25歳のボクがザ・バンドの本当の良さなんて理解っていないかもしれない。でも、ザ・バンドはなんかやっぱり好きだ。見た目も演ってる音楽もめっちゃ渋いけど、ボクにはなぜか妙にポップに聞こえる。聞こえるんだから仕方ない。
ザ・バンドはほとんど全員(ていうか、ガース以外全員)がリードボーカルをとることができる。しかも、みんなホントにいい声をしている。反則。ボクは基本的に歌ものが好きだから、ボーカリストの歌声はかなり重要である。せっかく曲が良くていい詩を書いていても、歌声が肌に合わないとそれだけでもうのめり込んで行けない。ボクが最も惹かれるのは、上手い(巧い)ボーカリストではなく、美味い(旨い)ボーカリストである。つまり、味のあるボーカリスト。はっきり言って、歌唱力なんてほとんど関係ない。むしろ、少し下手なくらいの方がグッとくる。味はトレーニングすれば出るようなものではなく、その人の人生や思想や音楽への愛情など目に見えない精神性が滲み出たものであると思う。ボクはやっぱり単なるBGMのようなものには興味がないし、いちいち心を揺さぶってくる目一杯うざったくて暑苦しいのが好きだ。 この曲は、そういう意味での究極だ。リチャード・マニュエルの魂の奥底から絞り出したかのような不安定な高音と耳に脳に心臓にベットリべとつく粘り気。ボクは痺れて動けない。そして、涙。こんな凄まじい名曲が1曲目に入っているデビュー作『MUSIC FROM BIG PINK』も当然素晴らしいアルバムなのだ。
by kesuike6
| 2004-12-26 01:09
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