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気まぐれヒットチャート2005 【決定版】
2005年も残すところあと2日ということで、毎年恒例のやつをやろうかなと思います。昨年も買った新譜の枚数は恐ろしく少なかったわけですが、今年はさらに輪をかけて少ないです、相当ヤバイです。10枚あるのか!?と言った感じです。僕の場合、新譜に関しては、冒険はせずにしっかり吟味して、その時々の気分にバッチリ当てはまるだろうものしか買わないので、それがたまたま10枚くらいだったということです。まぁ今年はやっぱりお馴染みのカーネーションも青山陽一さんもラリーパパ&カーネギーママも新アルバム出してないっていうのが、寂しいというか(その分、2006年は期待大!)。でも、その代わりと言ってはなんですが、新たなヒーローが出てきてくれたので、随分救われました。なので、結果的には今年も満足行く音楽ライフを過ごせたと思います。

では、さっそく行ってみよう!



気まぐれヒットチャート2005 【決定版】_b0061611_1616763.jpg★心のベスト8~新譜ALBUM~
1.ジャック達 『MY BEAUTIFUL GIRL
2.ウォーターメロン砦 『ウォーターメロン砦
3.福岡史朗&BOXCOX 『SUN TIGER
4.Aimee Mann 『THE FORGOTTEN ARM
5.eels 『blinking lights and other revelations
6.大西ユカリと新世界 『昭和残唱
7.BIG STAR 『IN SPACE
8.カーネーション 『RUNNIN' WILD LIVE

もちろん、新たなヒーローとはジャック達。『MY BEAUTIFUL GIRL』には、ホント心底参った。それこそカーネーションの『GIRL FRIEND ARMY』や『LIVING/LOVING』以来の衝撃と言ってもいいかもしれない。CDを聴いてすぐさまライブを観に行くという、僕にとってすごく珍しいことが起きてしまった。この作品を聴き始めた頃は、こうこうこういうところが良いだとか言えたのだけど、聴く度に分からなくなっていった。本当に好きなものは、得てしてこんなものだ。言葉で説明なんてできやしない。ただ、ひとつ言えるのは、最高にやるせない、ということ。とりわけ「My Beautiful Girl」「みみずく」「地球はまわる」は号泣必至、ハンカチいくらあっても拭い切れない。やるせないロック、僕が一番聴きたいのはこれだとジャック達は改めて気付かせてくれた。『ウォーターメロン砦』も負けず劣らず素晴らしい作品だ。西村哲也さんの力強く深遠な歌心に驚きと共に感動せずにはいられなかった。「キッチン・ミュージック」を聴いて、僕は小さい頃に見たあまりに壮大でセンチメンタルな濃いオレンジ色の夕焼け空を思い出して、また泣いた。『SUN TIGER』は奇妙に捩れてるのになぜだか心地良い、とても不思議な作品。いつかどこかで聞いたことあるようで聞いたことのない音楽、つまり、それはロックとしか言いようがない。以上の3作品をベストアルバムに挙げる音楽評論家なんてきっといないだろうし、世間からも随分ズレているのだろう。でも、やっぱり信じるのは自分の耳しかない。

エイミー・マンとイールズの新譜は淡々としていて穏やかだけど奥底はものすごく熱い。この人たちの歌はいつでも芯がぶれないし説得力がある、そして、どこか哀しい。大西ユカリと新世界の『昭和残唱』は、ずっと聴きたいと思っていた昭和歌謡のカヴァーアルバム。選曲のセンスといい、アレンジといい、昭和歌謡愛をひしひし感じる、さすが。ユカリ姐さんの人情味溢れるパンチの効いたソウルフルな歌に酔いしれる。ビッグ・スター『IN SPACE』はなんと30年ぶりの新作。とはいえ、決して力みは無く肩の力がいい具合に抜けた爽快なロックンロールだった。アレックス・チルトンの歌とギターはやっぱり大好きだ。『RUNNIN' WILD LIVE』はライブ盤だし入れないでおこうと思ったけど…やっぱり。曲数が寂しいのと個人的に聴きたい曲が入ってなかったりするので満足には少し足らないけど、轟音ロック絵巻「ぼうふら漂流族」と新曲で超名曲「PARADISE EXPRESS」が聴けるのはすごく嬉しい。スピーカーから聞こえる音をそのまま録音しているのでサウンドは迫力十分、カーネーションのライブの熱量はリアルにしっかり伝わってくる。ロックンロールの真髄、ここにあり。


気まぐれヒットチャート2005 【決定版】_b0061611_16151855.jpg★上記以外で今年ハマったアーティスト7
1.Glenn Tilbrook / Squeeze
『The Incomplete Glenn Tilbrook』『One For The Road(DVD)』
EAST SIDE STORY』『sweets from a stranger』『DOMINO』
『BIG SQUEEZE』
2.Neil Young & Crazy Horse
ZUMA(再評価)』『YEAR OF THE HORSE(DVD)』
「シケイロスのように(カーネーション)」
3.Alex Chilton / Big Star
『cliche』『A Man Called Destruction』
『#1 Record』『Radio City』『THIRD / Sister Lovers』
4.Barry Mann : 『Lay It All Out』『SURVIVOR』
5.玉川裕高 with Freebo : 『玉川裕高 with Freebo
6.久保田麻琴と夕焼け楽団
『ハワイ・チャンプルー』『ラッキー・オールド・サン
7.Jerry Garcia / Grateful Dead
GARCIA』『Jerry Garcia Band』「Smoke Gets In Your Eyes」
STEAL YOUR FACE』『THE CLOSING OF WINTERLAND(DVD)』


Thank you for the great ROCK'N'ROLL music!!!
by kesuike6 | 2005-12-29 16:41 | 気まぐれチャート
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