや、でも、語らなければ気が済まない・・・。

「やるせなく果てしなく」「OOH! BABY」「LOVERS & SISTERS」「永遠と一秒のためのDIARY」「愚か者、走る」「あらくれ」・・・この時の直枝さんの描くメロディーはもう神がかってるとしか言いようがない(「ANGEL」然り)。僕はロックやポップスにおけるメロディーというものは70年代中盤くらいまでにもう出尽くしてしまってるんじゃないかと思っているので、それ以降の音楽のメロディーにそうそう心を奪われるということはないけれど、この『LIVING/LOVING』は違う。なにも考えないで純粋にメロディーの流れに身を任せることができ、息継ぎをしなくてもどこまでも泳いで行ける。「やるせなく果てしなく」のあの滑らかなギターストロークのイントロが聞こえてきたかと思うと、次の瞬間「OOH! BABY」後半部の矢部さん魂のドラムフィル連打に胸が熱くなっている。自然と最初から最後まで通して聴ける、文句なく素晴らしい作品だ。ビートルズやバカラックがそうであるように、本当に良いメロディーは色褪せることなく時代を軽々超える、30年後の僕も相変わらず『LIVING/LOVING』を聴いていて、きっと今と同じように感動しているのだろう。

それにしても、やるせなく果てしなくメロディー指向の僕は、日に日に新譜を買う機会が減り、どんどんレイドバックしていっている。それもこれも『LIVING/LOVING』のせいだ。OOH! BABY、なんて罪なやつ。
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by kesuike6 | 2005-04-26 05:30 | CARNATION
『大西ユカリと新世界』('02)
b0061611_0401551.jpg平成のゴッドねえちゃんこと大西ユカリ率いる昭和歌謡ソウルバンドの1st。CKBの妹分的存在として知られてるバンドやけど、僕はCKBよりは大西ユカリと新世界派ですねん。もちろんCKBのヨコハマらしい洗練されたお洒落サウンドも好きやけど、大西ユカリと新世界のいかにも関西ちゅうか浪速のコテコテでベタベタな泥臭いソウルフレーバーが関西人の僕にゃあグッときますねん。

とか言うても、この1stアルバムのサウンドの拘りはかなりのもんですわ。ホンマもんの昭和歌謡のドロドロしたあのヤバイ音像がきちんと再現されてるちゅうか、アングラ臭がプンプン漂っとります。マニアック。一見もっとお気楽にやってるイメージがあるかもしれんけど、とんでもないですわ。そういう心意気で言うと、ジャンルは違えどデキシード・ザ・エモンズに近いような気ぃしますなぁ。

まぁそんでも、このバンドはユカリねえさんのゴスペルに裏打ちされたパンチの効いたソウルフルな歌声に尽きるんやけどね。しかも、全然高貴な香りがせえへんのがええね。親しみやすいっちゅうか。それはそのままユカリねえさんのキャラクターにも当てはまることやけど。やっぱり、歌謡曲にしてもソウルにしても下世話なとこがないとあきません。最近は、朱里エイコ「北国行きで」のカバー曲に夢中なんですわ。
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by kesuike6 | 2005-04-22 01:37 | ALBUM(SINGLE)
カーネーション『RUNNIN' WILD JAPAN』@大阪バナナホール
一応、ライブレポ書きました(もちろん、ネタバレありです)⇒こちら
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by kesuike6 | 2005-04-17 16:22 | LIVE
音楽感謝vol.5
なんだかんだで今帰ってきました・・・。カーネーションのライブ@バナナホールはもちろん良かったです!で、そのライブレポは後で書くとして。それよりもまず伝えておきたいことは、6月にこんな素敵なイベントがあるよということ。

 『音楽感謝vol.5』
2005/6/4 sat @coffee house 拾得
 出演 : 鈴木祥子(弾き語り)
      関美彦&イージーピーセズ
      風博士 
2005/6/5 sun @京都クラブメトロ
 出演 : 鈴木祥子
      カーネーション
      RALLYPAPA & CARNEGIEMAMA

このブログを見て頂いている方にはもうおわかりのことでしょう。4日ももちろん素晴らしいですが、5日のラインナップはどう考えても僕のために企画されたとしか言いようがありません。スゴイです。どうせなら、サブタイトルを「けすいけナイト!」にしてもいいのでは?とにかく、なかがみさんに感謝です。ホントありがとうございます。(ライブ後、チケットを買おうと思ったら僕の目の前で売り切れたのは残念ですが・・・ぴあで買います)
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by kesuike6 | 2005-04-17 08:28 | LIVE
カーネーション2005全国tour 『RUNNIN’ WILD JAPAN』
いよいよ今日からカーネーションの全国ツアーが始まりますぞ!お時間のある人は是非!

 b0061611_2222245.jpg4/15(金) 名古屋 CLUB QUATTRO
 4/16(土) 大阪 バナナホール
 4/23(土) 福岡 LIVE HOUSE CB
 4/24(日) 広島 CAVE-BE
 5/07(土) 金沢 AZ
 5/13(金) 仙台 MA.CA.NA
 5/15(日) 東京 LIQUIDROOM ebisu
 
 CARNATION:
 ★直枝政広 NAOE Masahiro (Vo/Gtr) 
 ★大田 譲 OTA Yuzuru (Bass/Vo) 
 ★矢部浩志 YABE Hiroshi (Drums)
 support member:
 ★中森泰弘 NAKAMORI Yasuhiro (Gtr/Vo) from Hicksville 
 ★渡辺シュンスケ WATANABE Syunsuke (Key/Vo) from caferon

ちなみに、僕は明日のバナナホールに参戦します。なんせカーネーションのライブを観るのは半年ぶりなもので、もうすでにドキドキしております。今回はサポートメンバーを加えた5人編成なので、新曲はもちろん5人時代の曲もたくさん聴きたいですね。いやぁ~楽しみ、楽しみ。

「ロックとは何ぞや?」それはカーネーションのライブを観れば解かります。
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by kesuike6 | 2005-04-15 02:23 | LIVE
ザ・グルーヴァーズ 「CHARGED!」('98)
b0061611_16384754.jpgロックンロールとは最高にダサくて最高にカッコイイ最高に色っぽい音楽だと思ってるのですが、まさにグルーヴァーズはロックンロールです。僕にとってのロックンロールは、ミッシェル・ガン・エレファントではなくグルーヴァーズです。藤井一彦の男の色気ムンムンの轟音ギター、高橋BOB&藤井ヤスチカの腰にグイグイくる骨太グルーヴ、これをロックンロールと呼ばないのなら、この世にロックンロールなんて存在しません(ちょっと言いすぎ)。つまり、グルーヴァーズは僕の青春そのものなのです。

グルーヴァーズのアルバムはほとんど持ってるし、どれも最高だけど、とりわけこの『CHARGED!』の徹頭徹尾凄まじいテンションの高さとメロディーの良さは群を抜いてるのでは。このアルバムをフルボリュームでかけながらドライヴすれば、あなたはあっという間に事故を起こすでしょう。あるいは、部屋でヘッドフォンを装着してこれまたフルボリュームで聴いたりなんかすると、あなたは間違いなくギターを掻き毟る真似をして、下手すれば腱鞘炎を起こすでしょう。ほとんど暑苦しく、時にメロウで甘く、時に気だるく脱力、何度も言うけどこれぞロックンロールの真髄!中途半端は嫌いです。無敵の日々。

それにしてもジャケットが最高にダサいぜ、でも、そこが最高にチャーミングだぜ。やっぱり男はチャーミングじゃなきゃ。
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by kesuike6 | 2005-04-13 17:14 | ALBUM(SINGLE)
Willie Wisely 『She』('96)
b0061611_13144515.jpgおっ、このアルバム再発されるのかぁ。バッド・ニュース。ああぁぁぁ~やっぱりくるりの岸田くんの仕業か・・・ホンマ好きなんやなぁ。

僕の浪人時代(98年くらい)。京都のFM局α-Stationのくるりの番組をよく聞いていたのですが、岸田くんが異様に熱を帯びて薦めてたのが、このウィリー・ワイズリーの『She』。1曲目の「go!」という超ポップな曲がスピーカーから流れてきて、あっという間に気に入ってしまった僕は次の日には京都のレコ屋さんに向かっていました。当時は輸入盤でしか出ておらず、しかもかなりマイナーなアーティストなので、なかなか見つからなかったのですが、今は亡きヴァージンレコードで1枚だけ見つけて喜び勇んでレジへ持って行きました。で、そうこうしていると、くるりはFM802で番組をもつようになり、そこでもやはり岸田くんはウィリー・ワイズリーを熱烈に薦めていました。曲をかける前に岸田くんが言ってたのは、「前は京都に1枚だけあったんやけど、最近探したら無くなってた。」・・・あ、それ、きっと僕です。

『She』は様々なアイデアが詰め込まれた本当に優れたポップアルバムです。ウィリー・ワイズリーは90年代のトッド・ラングレンだと言っても決して言い過ぎではないと思います。ただ、お金が無かったのか、音がペラペラだし、ジャケットもかなりダサいです(笑)。でも、そんなことは全く気にならないくらいの曲の良さ。時代や流行から遠く離れたところで、ただひたすらグッド・メロディーをひっそりと奏でていたウィリー・ワイズリーさんはなかなかロックな人ではないかと思うのですが、どうでしょう?とにかく、こういう良質な作品が再発されることは喜ばしいことです。でも、売れるんかなぁ・・・。
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by kesuike6 | 2005-04-12 13:59 | ALBUM(SINGLE)
『Brinsley Schwarz / Despite It All』('70)
b0061611_17485946.jpg'70年に発表されたブリンズレー・シュウォーツの1stと2ndがセットになったお得盤。僕の大大大大好きなラリーパパ&カーネギーママ『dreamsville』という作品に対して、青山陽一さんが「ブリンズレー・シュワルツの1枚目とかを思い出しました」とコメントしていたのが心に引っ掛かっていて、いつか聴いてみたいなぁと思っていたのです。で、満を持して最近購入したのですが、これがすごくいいのです。

↓のオムニバス盤の中でruralという女の子バンドが素敵にカヴァーしている名曲「(What's So Funny 'Bout) Peace, Love and Understanding」のオリジナルを歌っているのがブリンズレー・シュウォーツです。この曲は後にエルヴィス・コステロも歌っているので、コステロのオリジナルだと思ってる人も多いかもしれないですね。あ、そういえば、ソフィア・コッポラの映画『ロスト・イン・トランスレーション』の中で、ビル・マーレーがカラオケで歌っていたのがこの曲でした。ブリンズレー・シュウォーツにはニック・ロウが在籍していたということで、いわゆるパブロックの文脈で語られることが多いバンドなのですが、ごく初期はまるでザ・バンドのようなアーシーなカントリーロックを鳴らしていました。実際、イギリスのザ・バンドと言われていたようです。

1st『Brinsley Schwarz』の1曲目「Hymn To Me」の恐ろしくテンポの遅いゆるゆるのイントロが流れてきた途端、こ、これはいかん、いかんぞ!部屋で独り思わずニヤケました。そして、このニヤケは2nd『Deapite It All』のラスト曲「Old Jarrow」までずっと止まらなかったのです・・・すいません、ちょっと嘘をつきました。実際は、そのあまりの緩さと心地良さに途中でウトウト寝てしまいました。春の優しく暖かい陽射しをしっかり浴びたふかふかの布団にくるまっているような、そんな音楽です。確かに、笑ってしまうくらいザ・バンドなサウンドだけど、ザ・バンドのような泥臭さや汗臭さはあまり感じないですね。ファルセットを効かせた爽やかで美しいハーモニーが、どこか英国紳士らしい上品さを醸し出しています。そうだなぁ、ザ・バンドの鳴らす音を聴くとすぐさま髭もじゃ顔を想像しますが、ブリンズレーの場合は綺麗に髭を剃ってる顔なんですよね。とはいえ、渋いですが。2ndの『The Slow One』という曲がとにかく泣けます。
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by kesuike6 | 2005-04-10 19:02 | ALBUM(SINGLE)
V.A. 『ようこそ夢街名曲堂へ!』('03)
こんな暖かい日にはこんなコンピ盤はどうでしょうか?最高に素敵な音楽を届けてくれるdreamsville recordsの日本人アーティストによるカヴァー曲中心のオムニバス・アルバム。全編リラックスした雰囲気が漂っていて、すこぶる気持ちいいです。春のそよ風のようです。

01. 黒沢秀樹&リトル・ギャング(真城めぐみ&片岡知子) / WELCOME TO DREAMSVILLE
02. clingon / 百恋
03. rural / (What's So Funny 'Bout) Peace, Love And Understanding
04. 安田しんニ&吉岡よすお / クエスチョンズ67&68
05. bice / Xanadu
06. SENTIMENTAL CITY ROMANCE with JEFFREY FOSKETT
/ SO YOU WANT TO BE A ROCK'N ROLL STAR
07. 青山陽一 / THE JOKER
b0061611_12254891.jpg08. 真城めぐみ&中森泰弘 / (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
09. ラリーパパ&カーネギーママ / 大寒町
10. instant cytron / Give Me The Tempo
11. 中野督夫 / マスカット・モーニング
12. Takako Kyo / IT'S YOU
13. Jamaican Cheek / 僕の最期

※03~09、12がカヴァー曲。06~09はライブバージョン。厳密に言うと、07は青山陽一&真城めぐみ&中森泰弘&黒沢秀樹、08は真城めぐみ&中森泰弘&青山陽一ですね。僕のお気に入りは03のrural。
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by kesuike6 | 2005-04-08 12:34 | ALBUM(SINGLE)