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よく聞く、あるいは特別な思い入れのある青山陽一の5曲
祥さんのとこで言ってしまった以上、やらねばなりませんです(笑)。いやぁ~正直、カーネーションよりも選ぶの大変だった・・・汗。思い入れと言われたとき、カーネーションはパッと数曲浮かぶんだけど、青山さんの場合は思い入れとはまた違うところにあるので選ぶのがめちゃくちゃ困難だった、はぁ泣きそう。とりあえず今まで触れたことのある「2つの魚影」「Bright Lights Bugcity」「空中遊泳ベイビー」「Free Bird」あたりは外して、5曲選んでみました。

1.「異常な夜、貴重な月」
これは青山さんが前に在籍していた伝説的なバンドgrandfathersの曲。それにしてもこの曲が収録されている『BBB』というアルバムはホント素晴らしくて今でもよく聴きます。どことなく青山さんのソロよりもgrandfathersの方がポップで聴きやすいような気がするし、完成度は言うまでもなく高いし、なんでメシャーデビュー出来なかったんだろう?不思議でならないですね。ていうか、15年も青山さんをインディーズで活動させた音楽業界はどういう耳してんねん!・・・ま、いいや(て、よくないけど)。とにかく、この曲はスゴイよ、パンチ効いてる。いきなりド頭からゾクゾクするようなサビのフレーズがドカッと、油断してたら飲みかけのお茶をこぼしそうになる。こういう展開、青山さんには珍しいかもしれないなぁ。クール&ファンキーに熱いロック魂を終始ギラつかせるセクシーな曲です。「異常な夜、貴重な月」という言葉のセンスも最高にイカしてる。あの間奏のぷる~んていうギターフレーズ(スライド?)、あれって「The Joker」かな。

2.「怪しげな恋」
真っ黒けなブルーズアルバム『Ah』より。ベストアルバムには入ってないけど、今でもライブで割とよく演奏されてる曲みたいですね。な、なに?青山さんが“恋”だなんて・・・でも、これって恋の歌なのか?ま、その前に“怪しげな”ってのがついてるから、普通の清い恋じゃなさそうだ。オトナの恋、イケナイ恋、不倫か?なるほど注目の映画館の地下通路で二人は会ってるんだな。でも、どうせ隠れて会うのなら注目の映画館じゃなくて寂びれた映画館の方がいいのでは?それにしても、“南米の料理本”って一体!?・・・と、妄想は果てしないですが。“蒸し暑くなる ボタンはずす やや時間がかかっている”うわー、こりゃなんてエロいんだ、お子ちゃまの僕には刺激が強すぎる。“明かりが消え もう少し近くへ”・・・嗚呼。

3.「DOUBLE TONGUE」
メジャーデビューアルバム『SO FAR, SO CLOSE』より。青山さん史上最高に騒々しいパワーポップチューン。目一杯ゴキゲンなナンバーですが、なんと言ってもサビのフレーズ“ベロがしびれてきたと思った”が強烈で。初めて触れた青山さんの作品がこのアルバムだったのですが、「最後はヌード」も十分強力だったけど、“ベロがしびれてきたと思った”には本当ヤられたというか、青山さんの世界に一気に引きずり込まれた感じがしましたね。サビで“ベロ”って、なんじゃそりゃ?この人、凄いわ、って。その時は、なんか新しいと思ったような気がするなぁ。まぁ新しいのかはよくわからないけど、とにかく青山さんにしか出せ得ない唯一無二の世界だと思います。でも、これはライブで歌うのキツそうだなぁ。

4.「Come And Go」
一人多重録音アルバム『Jaw』より。先行シングルとしてもリリースされてます。この曲も初めて聴いたときは心底驚いた。初っ端のフレーズ“好印象の真相のすべて”を“こ/いんしょう/の/しんそう/の/すべて”と歌う。“こ”って!?単語をお構いなしにぶつ切りにして、強引にリズムに乗せて行く。その思いきりの良さははっぴいえんども驚き拍手喝采、言うなれば青山陽一流ヒップホップか。リズムというよりもむしろ“間”で成り立っている音楽。またその“間”がゾクゾクするというか、色香が漂っているんだよな。そういえば青山さんもこの曲の中で言っている、“意外なそこにある音の中と外”。いや、ホントこんな音楽を聞いたことないし、なんと言ってもポップスとして成立しているのがスゴイ。

5.「花いちもんめ」
はっぴいえんどのトリビュート盤『HAPPY END PARADE』より。『Jaw』にもボーナストラックとして収録されてますが、こちらは作曲者の鈴木茂さん本人がスライドギターで参加している豪華版。このトリビュート盤にはハイセンスな人がたくさん集まってなかなか聴き応えのあるカヴァーが目白押しですが、それでもやはり青山さんのこのカヴァーが白眉です。スピッツみたいにほとんどコピー状態(なのに、スピッツの曲に聞こえてしまうのがスゴイ)っていうのも面白いけど、青山さんのカヴァーのようにオリジナルをダイナミックにぶっ壊して自分側に引き寄せるという手法も興味深い。この青山さんのを聴いたとき、あれっ?この曲こんなにお洒落だったっけ?下手すれば、オリジナルを台無しにしてしまう危険性もあるのだろうけど、そこは絶妙に美味く料理されているし、いや、むしろ、青山さんのカヴァーバージョンの方がこの曲の本当のあるべき姿なんじゃないかとさえ思ってしまう。大滝詠一でも細野晴臣でもなく、鈴木茂イズムを受け継いだ青山さんの尊敬の念と愛情が目一杯込められた最高のカヴァーだ。もちろん、しっかり俺流を忘れずにね。

・・・まぁとりあえず、こんな感じでどうでしょうか?許して下さい。青山さんの曲は同レベルで好きな曲がたくさんありすぎるので、あれも入ってないこれも入ってない状態。またそのうち第二弾をやるかもしれません(て、それじゃ意味ないな)。まだ青山陽一の音楽を聴いたことない人は是非CD聴いてみてください、どれ聴いても間違いないです。特に洋楽指向の人はビックリするんじゃないかなぁ。
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by kesuike6 | 2005-06-28 12:18 | OTHERS
上半期も・・・
そろそろ終わりですね、2005年。
ということで、ちょいとここいらで上半期を振り返ってみましょうか・・・
て、これはマズイ、ほとんど新譜を買っていないではないかっ。

 ・ANATAKIKOU 『sweet montage A』
 ・eels 『blinking lights and other revelations』
 ・Aimee Mann 『THE FORGOTTEN ARM』
 ・カーネーション 「獣たち」「ルネッサンス」「LADY LEMONADE」
 ・ラリーパパ&カーネギーママ 『Good Times Roll Vol.1』(CD-R)

我ながら酷い。これじゃ、振り返りようがないなぁ。もちろん、どの新譜も良かったけどね。
ちなみにテレビから聞こえてきていいなと思ったのは、木村カエラの「リルラ リルハ」です。
もうどうしょうもないので、下半期の展望はというと・・・

 ・カーネーション 「PARADISE EXPRESS」
 ・ラリーパパ&カーネギーママ 「黒猫よ、待て!」(8月中旬発売予定!)

おそらくこの2曲が音源化され、リリースされると思います。
言っておきますよ、この2曲は間違いなく'05年度自分内ランキング1位、2位を争う名曲です。
いや、ホント、マジです。ヤバイです。みなさんもめちゃくちゃ期待していて下さい。

おっ、そういえば、ラリーパパはマーク・ベノのバックバンドとして全国をまわるそうですね。
なんとかひとつでも行きたいなぁと思っております。「New Romance」聴きたい!
もちろんHYDEPARK MUSIC FESTIVALにも行きたいけど、さすがに厳しいなぁ。
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by kesuike6 | 2005-06-25 02:34 | OTHERS
イアン・サウスワース『200CDブリティッシュ・ロック』('03)
b0061611_16542154.jpgいきなり私的なことであれですけど、6月20日に26回目の誕生日を迎えまして(あーいやぁ、どうも、ありがとうございます!)。いよいよ20代も後半戦に突入ということで、もういい加減しっかりせなあかんなぁと思う今日この頃です。で、まぁ今回はその誕生日にちなみまして、僕と同じ6月20日生まれのイアン・サウスワースという音楽オタクの英国人が書いたチャーミングなブリティッシュロックガイド本を紹介したいと思います。

この世には数多のロックガイド本なるものが存在しておりまして、僕もよく立ち読みしたりたまに買ったりしますけど、今のところこのガイド本がダントツ一番好きです。僕がこの本に惹かれるのは、まずはやっぱり生粋の英国人が書いてるということ。著者のイアン・サウスワースはイングランド、ランカシャー州プレストン出身で現在はレコード店「カシミール・レコード」とレーベル「アンモナイト・レコード」を経営しているそうです(現在44歳)。生粋の英国人が選んだセレクションは日本人のものとは一味も二味も違うようで、マイナーなアーティストもたくさん出てくる(特にフォーク系が多い)し、いわゆる王道を少し外している感じとか、すごく新鮮。いや、違うか、生粋の英国人というより、イアン・サウスワース自身のセンスが捻くれているだけなのか!?ガイド本たるもの客観的でなければならないと考える生真面目なリスナーは彼の極私的なセレクトに眉をひそめるかもしれないな。そして、英国人らしい(て、当たり前か)毒とユーモアに富んだ文体も可笑しくて可笑しくて、普通に読み物としてもめちゃくちゃ楽しい(これは中山義男さんの翻訳が見事だとも言える)。ホント気に入らない音楽(例えば、カンタベリー・ミュージックなど)に対しては超辛口なので、その音楽が大好きな人はムッとするだろうけど、そういうとこもひっくるめて痛快で笑える。おまけに、音楽だけじゃなく、英国社会や文化についてもたくさん言及してくれているので、リアルな英国を知れて思いがけず勉強になったり。

b0061611_17403591.jpgあーあと、僕がグッとくるもう一つのポイントは、彼が“200+1”枚目に選んだのがなんと直枝政広『HOPKINS CREEK』であるということ!これは大きいね。以前カーネーションのファンクラブ会報でもイアン・サウスワースの『HOPKINS~』レビューが紹介されていたけど、彼はまったく日本語が分からないのにそれぞれの曲の真意をよく理解していて、僕は心底驚いた。嗚呼、本当に良い音楽は言葉の壁を超えるんだな、と。よく日本人ミュージシャンが海外デビューするとき、急に英語で歌い始めるけど、おいおい、あんたは日本語に誇りはないのか、今まではなんやったんや、とガッカリする(宇多田ヒカルなんて日本語の方が遥かにユニークだと思う)。イアン曰く、「ここ(『HOPKINS~』)にはぼくらが好む音楽がすべてあるのに、日本語で唄われているから無視されるというのは馬鹿な話だ。このアルバムは特別で、音楽の質はアホらしい言葉の壁の何倍も重要だということを、英国民に教えることになるだろう。」なんか嬉しい。『HOPKINS~』のUK盤リリースしてほしいな。

僕はこの本を読んでレコードを買ったことはないし、たぶんこれからもそんなにないだろうな(笑)。でも、大好きで大切な本。ありがちなロックガイド本に飽きてきた人にはお薦めです、強くは推しませんけど。でも、やっぱり同じ誕生日だからか、彼にはシンパシーを感じちゃいますね。まるで僕の18年後を見てるよう・・・か?

イアン・サウスワース+中山義男・著
『200CDブリティッシュ・ロック:1950-2003リアル英国音楽ディスクガイド』(立風書房)
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by kesuike6 | 2005-06-22 17:43 | BOOK
よく聞く、あるいは特別な思い入れのあるカーネーションの5曲
芸がないとか言いながら、でも、せっかくなのでカーネーションで5曲選んでみたいと思います。

1.「Garden City Life」
初めて聞いたカーネーションの曲はFMから流れてきた「It's a Beautiful Day」だけど、実際にCDを買ったのは『GIRL FRIEND ARMY』が初めてだった。全てこれがいけなかった。良くも悪くも見方が変わった、人生が変わった。僕の高校時代は、とにかくこのアルバムばかり聴いていた。聴くものに困ったら、とりあえずこれを聴いていればいつでもしっくりきた。周りは誰もカーネーションなんて知らなかったけど、僕には宝物だった。その頃から今も聴き続けてるから、間違いなく一番よく聴いているアルバムだ。ということは、必然的に1曲目の「Garden City Life」が一番よく聴いている曲ということになる。それでも、相も変わらずあのイントロのギターフレーズが聞こえてくる度にワクワクするのは一体どういうことなんだろうか?この曲の歌詞も大好きで随分と影響を受けた僕は強がるのをやめ、ちょっとだらしない人間になってしまった。

2.「Edo River」
歴史を遡ってカーネーションのCDを集めているうちに、僕もやっぱりこの曲には衝撃を受けざるをえなかった。それまでテレビから流れてくる歌謡曲しか聴いてこなかった僕にはこの曲は謎だった。当時ヒップホップなんて知らないし、この歌ってるんだか喋ってるんだか判別つかない曖昧な歌い方はとにかく意味不明だった。でも、なぜかめちゃくちゃ気持ちよかった。それまで経験したことのない気持ちよさ。ああー音楽って歌って自由なんやなぁと漠然と思った。後でこの曲がたった2つのコードで出来てることを知ってさらにその想いを強くしたし、それなりにいろんな音楽を聴いてきて知識も増えてきた今でもこの曲が謎であるということには変わりがない。

3.「New Morning」
こういうズシリとした骨太なバンドサウンドを聴いたのも初めてだったかもしれない。“だから吠えることをおぼえたのさ”というフレーズにロックを感じた。カーネーションをロックバンドとして意識したのもこの曲からだと思うな。今男臭い汗臭い音楽ばかり聴いてるのは、元を辿ればこの曲のせいかもしれない。とにかく力強くて勢いがあって気持ちを奮い立たせてくれる曲なので、新年1発目に聴く曲として僕の中で定番化している。間奏の棚谷さんのピアノプレイにも男の生き様を感じる、泣ける。

4.「からまわる世界」
この曲を聴いたのは随分前だけど、いいなぁ好きだなぁと思うようになったのはここ最近のこと。カーネーションの曲は多分にそういうことが起こりうるから気を付けなくちゃいけない。だから、やめられないのだけど。ヘヴィーな気だるいリズムに乗って、狂おしい恋心が悶々と歌われる。“意味もなく君に会いたくなったよ”最強のフレーズだと思う。きっとモテる奴にこの詩は書けないだろう。美しいだけが恋じゃない、どこまでもリアルなラブソング。この曲を聴いたら、世にはびこるラブソングがずべて凡庸に見えてくる。直枝さんは詩人としても天才。それにしても、最近、世界中がますますからまわってるような気がする。自分もからまわってるけど。

5.「OOH! BABY」
それまでの鉄壁の5人体制からトリオになってしまって、これから僕の大好きなカーネーションは一体どうなるんだろう?と心配でならなかった(ある意味、カーネーションの新曲を聴くのが生き甲斐でもあったし)けど、この曲を聴いてそんな不安も一気に吹っ飛んだ。ああ、大丈夫、行ける行ける!何と言っても、直枝さんが気持ちよく歌ってくれているのが嬉しかった。やっぱり、僕は直枝さんの歌が好きなんだと再確認した。もちろん、リズム隊の素晴らしさも。僕は冒頭の“鋼みたいに強い男なんてどこにいる?いやしないさ/晴れが続くと何故か不安になるしね/生きてるってそんなもんさ”という歌詞にはいつも勇気づけられる。決して諦めじゃなく、自分は強くないというところから生まれる強さってのもあるんだよと。直枝さんは一貫してそういうことを歌ってきてるんだろうけど、この曲はそれがストレートに潔く伝わってくる。僕は勝手に人生のテーマソングだと思い込んでます。

以上5曲、我ながらカーネーションの王道って感じの選曲ですね。よく考えたら、「OOH! BABY」以外はすべてアルバム1曲目ということで、カーネーションのアルバムのオープニングは名曲多しということでしょうか。この前の音楽感謝で聴いた最新曲「Paradise Express」も新たなカーネーションスタンダードとなりそうだし、これからも名曲がバシバシ生まれそうな予感なので相変わらず阿呆みたいに期待してます。それにしても、直枝さんはどれだけアイデアが豊富なんだろうと、もうドラえもんの四次元ポケットなんて目じゃないですな。次の新作は、またいつものごとくびっくりして嬉しくてニヤケちゃうんだろうなぁ。

■バトンを渡す5名
もしやりたい人がいたら、やってみてくださいな。
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by kesuike6 | 2005-06-19 14:16 | CARNATION
MUSICAL BATON
なるものがめんちかつさんとkura_moさんから廻ってまいりました。しばらくネット生活から離れている間に、このような動きが起きていたなんて。そうそうバトンといえば、中3の体育祭。当時は俊足だった僕はクラス対抗リレーに出たのだけど、見事バトンを落として最下位になったことありますよ。会場からお情けの拍手を浴びました(恥)。なので、今回はバトンを落とさないように頑張りたいと思います。

■今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量
基本的にアナログ派なので、パソコンで音楽を聴くなんて試聴以外ないですな。

■今聞いている曲
「頬うつ雨」 岸野雄一
ムーンライダースのトリビュートアルバム『Moon Bossa』より。このなんとも言えないトホホ感が哀愁あっていいですな。大好き。他にも、鈴木亜紀「花咲く乙女よ穴を掘れ」や直枝さんの「DON'T TRUST ANYONE OVER 30」なんかがお気に入りで、けっこうよく聴くアルバムです。

■最後に買ったCD
『Quench』 The Beautiful South
『The Closer I Get』 Hayden
昨日購入(ともに中古)。なんだか陽と陰という感じですな。これからじっくり聴き込みます。

■よく聞く、または特別な思い入れのある5曲
よく聞くと言われたらカーネーションばかりになるし、特別な思い入れと言われても結局カーネーションになってしまう(カーネーションだけで5曲選ぶのは酷だし)。それだとあまりにも芸がないんで、ここではふとした瞬間に異様に聴きたくなる曲というテーマで選びたいと思います。

「BUFFALO」 直枝政広
とは言うものの、直枝さんの曲なわけだけど(笑)。超名盤『HOPKINS CREEK』発売時の特典カセット『愛ゆえに、鉄』より。おまけにしておくのにはあまりにも勿体無いくらいの名曲だと思うし(A面の「月にかかる息」もそう)、直枝さんの曲の中でも個人的に密かにかなり上位にある曲。ロンサムなエレキギターの調べに乗せて、力強くも穏やかに歌われる詩があまりにも優しくていつも泣きそうになる。特に、最後の“君に救われた奴もいる”というフレーズにはホント何度も救われた(涙)。

「梅雨空」 ヨシンバ
2nd『ハズムリズム』より。文字通り今の季節になると思い出すし、梅雨生まれの僕は本能的にこの曲が好きなんだと思う。そして、こんなに素敵なラブソングはそうそうないだろうな。僕が映画監督なら、この曲を題材にして映画を撮ってみたい。はちみつぱい「ぼくの倖せ」にも通じる極上のセンチメンタリズム。

「じゃっ夏なんで」 かせきさいだぁ
1stアルバムより。これはもちろん夏。夏祭りの人混みと熱、屋台でほおばる食い物はなぜか異様に美味いし、浴衣姿のあの娘はいつもより色っぽく見える、下駄の音、花火の爆発音、蝉の声、金魚掬い、水風船・・・嗚呼、林檎飴が食いたくなってきた。夏だけでなく、なんとなく田舎の匂いを感じたくなった時にも聴く。僕のノスタルジーの全てがこの曲の中にある感じというか。

「See The Sky About To Rain」 Neil Young
『On The Beach』より。陽炎のようにゆらゆら不安定なウーリッツァーの響きと頼りなさげなニール・ヤングの歌声に妙に励まされる。これもやっぱりセンチメンタルでノスタルジック、結局女々しい奴なんだな僕ぁ。これじゃあ、あんまりなので・・・。

「Jumpin’ Jack Flash」 The Rolling Stones
とにかく自分に喝を入れたい時に爆音で!やっぱり、ロックンロールです。

■バトンを渡す5名
バトンを落とさないようにとは言ったものの、どうやら僕の周りのほとんどの人たちのところに廻ってしまってるようで・・・。とりあえず、今までこのブログに一度でもコメントしてくださってまだ廻ってなさそうなブロガーさんに廻したいと思います。
  「木崎湖畔より」のFunky-Uさん
  「ハウリングライヴ」のkoorogi66さん
  「ハナウタまじりで***」のkunikoさん
  「somewhere in time」の殿さん
  「ラストダンスには早過ぎる」のBOBくん
特に連絡はしませんし見てくれるか分からないけど、よろしくお願いします(別に無視して下さってもいいですので)。
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by kesuike6 | 2005-06-18 12:08 | OTHERS
Aimee Mann 『The Forgotten Arm』('05)
鈴木祥子さんの歌を聴いていると、どうしても思い出してしまうのはエイミー・マン。祥子さんももちろん好きだけど、僕はエイミー・マンに無性に惹かれる。女性の強さであったり弱さであったり、表現しようとしていることは二人とも共通していても、祥子さんの場合はそれがあまりにも感情的に迫ってくるので圧倒されて居たたまれなくなることがある(日本語だというのもあるけど)。一方、エイミー・マンはより控え目でクール、表には出さなくても心の奥底で燃えているタイプ。ただ、それだけに彼女の歌はどうしようもなく地味。でも、僕はその地味さがどうにも愛しくて。彼女の歌は僕の心にスーッと滑らかに穏やかに響いてきて、やんわり気持ちが落ち着いたり、じんわり切なくなったり・・・僕の生活の側にそっと居てくれる音楽。

b0061611_11254517.jpgそんな彼女の最新作『The Forgotten Arm』も、相変わらず地味だ。これと言った突出した超名曲はないけど、全12曲一通り聴き終わると「嗚呼、素晴らしい・・・」と溜め息混じりに思わず口から漏らしてしまうトータリティーの高い傑作。そもそもトータリティーの高さは今までの彼女の作品でも当てはまることだけど、今作はさらに高い。それもそのはず、一つの物語を12篇の歌で表現しているコンセプト・アルバムだから。70年代アメリカを舞台にしたある男女(男はボクサー)の出会いと別れを描いたロード・ムーヴィー仕立てになっていて、音もその70年代の古き良きアメリカ音楽を意識した余計な装飾のないアーシーで骨太なバンド・サウンドで統一されている。それこそ女版ザ・バンドといった趣だ(ということはつまり、それだけで僕はこの作品が大好きということになるわけだが)。そして、彼女の歌は相変わらず素敵だ。これもきっと地味な印象を与える一因だろうけど、彼女の歌には起伏というものがあまりない、メロディーラインにしても音域にしても。時を刻む時計の針のように、淡々と流れて行く。なのに、何度聴いても飽きずにグッとくる。時の流れは一定でもその時々の感情によって速く感じたり遅く感じたりするが、それと同じように彼女の歌も淡々としているがゆえに聞き手の感情によって聞こえ方が変化する。やたらドラマチックで押しつけがましいだけの歌は自分の感情とピッタリ当てはまるときは良いが、それ以外だとうざったく感じるし飽きるのも速い。エイミー・マンの歌はいつ何時どのような感情でもどこかしらでフィットしてくれる。だから、彼女の歌は僕の生活の側に居てくれるんだろうし、僕はそういう歌がやっぱり好きだな。
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by kesuike6 | 2005-06-08 12:22 | ALBUM(SINGLE)
音楽感謝vol.5
2005年6月5日(日) PM6:00~ @京都クラブメトロ
出演者:鈴木祥子/カーネーション/Rallypapa & Carnegiemama

いよいよこの日がやってきたよ。
僕の整理番号は音楽感謝にちなんで39(サンキュー)だよ。
がっつり楽しんできます。京都は暑いだろうな。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ということで行ってまいりました、音楽感謝。相変わらず濃厚でとても幸せな一時を過ごさせてもらいました(ていうか、このメンツで楽しくないわけがない!)。とにかく、ラリーパパ&カーネギーママに感謝、カーネーションに感謝、鈴木祥子さんに感謝、こんな素敵なイベントを企画してくれたなかがみさんに感謝、そして、音楽に感謝。もう感謝感謝感謝感激です。

ミラーボールがくるくる回っている会場の京都クラブメトロはお客さんギッシリ。しかも、祥子さん効果なのか、なんだか男率が高い。客席はフラットでステージがそれほど高くないので、僕のような身長の低い(直枝さんと同じくらい・失礼)人間には正直見え辛かった(前回はそうでもなかったのだけど)。それがちょっと残念。普段は背が低いことに対して別に何も思わないけど、こういうときはさすがにジャイアント馬場が羨ましいよ。て、別にそんなことはどうでもいいのだけど・・・まぁクラブだから。では、それぞれ印象に残ったことを。

b0061611_530411.gifトップバッターは僕の一押しラリーパパ&カーネギーママ。おそらくお客さんのほとんどがカーネーションや鈴木祥子ファンで、ラリーパパのことを知らない人も多かったようだし、ラリーパパにとっては地元関西在住のバンドとはいえアウェー感漂う雰囲気でやりにくい部分が多分にあったと思います(観てる僕もちょっぴり辛かったり)。でも、そんな雰囲気の中でも、ラリーパパはリラックスしつつ密かに熱を帯びたいつも通りのライブパフォーマンスを見せてくれました(MCの緩さもいつも通り・笑)。今回はドラムレスのセミアコースティックという形態だったので(僕は初見)、いつにも増してリラックスムード(まったりムードと言った方がいいのかな)、且つグレイトフル・デッド度もより濃厚に。この形態だと、クラリネット&サックスの浦さん大活躍ですね。例えば、フルバンドならガンホさんの轟音ギターソロで盛り上がる部分を、この形態では浦さんのクラリネット&サックスが代わりにソロを弾いてたり(それがまたカッコイイんだ!)。それにしても、浦さんの加入はホント大きいっていうか、浦さんが入ったおかげでラリーパパはますます唯一無二の存在になってきてるような気がします。ザ・バンドでもデッドでもはっぴいえんどでもはちみつぱいでもない、最早ラリーパパでしか出せ得ないノリやサウンドが確立されつつあります(なんか偉そうなこと言ってますな)。「冬の日の情景」のあの壮大なスケール感なんて誰にも出せないよ。とにかく、ラリーパパはめちゃくちゃ面白いバンドなんや!ってことを今回のライブを観ても思ったし、みんなに声を大にして言いたいのだけど、果たして今日初めて彼らのライブを観た聴いた人たちに伝わったのだろうか?伝わってて欲しいな。あ、そういえば。「黒猫よ、待て!」という曲を聴いたら確実にみんなビックリすると思うのだけど、今回はやらなかったですね。やっぱりドラムがいないと出来ない曲なのかなぁ。そのことは個人的にちょっと寂しかったけど、ラリーパパの歌心は十分に伝わる良いライブだったと思います。
【夢の街へ/まちとまち/風の丘/風にのって/夏の夜の出来事/どこへ行こう/あの空は夏の中/冬の日の情景(←こんな感じやったと思います。順番は怪しいです)】

b0061611_5293244.jpg続きましては、音楽感謝ではすっかりお馴染みカーネーション。音楽感謝でカーネーションを観るのはこれで3回目だけど、過去2回とも非常に充実した素晴らしいパフォーマンスを見せてくれていただけに今回も否応無しに期待していました。いやぁ~見事にやってくれましたよ、今回も。音楽感謝のカーネーションはもう間違いないね!ひょっとするとこの前のバナナホールでのワンマンより良かったのではと思うほどだった。なんといっても選曲が僕好みというか、最近やってくれないと嘆いていた「OOH! BABY」と「やるせなく果てしなく」(さすがに泣いた)をやってくれたのだから(ありがとう!)、それだけでもう満足だったりして。「ANGEL」を含めたこの3曲はつくづく超がつく名曲だし、トリオ・カーネーションのスタンダードナンバーだとも言えるだろうから、これからもずっと歌い続けて欲しいな。それにしても、「OOH! BABY」での矢部さんのドラムの叩きっぷりはいつ観ても感動的、魂の込め方が半端じゃないし生き様をひしひしと感じる。ドラムで救われるなんて感覚、これはホントにスゴイよなぁ。そして、そのような過去の名曲だけでなく現在進行形の新曲も惜しげも無くすべて披露してくれました。どうやら今のカーネーションはR&Bに傾倒しているようで、どの曲もファンキーで男前黒光り、腰にグイグイきますね。「ルネッサンス」「獣たち」はかなり渋めですが、「LADY LEMONADE」はサビがすこぶるキャッチーで爽やかだし、これならそれこそレモネードのCM曲にしてもいいくらい(ていうか、レモネードって今売ってるのかな?)。で、今回初めて聴いた最新曲「パラダイス・エクスプレス」は前3曲の要素を兼ね備えたかなりの名曲ではないだろうか。「ルネッサンス」に似たシャープなイントロからサビは一聴してすぐ覚えてしまいそうなくらいキャッチー、曲調がガラッと変わってサビに向かって盛り上がっていく曲構成もお見事、改めて直枝さんor矢部さんの天才メロディーメイカーぶりに感服脱帽。この曲は正式な形でリリースしてほしいな(そして、売れて欲しい!)。他にも、久々に聴いた「LEMON CREME」やお間抜けでキュートなアレンジの「60w~」が聴けて嬉しかった。そう言えば、僕が初めて「ANGEL」を聴いたのは2年前の音楽感謝で、あの時の感動を今でもはっきりと覚えているのですが、そういうこともあって「ANGEL」が音楽感謝のテーマ曲のように僕には響いています。いやホント、音楽感謝のカーネーションは間違いないよ!
【LEMON CREME/ルネッサンス/獣たち/LADY LEMONADE/REAL MAN/60wはぼくの頭の上で光ってる/OOH! BABY/パラダイス・エクスプレス/BLACK COFFEE CRAZY/ANGEL/やるせなく果てしなく(←これも順番あやふやです)】

b0061611_2181142.jpgそして、もちろんトリは直枝さん曰く世界一のシンガー鈴木祥子さん。祥子さんのライブを観るのは2年前の京都タクタク(カーネーションがゲスト)以来2度目です。その時もそうだったのですが、とにかく祥子さんがステージ上にいるだけで絵になるというか、神々しいオーラが出まくりで眩しいです。祥子さんの歌声や言葉もあまりにもストレートにダイレクトに心に響いてくる、彼女の歌は嘘が無く正直で本当に素晴らしい。でも、やっぱり反則だよな、彼女の歌は反則、いちいち泣かされそうになる。それこそのめりこんで聴き入ってしまったりなんかすると、痛々しくてどうしようもなくなる。だから、彼女の歌を僕はぼんやり聴くのです。今回はカーネーションがバックということなので、できるだけカーネーションのプレイを堪能しようと。それにしても、祥子さんとカーネーションとの相性はバッチリですね。単なるメインとバックという関係ではなく、なんかもう互いが互いに恋してる感じ(そんなラブラブぶりを見せつけられても困っちゃうよ・笑)。で、カーネーションのバッキングを見ていて改めて思ったのだけど、この人たちはつくづくポップな人だなぁと。彼らの出すフレーズのひとつひとつが呆れるくらいポップ゚なんだよなぁ。だから、そういう意味では、カーネーションの骨身に染みついたポップ感覚と祥子さんのヘヴィーさとがうまく中和されて、上質なポップスとして成り立っているのがすごく良かった。僕が特に印象に残った曲は、パティ・スミスのカヴァー(「フレデリック」めちゃくちゃイイ曲)や新曲「忘却」、直枝さんも好きだという「シュガーダディベイビー」、ニール・ヤング魂炸裂「paingiver」、どちらかというと古い曲よりも最近の曲の方が僕は好きなんですかね。今月の21日にバナナホールで祥子さんのワンマン(withカーネーション)があるそうですね。僕はこれくらいでちょうどいいので、ワンマンは遠慮しときます(笑)。
【愛の名前/危ない橋/シュガーダディベイビー/水の冠/Happiness/Frederick(Patti Smith)/忘却/Miss Cradle(Carnation)/LOVE/IDENTIFIED/True Romance/僕たちの旅/ラジオのように/paingiver(←めんちかつさんのとこから拝借)】

終わってみると、約4時間近くが経過していました。でも、あっという間でした。
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by kesuike6 | 2005-06-05 10:54 | LIVE