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CLOCKWORK PORK PIE HATS@拾得
CLOCKWORK PORK PIE HATS@拾得_b0061611_12254558.jpgCLOCKWORK PORK PIE HATS
(西村哲也 Gt/中島かつき Ba/五十川清 Dr/大前チズル Key)
ゲスト:ワンダー
2006/12/08(Fri)@京都・拾得
START 19:00

おはようございます。昨日は何とか無事に帰宅できました。なんだぁ、電車ってけっこう遅くまで走ってるんですね、お疲れ様です。しかも、乗客が異様に多い、みんなこんな時間まで何してるんでしょうか?て、僕はライヴに行ってたのだ。西村哲也バンドCLOCKWORK PORK PIE HATS初のワンマンライヴ@拾得。

「GOOD BYE」に始まり「幸せな人生」で終わる、そりゃあもう筆舌に尽くせないほど感動的なロックンロールショーだった。僕もそれなりにいろんなバンドの凄いライヴを観てきたつもりだけど、間違いなく今までで一番僕のロック魂が奮えた。メロウな「スノーバード」の静かな余韻から突如として爆音ブルーズロック「何でもいい」の豪快なイントロが鳴り響いた瞬間、五十川さんの鬼のドラムソロ、「HEY HEY」で完全にイっちゃった西村さんのエレキギター歯弾き足弾き放り投げ、僕はもう終始鳥肌が立ちっぱなしだった。天国のジョンよ、喜べ、ロックンロールはまだ死んでねえぞ!暴れる西村さんをニコニコ見守りながらも、その熱にしっかり呼応するバンドメンバー(西村さんはギターソロ中にノッてくると度々腕を振り上げるのだが、それがソロ終了の合図なのか分からず混乱してズレる場面もいくつかあったけど(笑)、それもライヴの醍醐味)。その様子を見た僕は、西村さん本当に良いメンバーに巡り合えて良かったねぇ、と親戚のおっちゃんのごとく勝手にしみじみ目頭が熱くなっていた。そのメンバーとの出会いについて西村さんは「偶然」とおっしゃってましたが、オーラの泉的に言えば、それは「必然」なんです。だって、こんなに素晴らしい歌心のある音楽を真摯に創り続け歌い続けてるのだから、ロックの神は見放すわけないですよ。必然なんです。そんなバンドの一体感抜群な轟音エレクトリックセットだけでなく、しっとりと聴かせる弾き語り(改めて曲の良さに感動)やワンダーさんとのグッドタイミーなセッション(「Across The Universe」演ってくれて、ありがとう!)も交えつつ、最後まで全く飽きさせない緩急自在な構成はバッチリ僕好みだった。そして、拾得の音と雰囲気はやっぱり最高!

けれど、とにかく残念だったのは(ていうか、勿体ないと言うか、悔しいと言うか)、お客さんの入りが寂しかったこと。ほとんど貸しきり状態(そんな状況でも全力で演奏してくれたメンバーに感謝!)だったので、考えようによっては贅沢と言えばそうなんだけど、やっぱり良い音楽は良いライヴは出来るだけ多くの方に体験してもらいたいのです。それでライヴ終了後、「キリンジよりこっちの方が良かったんちゃうかなぁ。そりゃあもちろんジャンルは違うし比べようはないけど」めんちかつさんと「これはもう間違いなく京都一のバンドやね」popholicさんとで作戦会議、この素晴らしきロックバンド“PORK PIE HATS”を世に知らしめる為に俺たちゃ一体どうすりゃいいのか?なんだ単なるファンのくせに厚かましい、と文句の一つでも言われそうですが、だってさぁやっぱりPORK PIE HATSのライヴいっぱい観たいんだもの!ファンにとっても切実な問題なのです。で、そうやって三人でああだこうだ話し合っていると、いつの間にか打ち上げにも混じっていて、ライヴの感想や僕らなりのアイデアを西村さんに言ってみると、「なんか元気出てきたよ」とおっしゃってくれました。それに「3ヶ月に1回くらいはバンドでライヴやりたい」ともおっしゃっていたので、回数を重ねるごとにファンの数が増えるように、僕も微力ながら力になれればと思います。

PORK PIE HATS、ホンマにええバンドやで!観なきゃ損やで!

≪演奏された曲目(順番忘れた)≫
GOOD BYE:ウォーターメロン砦:ストロベリー・ブルーズ:キッチン・ミュージック:スノーバード:何でもいい:夕方の歌(弾き語り):キャンディ(弾き語り):グレートフルハウスリミテッド(弾き語り):ニューオリンズ(ワンダー):ミルクセーキ(ワンダー):Across The Universe(The Beatles):砂のコリン:ひまわり:エレクトリック・ラバー:HEY HEY(赤い汽車に乗って)
悲しみのキトゥン:幸せな人生
by kesuike6 | 2006-12-09 12:28 | LIVE
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